2013年2月27日水曜日

ワークショップ



以前に話した予備校で、二日かけて二回行った私のワークショップ。
一回目はドローイングで、二回目は粘土。


一回目のドローイングワークショップは
私の作品プレゼンテーションも兼ねていたので、
英語がまったく分からない私はものすごいナーバスになっていた。
先生も講師の方も全員来ていて、もともとパニック症候群もちのわたしは
どうにかなってしまうんではないかと思った。

完全にビビったまま、プレゼンがスタート。
インドネシア語で自己紹介をしようかとおもったその瞬間、講師の先生から
「クロ!ケッコンシヨウ!!」
と日本語で叫ばれ、爆笑しました。
講師の先生が最近学生から教わって意味も知らず覚えたらしい日本語のおかげで緊張がとけてリラックスしてプレゼンできた。

ドローングワークショップもたのしかったす。
学生も色々と得るものがあったらしく、帰りに「サインください」と謎の洗礼をうけ
みんなの画用紙にひたすらサインして帰りました。


二回目は私のお得意の粘土の授業。
とはいえ、この日は体調も悪く、色々あって気分も最悪で
結構黙々と自分の作りたいものを作ってしまって学生には申し訳ないことをした。
でも、一回目のワークショップで私を慕ってくれるようになった学生たちが
私をとても楽しませてくれて、良いワークショップになった。







もともと「友達の顔を作る」という課題だったのだが
急遽「学生には難しいのでコップに変更してくれ」との上からの要請。
要請元がいない時に学生に「コップだってよ…」というと、
皆「え~」って顔だったので
「好きなもん作れ」と、勝手に許可をだすと
みんな各々好きな物を作り始めました。
うむ、それでいい。









みんないい笑顔だ。


日本の学生と比べると、こっちの学生の技術レベルはちょっと低いと言わざるを得ないが
みんな楽しそうに作ってくれてなによりだった。
いいんだ、それでいい!




これは私の作品(笑




VISAの延長


ビザの延長申請。してきました。
なんでもかんでも緩~いインドネシアで、申請系は厳しいイメージがあったのですが
ことのほかスムーズにいって安心しました。
「インドネシアで分からない事がある時は、一人のインドネシア人に聞かないこと。」これが鉄則。
一人に聞くと、ほぼ間違った情報を得ることになるので必ず複数人に聞く事。
よく、インドネシア人は知ったかぶりする。とか
適当なこと言う。と聞きますが
私が思うにそうではなくて、色んな情報が統合されていないだけ。



みんながみんなそれぞれ自分で培ったデータをもってる。
地図も、それぞれ違うし、地図を見せても分かる人が少ない。そもそも地図を見る人が少ない。
複雑な道のバンドゥンで、新しい場所に行きたい時にはどうしてるのかと友達に聞くと「人に聞けばいい」と答えられる。
なんとなく近くまで来たら現地の人に聞く。またちょっと進んで人に聞く。
それでちゃんと着く。
カーナビなんかや時刻表などで情報ありきでしか動けない日本人とは違い
人というそれぞれのデータベースに必要な時にアクセスするインドネシアとでは全く考え方が違う。

例えばアンコット。
アンコットは公共の乗り合いバスで、とにかくルートが複雑。
数も50くらいあって、色で見分けるしかないのだが、色の組み合わせが複雑。
始点と終点しか書いていないので、ルートがまったく分からない。
日本でも、バスというものはあくまでその土地に属していて、初めて行く場所では電車のようには使わないし使えない。
しかもアンコットは、おりる場所も乗る場所も自由で
違うアンコットなのにルートがかぶってるところも多い。
うっかり乗ってしまうと、全然分け分からない場所に連れて行かれる。
アンコットの料金は乗る人が決める。
だいたいは決まってるけど、いつも20円払ってるルートに10円しか払わなくても文句は言われない。


