2014年8月30日。
パンダの結婚式。
そう、その名の通り、パンダの結婚式です。
このブログを読んでくれている私の知り合いで、
インドネシアに来た事のある人は99パーセント知っているであろうパンダ。
動物のパンダではなく、パンダというあだ名の友達です。
日本語が堪能な彼は現在日本に留学中で、
婚約だけ済ませていたのですが
今回は結婚式を挙げるために一時帰国してきました。
彼についての説明は、いくらでもすることができるので敢えてしませんが、
5年前に私が初めてインドネシアに来たときからの友達で
私が今回インドネシアに住むようになるまで、
ずっと私とインドネシアをつなぎ止めてくれていた人で
私が住み始めたときも、住んでからも
ずっとずっと助けてくれていた大切な友達です。
なので、本当に嬉しい気持ちでいっぱいなのです。
ここで、一度私個人の話に戻りますと
私は人生で、4回の結婚式に出席したことがあります。
その1回がアメリカで、3回がインドネシアという脅威のネシア率。
今回で4度目となります。
そんなわけで、ネシアの結婚式は、
言って見れば、慣れっこ。
日本の結婚式は何一つ知らないけど、
ネシアの結婚式については、いくらかお話できることもあります。
でも、今回はちょっと違いましたね。
パンダが結婚するということは、すなわち
ご両親に関係する政府の人や
パンダが卒業、そしてアシスタントを勤めた大学の教授陣
そしてデザイン事務所の仲間や仕事に関係する人たち等など
とにかくもうバンドン中のインテリが集合する式になるわけです。
巨大な施設でやったというわけではないのですが
式場の場所は街の中心地にある施設で執り行い
料理の質も高く、種類もかなり多く
ギャルソンたちの接客の質もすごく高い。
すべてのクオリティが違いました。
でも今回一番よかったのは
Akad Pernikahan から参加したこと。
Pernikahan とは結婚式のことで
Akad Pernikahan は、結婚式の前に行われる、誓いの儀式で
私はこれに参加したのも、呼ばれたのも初めてでした。
(Akad は 契約 の意)
これに参加するのは、新郎新婦と深い関係の人ばかりなのです。
そこに呼んでもらえたのは、外国人としてとても誇らしく思います。
結果からいいましょう。
私は感極まって泣きました。ホロリ。
正しく言えば
ネシアの伝統的なAkad Pernikahanの形式に泣かされたと言うのが正しいのかもしれません。
他の友達はこのAkadを見てさえもいなかったので
これが一般的な形式に乗っ取った誓いの式であることは想像できます。
それが、ネシアの人々にとってありきたりでつまらないものであっても
事が形式化するには、そこに至るまでの
「この形が誓いの儀式にふさわしい」
という思いがあって出来上がったものだと思うので
初めて見た私を感動させたことには充分納得がいきます。
ま、私結構何見ても感極まって泣くんですけど。ね!
パンダの結婚式はアホほど写真を撮ったので
いくつかのパートにわけてご報告したいと思います。
カメラをセッティングせずに撮ってしまったので
露出がぼろぼろでピントもあってないような写真ばかりなのですが
日本にいるパンダの友達には
嬉しい報告となることを祈っています。