ほんの少しばかり油断していると
とんでもなく時間が過ぎていてびっくりします。
インドネシアに居た時とは
時間の流れが全く違う。
インドネシアを去る少し前から
少しずつ、自分の所有物を処分していきました。
売れるものは売って、
あげられるものは人にあげて……。
自転車を手放す時に
自分のキーチェーンから鍵を外そうとして
初めて気づいたことがある。
鍵が沢山あるということは、
居場所が沢山あるということ。
日本でも一人暮らししていたのに
それに初めて気がついたのは
やはりここは私にとって外国だからなのかもしれない。
自分の家の鍵、
自転車の鍵、
友達のアトリエの鍵、
そうしたものを徐々に手放していくと同時に
鍵も減っていく。
当たり前だけど
帰国の日にはキーホルダーだけが残った。
もうこれで、自分が自由に出入りできる場所は
ここ、インドネシアには無くなったのだなと確認する。
なんだかちょっと、寂しかった。
インドネシアでずっと使って来た鍵たち。 まゆこちんからもらった草間弥生のキーホルダーと一緒に。 |
2 件のコメント:
松本隆の歌詞みたいでいいなあ。
とてつもなく時間がたってしまいました……。
コメントありがとうございました!
まさか巨匠の名前が出るなんて……、本当にそんなもったいないお言葉です。
ただ、こうして日本では感じられなかったことを感じられるようになることは
とても素晴らしい経験だったと思います。
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