金沢大学から先生とアシスタントの方がITB大学で講演するためにいらっしゃいました。
プレゼンを次の日に控え、カンプンナガにリサーチに行くということで、全く部外者なのに無理矢理私もお邪魔させて頂きました。
バンドゥンを9時半に出て、大体3時間くらいかけてカンプンナガへ。
途中車の中で、海外生活の長いアシスタントのお二方に貴重なお話を伺えてとても楽しかったのですが
道が悪く、完全に酔いまして半ばダウン状態でカンプンナガへ到着。
もっとお話聞きたかった…!
すごい悔しい。
カンプンナガとは一体なんなのか。
その予備知識を全く持たないままお邪魔してしまったのですが
インドネシア語ペラペラの金沢大学の鏡味先生のお陰で、インドネシア人の解説を聞く事ができました。
日本で言うところの「白川郷」にとっても近い感じ。かなぁ。
途中にある家々はまだ新しいものらしく、
おそらく集落を追い出された(人数的に)人たちが住んでいるのかと。
階段を下る途中、段々になった田んぼが。
こんな急斜面にすごいです。
山の上から長ーーい階段を下って行くと、小さな集落があります。
めっちゃ白川郷!
鶏やら鯉やらヤギやらネコやら
たくさんの動物がそこにいました。
やぎ、かわいいぜ、やぎ!
インドネシアの友達が「おいしそう...」とボソッとつぶやいた。
鯉は、この集落の共有財産らしく、皆で会議なんかやる時に食べるそうです。
共有のものと、個人のものがきちんと分けられているそう。
共有のものと、個人のものがきちんと分けられているそう。
鶏は、目に焼き付くようなその色の鮮やかさに
若冲の『動植綵絵郡鶏図』を思い出しました。
しかし、鶏なんかは放し飼いなのに、どうしてちゃんと飼い主は分かるのかが不思議。
ネコが鶏を食わないのも、不思議でならない。
これはトイレ。
排泄物は直接池に流れます。そして鯉が食う。と。
その鯉を食う。と。
そしてその鯉を排泄して、繰り返す。
至極全うな生活がここにありました。
ただ、竹の壁の隙間があるためにトイレをしている様子を外から見れるので
ちょっと目のやり場に困る。
ここは中央広場のようなところ。
センターにあるのが礼拝堂で、左が公民館のような皆で使用する施設。
とちゅうで楽器を演奏する少年たちに出会いました。
ムービーは今度別の機会に。
竹籠を作る女性達の手際に感動。
たぶんボケーっと二時間くらいは見てられる。
これは、ナタデココのような中身のフルーツの木。
右側にもっしゃぁ~と垂れ下がっているのが、そう。
コピ・ルアックというコーヒーで有名なジャコウネコ(ルアック)がこのフルーツを食べるそう。ルアック見たかったなぁ。
カンプンナガを案内してくれたガイドの方が、家に招待してくれた。
あたしが特に関心したのがこの道具。
多分昔はどこの家にもあったのだろうし、道具を見た事もあったが、使い方を初めて知った。彼が右手で持ち上げている下向き円錐状のものに米を入れて炊く。
炊きあがったら手前にある円筒状のものにそのまま重ね、食卓に直接出せる。というわけ。
とてもよく考えられています。
それからこれも面白かった。
「竹の開き」。
竹製品はよく見るが、このタイプは初めてみた。
縁側とか、キッチンの床にこれが使われている。
とても弾力があってとても気持ちいい。
とても掃除がしやすいんだとか。
この集落では、家を末っ子が継ぐのだそうで
他の兄弟は皆外に出て行かなければならない。
日本の感覚でいうと、継ぐのは長男な気がするのだけど、ここでは一番下の子だそう。
ということは、ここに居る家長達は全員末っ子なわけで。
末っ子オールスターズで集落をちゃんと維持できるのか不安になってしまう末っ子の私。
帰りに先生がマンギスおじさんからマンギスをたくさん買ってくださいました。
ありがとうございます。
おかで冷蔵庫は今マンギスでいっぱいで幸せです!!!!笑
2 件のコメント:
写真が全部イイ!!
そーゆうとこ写真撮りに行きたい!!
酔い止め持っておいで!!!笑
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