話がどんどん脱線してしまったが、話は戻ってビザ申請。
インドネシアで旅行ビザで来ている人は30日間しか滞在できない。
それを延長申請することでさらにあと30日間居る事ができる。
インドネシアでのビザ申請は、ネットでも結構需要があるらしく、
私も誰かの助けになればと思って書いてみる。
滞在場所によって申請する場所が違うので、私はバンドゥンのイミグレーションオフィスへ。
行く前にネットで調べ
「ここのイミグレに行きたいんだけど、どのアンコット乗ればいいのかわかる?」
と友達に聞いてからいった。
友達A「多分オレンジのアンコットで行けるよ」
友達B「ピンクでしょ」
友達C「紫だよ」
と、てんでばらばらの情報。
とにかく、イミグレーションオフィスはインドネシア語でなんと言うのかを教えてもらい
オレンジとピンクと紫のアンコットの運転手に
「ここまで行きますか?」と聞くと、全てノーの返事。
「タクシー拾うか…」と考えていると、後ろに居たお兄さんたちが
「どこいきたいんだ?」と聞いてくれた。
「今きたあれに乗れ」と教えてくれ、アンコットを拾えた。
すると今度は一緒に乗り合わせた人たちがイミグレの近くまで来ると、「あれがそうよ」と皆教えてくれ無事にイミグレへ。
インドネシアでは、皆違うこと言うけど、皆協力してくれる。
そこが好き。

イミグレーションオフィスはインドネシア語でカントール・イミグラシ。Kantor Imigrasi。
ビザ延長の為には土日を除く中5日で合計3回通わなければならないと聞いていたが
結果からいうと私は2回ですみました。

必要なものは
・申請書(imigrasiでもらえる)
・帰りの旅券(私の場合は日本には帰らず、一度シンガポールに脱出してまた戻ってくる予定なので、シンガポール行きのEチケットのコピー)
・入国した時のビザのコピー
・来た時の旅券のコピー
・パスポート
・パスポート顔写真のコピー
が必要。
私は、一応保険として
・入国許可証
・入国時にもらった、帰りに提出する(のだと思う)ビザ
のコピーも取っておいた。
言葉が分からないと、不備があったときに困るので
一通りコピーとっておくと安心。

これが、申請書類。

おもて


うら

パスポートはimigrasiに預けてしまうので、万が一のためにコピーを多めに取っておいた。
imigrasiでコピーもできるがとても混むので、行く前に町中のコピーサービスでコピーしてもらったほうがいい。

申請書は、パスポート情報と、住所、電話番号(あれば)、申請目的(私は"入学準備"と書いた)だけを書き、他は空欄のまま提出。受付で名前とサインを書き待っていると、5分ほどで呼ばれ
紙のファイルと、概要のような紙を渡される。
分からんところは無視すれば、必要な場合は言ってくれるのでそのままでいい。
一応最低限必要な項目は
NAMA|名前
ALMAT|住所
Kebangsaan|国籍
No.Paspor|パスポートナンバー
これだけインドネシア語を分かっておけば、まず問題ない。


うすいピンク色の紙製ファイル

概要





これを提出したらこの日は終了。
15分くらいで終わってしまいました。

「次は何日に来い」という心許ないペラっとした紙を渡され、二日後にまた行く。
3時までしか開いていないし職員のお昼休みもあるので、早めに行く事をオススメします。
ちなみに受付に「ISTIRAHAT」と書いてあったら「休憩」の意味なので
1時間半くらいは職員は戻ってこないと思った方がいい。



ということで、二日目。
1日目にもらったペラッとした紙を提出し、名前とサインを書き待つ。
ものの二分くらいで名前を呼ばれ、「下で金払ってこい」と、金額がかかれた紙をもらう。
入国の時にはアメリカドルで入国ビザをとったので、ドルをもっていたのだが
「ルピアじゃないとダメ」といわれ、ルピアで払いました。
ドルで申請しようと思ってる人はここ要注意。
Rp.250,000- で2400円くらいかな。
お金を払って上に持って行き、また待ちました。
また5分くらいで名前を呼ばれると、そこには光り輝く(私ビジョン)あたしのパスポートが!!

