良い言い方をすれば、
私は1日を24時間に合わせるということがなかなか出来ませんで
何かプロジェクトがあるときは1日睡眠時間2時間なんていうこともあれば
何も無い日は夕方に起きることもあるし
何日間も全く寝ないで過ごすことも
よくあります。
人の家に行くと、環境が違うのでほぼ確実に寝付けないのですが
友達を起こすといけないと思ってベッドの中でじっとしていて
早朝になってやっと眠りに落ちるのが幼少の頃から常ですが
そうなると、もちろん昼前くらいなって起き始めるわけです。
性格は図々しいくせに、こと「寝る」に関しては繊細なのです。
なので人様の家に行くと「昼間まで寝ててだらしないやつだ」とよく思われますが
(実際そうなんですけど)
インドネシアでこの “朝” の基準が大変に厳しい。
日本では一般的に、休日に人の家で起きる時間は 朝7時半くらいですか?
既に私はこの基準時間をクリアできないわけですが
ネシアは朝の4時半くらいには起きてないと「なんてだらしないやつだ」と思われます。
なので、普通にきちんと起きれる人も、ネシアに来たらだらしない認定されかねません。
毎日朝4時半起きで、よく体力もつなぁと最初の頃は思っていたのですが
ここ1年くらいで分かった事は
ネシアムスリムは、早朝起きない人間には厳しいが、昼寝する人間にはめっぽう優しい。
こちらに移り住んだ当初、まだ20歳前後の若い子たちとばっかりつるんでいたので
一緒に生活しながらも「平均的なネシア人」というものがよくわかっていなかったのですが
社会人的生活をする現地民は基本的に4時台に起きています。
早朝4時に起きて何をするかというと、1日5回あるうちの最初のお祈りをする時間なのであります。
全員がお祈りするわけでは無いのですが、お祈りしなくても小さい頃から生活する時間帯の中で習慣化してるのでしょう。彼らにはそれが普通なのです。
そしてそれが習慣ではない人間に対して、「ぜ起きないのか」という態度をムスリムらは示します。
ムムス家に泊まっていた時には
朝の4時台に親戚がジャカルタから来まして
おばあちゃんが
「クロ、まだ寝てるのかい。フフフ。起きないの?」
と私の寝ている部屋に起こしに来ました。
私はこういう自体は予想範囲内だったので
「おばーちゃん、まだ5時前だぜ!(泣)」
と言いたいのを堪えて
「お、おきまーす」
といって、
1度起きて、
ジャージ姿で親戚中にぼっさぼさの髪で挨拶をし、
着替えますと言って部屋に戻り、悪びれずに2度寝しました。
朝起きた
という事実さえあればいいのです。その事実が大事なのです。
その後に2度寝しようが、昼寝を3時間しようが
それはお咎めの対象にはなりません。
昼間道路歩いてると車の中とかベンチの上とかで寝てる人が本当に多くて
「ネシア人働かねぇな~」
と思ってたんだけど、(それは間違ってないんだけど)
彼らは朝めちゃくちゃ早いので、そこかしこで誰かしらが長めの昼寝をしているというわけなんですね。
夕飯後19時〜23時くらいまで お母さんたちはこうして寝てることが多いです。 そして起きるとベッドに行って寝ます。 |
寝れるときグワーーーっとねて
活動すべきときにガガガガガガってフル活動する私とは真反対で
ネシア人はちまちま睡眠とって、
起きてる間は全体的にカロリーを消費しないようにのんびり動いてるのだと思います。
ネシアムスリムは
ちょこちょこ短い時間寝るのがものすごく得意なので、寝付きもいいのです。
そんなこともあり、ネシア人には
夜中にメールしてくる友達はあまりいませんが
朝方にメールしてくる友達はたくさん居ます。
朝方といっても3時半とかです。
「朝ご飯たべたー?」
とか、そんな内容です。
夜は寝てるらメールするの憚られるけど
朝なら問題無いと思っているのでしょうが、3時半は朝じゃないと思うんですよねー よねー……よねー……
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