2014年4月20日日曜日
ふしぎなアメ
この前友達とメールをしていた時に
"経験値"
という話が出て
ちょっと思った事がある。
インドネシアに来て、
人生の経験値を普通に生きるよりもグッと早く稼いでいる気がした。
どうして「稼ぐ」っていう表現をしたかというと
ポケモンに
「ふしぎなアメ」というアイテムがあって
それを使うと持っているポケモンのレベルが1つあげられるのを思い出したからなんですね。
これはゲーム内では通常、最後までプレイしても1個とか2個しか手に入らない
すごく貴重なアイテム。
普通、ポケモンは
戦闘をたくさんして、敵と戦っていって
段々と経験値があがっていって、初めてレベルが1つあがる。
一番最初のLv.1からLv.2になるのは容易い。
でも段々敵が強くなってくるので、例えばLv.40からLv.41になるのはとっても大変なんです。
強くなればなるほど、次のレベルになるのは難しくなる。
それがなんとなく
人生に例えられるような気がして。
子供の頃はとにかくなにもかもが新しくてどんどん経験値を稼いでいくけれど
大人になるほどそういうものは少なくなって来る。
でも、インドネシアでは子供の時のように
すべての事が不自由で不可解で新しい。
ピコーンピコーンってどんどん経験値が増えていっている気がする。
なんというか、それがゲームで「ふしぎなアメ」のような裏技的なアイテムを使っているような
そんな気がしている。
大学の時に、初めてマトモにポケモンをやって
ポケモンマニアの友達と、ポケモン勝負をしたことがある。
まあ、超初心者の私と、超マニアの友達じゃあ初めから勝負にならないってことで
私がポケモン6匹、友達が2匹で戦ったんだけど
友達のポケモンはほぼ無傷で、私のポケモンは全滅で終わりました。
もちろん知識とか、戦いに慣れていないってこともありますけど
大きくはこれは「努力値」の違いってやつらしく
ふしぎなアメや育て屋(自分の変わりにお金を払って育ててもらえる)なんかを使っている私のポケモンじゃ勝てないってことなんですね。
ふしぎなアメなんかを使うと、通常戦闘で溜まるはずの「努力値」を稼がないままレベルアップしてしまうので
本質的には弱くなってしまうという副作用があるわけです。
それがまた、なんとも皮肉でして。
人生というものからゲームが発生しているわけで
ゲームを人生になぞらえるのは、てんでおかしい話なんですけど
なんとなく、そういう気がしました。
っていう。
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