「できたよ」
と、あっさり延長できました。


入国ビザの畏まったシールと違い、延長ビザはハンコだけペタンと押された可愛い仕様。


あれほど怖かったimigrasiの受付の女性が
「Terimakasih Banyak! ありがとうございます」
というと
「sama-sama どういたしまして」
と素敵な笑顔で見送ってくれました。








カンプン・ナガ KAMPUNG NAGA



金沢大学から先生とアシスタントの方がITB大学で講演するためにいらっしゃいました。
プレゼンを次の日に控え、カンプンナガにリサーチに行くということで、全く部外者なのに無理矢理私もお邪魔させて頂きました。

バンドゥンを9時半に出て、大体3時間くらいかけてカンプンナガへ。
途中車の中で、海外生活の長いアシスタントのお二方に貴重なお話を伺えてとても楽しかったのですが
道が悪く、完全に酔いまして半ばダウン状態でカンプンナガへ到着。
もっとお話聞きたかった…!
すごい悔しい。


カンプンナガとは一体なんなのか。
その予備知識を全く持たないままお邪魔してしまったのですが
インドネシア語ペラペラの金沢大学の鏡味先生のお陰で、インドネシア人の解説を聞く事ができました。
日本で言うところの「白川郷」にとっても近い感じ。かなぁ。

途中にある家々はまだ新しいものらしく、
おそらく集落を追い出された(人数的に)人たちが住んでいるのかと。

 階段を下る途中、段々になった田んぼが。
こんな急斜面にすごいです。


山の上から長ーーい階段を下って行くと、小さな集落があります。
めっちゃ白川郷!




鶏やら鯉やらヤギやらネコやら
たくさんの動物がそこにいました。

やぎ、かわいいぜ、やぎ!

インドネシアの友達が「おいしそう...」とボソッとつぶやいた。

鯉は、この集落の共有財産らしく、皆で会議なんかやる時に食べるそうです。
共有のものと、個人のものがきちんと分けられているそう。

鶏は、目に焼き付くようなその色の鮮やかさに
若冲の『動植綵絵郡鶏図』を思い出しました。
しかし、鶏なんかは放し飼いなのに、どうしてちゃんと飼い主は分かるのかが不思議。

ネコが鶏を食わないのも、不思議でならない。



これはトイレ。


排泄物は直接池に流れます。そして鯉が食う。と。
その鯉を食う。と。
そしてその鯉を排泄して、繰り返す。
至極全うな生活がここにありました。
ただ、竹の壁の隙間があるためにトイレをしている様子を外から見れるので
ちょっと目のやり場に困る。



ここは中央広場のようなところ。
センターにあるのが礼拝堂で、左が公民館のような皆で使用する施設。




とちゅうで楽器を演奏する少年たちに出会いました。
ムービーは今度別の機会に。

竹籠を作る女性達の手際に感動。
たぶんボケーっと二時間くらいは見てられる。

これは、ナタデココのような中身のフルーツの木。
右側にもっしゃぁ~と垂れ下がっているのが、そう。
コピ・ルアックというコーヒーで有名なジャコウネコ(ルアック)がこのフルーツを食べるそう。ルアック見たかったなぁ。




カンプンナガを案内してくれたガイドの方が、家に招待してくれた。
あたしが特に関心したのがこの道具。
多分昔はどこの家にもあったのだろうし、道具を見た事もあったが、使い方を初めて知った。彼が右手で持ち上げている下向き円錐状のものに米を入れて炊く。
炊きあがったら手前にある円筒状のものにそのまま重ね、食卓に直接出せる。というわけ。
とてもよく考えられています。

それからこれも面白かった。
「竹の開き」。
竹製品はよく見るが、このタイプは初めてみた。
縁側とか、キッチンの床にこれが使われている。

とても弾力があってとても気持ちいい。
とても掃除がしやすいんだとか。




この集落では、家を末っ子が継ぐのだそうで
他の兄弟は皆外に出て行かなければならない。
日本の感覚でいうと、継ぐのは長男な気がするのだけど、ここでは一番下の子だそう。
ということは、ここに居る家長達は全員末っ子なわけで。
末っ子オールスターズで集落をちゃんと維持できるのか不安になってしまう末っ子の私。





帰りに先生がマンギスおじさんからマンギスをたくさん買ってくださいました。
ありがとうございます。
おかで冷蔵庫は今マンギスでいっぱいで幸せです!!!!笑

2013年2月26日火曜日

病院再び



先週は怒濤の忙しさで
いろんなことをやらなきゃいけなかったり
いろんなことをやりたかったりして忙しく生活してました。
おかげで初めて人の家に泊まったりしたりして、色々な初体験があった一週間でした。

日本でもそうでしたが、忙しい日々の後には必ず体調が悪くなる。ということで
二ヶ月に一回くらいは必ず病院に行っていた体が弱~い私ですが、本日でインドネシア3回目の病院に行きました。

現地の人に「風邪くらいで病院に行くなんてもったいないよ~(高いから)。せめて診療所にしなよ」と言われるも
「何かあったら怖いからちゃんと病院いく!!」と言って行ってきました。
脈は正常だったが、心音?聞かれたときに

「あなた、アスマね?」
「アスマ?(パ、パトレイバー?)」
「アスマ。」
「いや、わかんないけど多分アスマじゃない。」
「アレルギー持ってる?」
「花粉と、ネコと、温度差アレルギー持ってます。」

ってことで、診断された結果が、
なんと「(軽い)喘息」!!!!
辞書で調べて「asthma=喘息」って出た時に
「私喘息もちじゃない!」
って言ったのですが
「バンドゥンの空気のせいで、喘息ぎみになっている」
と言われました。

まぁ兄も祖母も喘息持ちなので、私がなってもおかしくない。
とはいえ、25才になって喘息とかってあるんですかね。
よくわかんないけど。

それと、新しいアレルギーが発覚。
「ダストアレルギーと、冷たいものアレルギー」
ってことで、冷たいものはなるべく摂取しないこと。とのお達しが…
なんでも、わたしは寒さにとても敏感なんだそう。
日本で、暖房の無い極寒アパートで3年間暮らして来た私には衝撃の事実でした。
たぶん、水浴びのせいで体質が変わって来たんだろうなぁ。
ダストアレルギーはなんとなく分かってたところもあるので納得。

ただ、胃に関しては「日本人にしてはなかなか強い胃を持っている」とお褒めの言葉。
私の胃が強いんじゃなくて、毎日整腸剤を飲んでる成果だな。と思った。

「二日間は家で安静にしていろ」
と言われたので、忙しかったのに急にポカーンと時間がとれた(取らざるを得なくなった)のでした。
とにかく、ちゃんと病院に行っておいてよかった。



今回は前回よりも薬少なめ。
ですが、前のよりも強いらしい。


でもまた来週から忙しくなるので、ここらでドカッと日記かこうかと思います。

ちなみにトーフルは、目標まで15点足りなかったのでまたチャレンジします。
15点遠いなぁ~~~

2013年2月24日日曜日

ayah pidi!!




最近、美大向け予備校で講師をしている。
と、いっても、英語も話せなければ、インドネシア語なんてとんでもないので
基本的には学生と一緒に描いてるだけ。

この予備校のトップはpidi先生というカナリぶっ飛んだアーティストで
とにかく話がめっちゃくちゃ面白い。
複雑な英語が分からないうちにも単純な英語を使って笑わせてくれる。

いつも予備校に行くと、
「KURO!」と呼ばれ、「AYAH!」と挨拶。
ayahはお父さんの意味。
韓国なんかも、年上の男の人をお兄さんって呼んだりするように
インドネシアも、相手の性別と年代によって呼び名を変える。

アヤーは合成写真が大好きで、とにかく毎日作ってる。
光栄な事に、私もアヤーの作品の一部としてモデルに使ってもらった。

Copyright ©Pidi Baiq 2013 All Rights Reserved.
https://twitter.com/pidibaiq/status/304533017056133120


アヤーは浮遊系の写真が大好きなので、私も飛ばせて頂きました。
左下がアヤー。
なんかCDジャケットみたいでかわいい。
アヤーの合成写真作品の良いところは、
壁をジーーと睨んで、パパっと写真とって(この時は全部で10分かからなかった)
その日のうちに作品を作っちゃうところ。
もう毎日のように生産しています。

アヤーピディはインドネシアでは本当に有名な人で
彼のツイッターアカウントのフォロワーは5万を超える。
facebookは友達申請しても、友達の上限がMAXに達していて、申請できない。(まずそもそもそんなことがあることを初めて知った)
かれの出版した本はベストセラーになっていて、インドネシアで美術を志す人に
彼を知らない人はいない。と言えるくらいの有名人。

そんな有名な人に、いつもインドネシア語を教わっている。
なんか恐れ多い。

アヤーが教えてくれるインドネシア語は大概スラングばっかりだけど
たまに真面目にイスラム教とヒンドゥー教のその歴史について教えてくれたりする。
この前の聖地パレスチナ、カナンの話は面白かった。
今度機会があれば載せたい。
宗教にめっぽう弱い私ですが、アヤーの話す宗教は本当に面白い。


しっかし......
アヤーちっちゃいくて、あたしでっかいなぁ。

2013年2月17日日曜日

Let's study NIHONGO!

新しく出来た友達が、「俺インドネシア語教えるから、お前日本語教えてよ」
ってことで、インドネシア語で書かれた日本語を勉強するためのテキストを買って、同じものを私にも買ってくれた。

例文があまりに面白すぎたので抜粋。
日本語が変なのは、誤字ではなくてそのまま抜粋してるからです


A「Dia siapa? 彼女は誰ですか?」
B「Nenek. おばあさんです」

見れば分かるわ



A「Jakarta itu kota yang bagaimana? ジャカルタはどんな街ですか?」
B「Jakarta itu kota yang ramai dan tidak nyaman untuk jadi temoat tinggal にぎやかで住み心地が良くない街です」

そんなことねーよ




A「Orang itu sedang ngomongin apa,sih? あの人は何について話しているの?」
B「Hmm,sama sekali nggak ngerti.Nggak dengerin,sih うん、ぜんぜん分からない。聞いてないから」

もっと交流しようよ




「anak-anak tidal minum yoghurt. 子供はおヨーグルトを飲まない。」

大人もおヨーグルトは飲まねぇよ




「Mesik usianya masih 7 tahun,Michiko bisa membuat topi dengan indah. 美智子ちゃんはまだ7歳だが、きれいに帽子を作れる。」

美智子ちゃんすげぇ!




「Aku engin punya mobile baru dan pacar yang baik hati. 新しい車と親切な彼氏が欲しいなあ」

それは新しい車を買ってくれる親切な彼氏が欲しいってことだよね?





「Buku ini sulit dipahami. この本はわかりづらい。」

ホントだよ。



お後がよろしいようで。


引用
Widati Utami"100%cepat Menguasai tata bahasa JEPANG"

2013年2月15日金曜日

TOEFL 当日編



今日、トーフルテストでした。
前にも書きましたが、普通のTOEFLではなくてITB大学版TOEFLです。

キャンパスが広すぎて完全に迷い、教室に入ったのが開始3分前だったのと
時間等の注意事項についてのアナウンスがインドネシア語だったのでまったく理解できず焦りましたが
試験が始まったらそんな焦りが一発で吹っ飛んだ。



というのも、書ききれないほどインドネシアならではの「!!!!!」が私を待っていました。
文章にすると大変な量になりそうな予感がするので過剰書きで。

試験の形式としては、
問題用紙(小冊子)と解答用紙(マークシート)で構成されていてPCではなく手書き回答。
内容は、リスニングと、リーディングと、穴埋めの3章構成。


! ビックリリスト !

・問題用紙に既に誰かの手によって書き込みがされている(!!)
・つまり、この問題は既出のものであるということ(しかも冊子自体を使い回している)
・マークシートにふられている番号がミスプリ。(一章につき50問あるが解答用紙に30番がなく、31番が2個ある)
・問題用紙の誤植・ミスプリがすさまじい。(インデントの変な入り方とか、ButがBatになっていたりとか。印刷自体が切れてたりとか)
・印刷の質が悪くて(まぁこれは仕方ない)消しゴムをかけるとマークシートが消えかける
・スピーカーの質が悪すぎてリスニング問題がほぼ全て音割れ(もちろんスピーカーはインドネシア人)
・設問内容の極端な偏り(あいつに貸したものが返ってこない。っていう内容の問題が10問くらいあった)
・たまにインドネシア語がある。(英語能力検定だろ!!)
・愛についての設問内容がちょっとむかつく(「彼ったら、いつもいつも私に愛してるって言うのよ♥」)
・試験中にそこら中で携帯電話の着信があるが誰も気にしない
・開始・終了時間が適当(ねぇ、終わった?終わった?って遠慮がちに回収された)
・申し込み書に写真を貼らなくちゃいけなかったのだが、私は知らなかったのでOK。(すり替えできるじゃないか)

なんかもう、結果がどうとかいうよりも
ひたすらびっくりしてたら終わってしまった。
もっと色々とびっくりした気がするが、びっくりしすぎて忘れてしまった。

終わった後に、現地の友達にどうだった?と聞かれ
問題用紙に既に書き込みがあった話をしたら
「まさかその書き込み内容を信用したの!!?」といわれ、
「いや、そういう問題じゃなくってさ….」と思った。

その子の話によると、問題は1種類もしくは数種類をローテーションで回しているらしい。そうなので
永遠に受けていれば同じ問題にひっかかるという寸法だそうですが、
そんなことは誰も気にしていないそうだ。

まったく集中出来なかったので(言い訳にしかなりませんが)結果は残念な気がしてならないが
結果なんてひとまずどうでも良いと思えるほど、脳内でのセルフ突っ込みが追いつかない状態でした。
何事にも動じない精神をもっと養わなければ...


インドネシアのカルチャーに慣れるにはまだまだ時間が必要みたいだ。

2013年2月11日月曜日

雨乞いの儀式


この前、フードフェスティバルに連れて行ってもらった。
ケチャップ(日本的にいうとソースに近い)会社主催のちょっと大きめのご飯の祭典。

四季がないインドネシアでは
雨期と乾期しか存在しないが、今はちょうどその中間くらいらしい。
といっても、毎日昼から夕方にかけて大量の雨が降る。
こうなってしまうと、もうどうにもならなくて
大抵約束なんかも全部オジャンになる。


フードフェスティバルに行った時もほとんど洪水のような雨に見舞われた。
身動きがとれず、テントの中で途方に暮れていた私と現地の友達。
そのとき、民族衣装のような服を着て通り過ぎたおじさんがいた。
その人を見て、友達が「あの人アレだよね?」「そうだね」と話していたので
「知り合い?」って聞いたら、

友達「違うよ、あれだよ。英語で何ていうんだ…?あのさ、霊とか呼べる人。」

私「………シャーマン?」

友「そう!シャーマンにすごい近い!あの人、雨をやませる人だよ。」

私「……は?」

友「こういう、大きなイベントには必ず居るんだよ。日本はいないのか?」

私「……いねーよ!」

残念ながらシャーマンを写真におさめる事はできませんでしたが
友達の話によると、大きいイベントがあるときには必ず主催者が公式で呼ぶそうです。


日本でも、大きなイベントの前に神社の人を呼んでおはらいをしてもらいますが
それはイベント前に行う儀式であって
「無事に終わりますよ〜に」っていう昔からある儀式が、今は形だけ残っている単なる「祈り」だけども(あくまで私の感覚から言わせてもらえばですが。)

インドネシアのそれは、雨が降ってからシャーマンが来るので
まさしく「雨よ、止め!」っていう、
天地に力を与えられる「パワー」を持っている人っていうことになるので
日本とインドネシアのそれは大分意味合いが違うのではないかと思う。


それは言ってみれば「マジシャン」(タネあり)と「超能力者」(未知の力)くらい違うのではないかと。
(・・・・とか言うと、お坊さんに怒られそうだ。)


一応日本人の多くはは「神道」と「仏教」だけども、
実際意識している宗教は無い人が大半だと私は思うので(潜在的にはもちろんあるが)
その日本人がお祈りするのと
インドネシア人がお祈りするのでは
全く違う。よね。

結局なんの話がしたかったのか自分でもよくわからないが
シャーマンにびっくりしたという話です。


宗教の知識が全くない人(私)がこういう話をすることがまずタブーなのだが
気になったので書いてみた。
宗教詳しい人、コメントよろしくお願いします(祈)


これはまだ弱いくらいの雨。

2013年2月9日土曜日

動物話



TOEFLの勉強も毎日絶望を感じるばかりなので
ちょっと息抜き。

こんかいは動物話。
といってもでも爬虫類と虫。
大した内容じゃないですけど、極度に駄目な人は注意。


インドネシアの生き物といえば、こいつが一番有名でしょう。
インドネシアにはヤモリがそこらじゅうにいてかわいい。
トイレにもいるし、外にも部屋にもいる。
でも警戒心が強いので、人が近づくと速攻で逃げる。
インドネシアではヤモリのことをチチャッ(cicak)という。
もう名前からしてかわいい。


壁に張り付いてるチチャッ


ところで、ヤモリって鳴くって知ってた?
もしかして田舎育ちの人は知ってたりするのかもしれないけど
工業地帯で生まれ育った私は
ヤモリを見る機会がほとんど無かったので知らなかった。
キュッキュッって結構大きい声でなきます。
特に朝方に聞くと、小鳥かと思うような鳴き声なのです。
かわいい。

そういえば昔、イモリとヤモリの違いは
家(エ)にいるからモリ、野生(セイ)にいるのがモリ。
とハッタリこかれたことがありますが
両生類かは爬虫類かどうかの違いだそうです。

ヤモリも見ない日は絶対に無いといいきれるほど
ヤモリを見てるので、もうかわいくてしかたないです。
マンゴスチンの次に好きだ。
インドネシア滞在中に
『I♥MANGGIS』と『I♥CICAK』Tシャツ作りたい。(cicakは既にありそう)



アパートの人が飼ってる亀もかわいい。
2匹いる。
いつも飼い主の目を盗んではこの亀にちょっかいを出しているので
そのうち噛み付かれるんじゃないかと思ってる。
どうでもいいけど、昔青森で釣ったイカにちょっかいをだしたら
烏口で噛まれて、大出血した記憶を思い出した。
スッポンのイメージが強いせいかもしれないが、やっぱり亀に噛まれたら大変なんだろうか。




あと、アリンコも毎日見てますが
こいつらは一向にかわいくみえない。
小さい、まさにアリでなくてアリンコなんだが、もう一瞬でたかってくる。
部屋の入り口付近にもよく居る。
例えば部屋でインスタントコーヒーを飲みます。
インドネシアのコーヒーは最初から砂糖がたっぷり入っています。
で、粉はお湯に完全には溶けず、上澄みだけを飲むので、粉が最後に残る。
その飲み終わったコーヒーを置いておこうものなら
一時間後にはありの大群に襲われています。
虫平気な私ですが、さすがにキモイです。
恐ろしい。
ちなみにヤモリは昆虫しか食わないので、部屋にヤモリを何匹か飼ってアリンコ退治する計画たてていますが、
アパートのドアの上の小窓が常に隙間がある状態なので叶わない。くやしい。




それからもう一つ虫の話。
昨日、トイレに行ったら、いつもいるヤモリがいなくてゴキ○リがいた。
でかいやつ。
インドネシアで始めて見たので遠目に「ウワッ」と思いながらも、そいつ全然動かない。
うちの知ってるゴキ○リは、人の動きに敏感に反応するので、
あまりにもびくともしないから「こいつ死んでいるのか…..?」と思い、
細めていた目を少し開いてみたら

でっかい蛍だった。(たぶん)

生まれて初めて蛍を見たのが、前回インドネシアに来た時だったのですが
こんなデカイ蛍もいるんだなーと思いました。
とはいえ、蛍はすっごい綺麗な水でしか生きられないはずなので
トイレに居るってことは結局死ぬのかもしれない。

ホタル珍しいので写真とろうかと思ったけども
光ってなくてでかい蛍は、写真に撮ってもほとんどGと変わらないのでやめました。




ITB大学に行くといつもいる犬、ROTI(ロティ)については今度機会があれば書きます。
ちなみにROTIの意味は、「パン」。笑

2013年2月5日火曜日

TOEFL

大学入学前に、大分早めにインドネシアに来たが、
今になって、もっと早く来るべきだったと思い知る。
というのも、入試に関してこっちに来て初めて知ったことがものすごい多くて
もう本当に、今年入学できない可能性が「大」になってきた。

とりあえず目先の目標というか
MUSTなことが
TOEFLをとること。

「えっ、入学するのにTOEFLとってないとかあり得なくね?」とか言われそうだが
事前に色々調べた結果引っかからなかったことなので、現地でとることに。

そもそも中学英語すら分からない私に
TOEFLなんてとれるんだろうか。
昨日そのことを知った私は半ば半泣き状態で、
475点以上必須というお知らせを先生から受けました。
TOEFLをそもそも受けた事がないので475点が難しいのかどうか
それさえもさっぱり分からない。
でも、きっと英語の試験なんて受けたらきっと100点中2点くらいしかとれないだろうと思うので、475点は果てしないに違いない。そもそも満点は何点なんだ....。というもう途方も無い絶望に打ちひしがれていた。
ベソかいていると、皆が「You can do it!!」と慰めてくれるので
さすがに「I can't」と言える訳も無く。
しかも皆優しいので、テキストを貸してくれたりして、
本当にもうやるしかない。と腹をくくりました。
入学できるかどうかはもうちょっと後に考えるとして
今はTOEFLを取るのみ。
帰ってからとりあえずTOEFLそのものを調べて、その後はずっと勉強していました。

といっても、TOEFL対策の日本語テキストもない。
日本でうければ問題文は日本語だろうに、ここで受けるので設問自体が英語なワケで。

まぁ、そんなことを言っていても仕方がないので、
ひとまず持って来ている英語の本をひたすら勉強するしかないです。

だがしかし。
だがしかし!
拍車をかけて、受験が来週っていうね。
友達が、「ひとまず今の自分のスコアを知っておけ」という至極全うで的確な助言を受けて
とりあえず来週受験することになったのです。

これから10日間、家にひきこもります。
なので、ブログが停滞してると思うので、許してください。



これから夜までがっつり勉強モードに入るために
今現在唯一の趣味、ブログをちょっと書いておこうかと。

でも、とくに遠出しているわけでもなく写真もないので、ちょっと時間を戻して中国のことでも。
ここまでの道のりは、成田から中国の広州に行き、一泊。
そこからジャカルタに移動しました。

広州(グアンジョウ)では、空港から地下鉄で一駅のホテルに。
一泊1000円くらいでした。
無駄に広い。


広いけど汚い。
あとなんか、広州全体でそうなんだけど、ちょっと甘い匂いがする。
といっても、いいにおいじゃなくて、トイレの芳香剤みたいな。

でもこんなB級ホテルでもアメニティがちゃんとついてました。


このシャワーキャップ(笑



中国はすっごいスモッグで一発で喉をやられたので
買い物等もせずに一泊だけして早々に立ち去りましたが
吉野家があったので、一応写真を取っておいた。
本家かどうかは定かじゃない。
ちなみにインドネシアには「ほかほか弁当」があるが、これも本家のほっともっとなのかどうかは知らない。




あんまりいい印象がない中国ですが、
やっぱりご飯だけは安定した美味しさ。
お昼にレストランで食べたのは、信頼の中華料理です。

美味しそう!
っていうか、美味しいです。


このチャーハンが中国全体でメジャーなのか
この店的なものなのかは分かりませんが、
具が日本とは全然違ってうまかった。
彩りも美しい。
中身は、クコの実、シャケフレーク、キクラゲ、豆等等。
流石に食いきれませんでしたが、美味かった。


これはチジミのようなサイドメニュー。
たしかニラが入っていて、塩とごま油で味付けしてあるような味でした。
美味かったです。



中国着いて早々に、バイクタクシーの後ろにノーヘルで乗せられる洗礼を受けて
完全にビビってましたが、飯が美味いと全て許せるような気になるから
なんだか「食」って不思議です。

2013年2月3日日曜日

I♥MANGGIS

インドネシアはフルーツ大国なので、フルーツが美味い。
といっても、私は好き嫌いが激しいので、色々試してみるもあまりグッとくるものがない。

だけど、マンゴスチンは格別に美味い!
酸っぱいものがほとんどないインドネシアにおいて、この甘酸っぱい食べ物は私にとってはめちゃめちゃ貴重。
ということで、マンゴスチン大人買い。



これで13個くらいあるけど、グラム売りで200円いかないくらいです。
中の形はニンニクみたいな。
マンゴスチンと名前だけ知っていたけど食べた事のなかった私は、猛烈にハマりました。




もうひとつはサラ。
まるでアルマジロのような見た目です。



どうしたらこんな外観になるのか、構造的に不思議でなりません。
味はジャックフルーツのような感じでほんのり甘い。私はあんまり好きじゃない。笑
食感もジャックフルーツみたいにシャリシャリしていて、ちょっと繊維質が強い柿のような感じ。


ちなみにこれがジャックフルーツ。
で、でかい!
うちのアパートにもなってます。


薬とマンゴスチンのお陰で風邪もだいぶ良くなってきました。


となりの豪邸から何故かハカが聞こえる。
ハカはマオリ族だからニュージーランドじゃないのか?
ニュージーランド人が住んでいるのか?
謎です。

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