2013年5月13日月曜日

留学



めでたくインドネシア・バンドゥンにある
Institute Teknologi Bandung大学、大学院(デザイン学科)にうかりました。
応援してくれた皆さんありがとうございます。
そして、奨学金も通りました。
自分が一番びっくりしています。

ということで
「インドネシア留学」という聞き慣れないものに関して
あまりに情報が少ないので
少し、合格までの流れを書いておこうかと思います。

インドネシア留学への助けになればいいなと。(そんな人いるのかなぁ

とにかく、この文章を読むと
いかに自分が一人で何も出来ないかがよくわかりますが
同時に
皆の助けなくしてはここまでこれなかったことを実感します。

なにもかもこれからスタートだけど、
とにかくこの地で死ぬ程楽しんだり、勉強したり、遊んだり、学んだり、教えたり、
色んな経験をしたいと思います。

帰る時まで
インドネシア来てよかった!と思えるように
いっぱいいっぱい色んな事したい。



|大学合格までの流れ|
|私の活動|


の2段構成です。



|大学合格までの流れ|


2013年

1月
25日
希望学科もあやふやなまま
とりあえずインドネシアへ。
7月に入試だと聞いていたのですが
英語もインドネシア語もさっぱり分からないので
現地で勉強しようと思い
かなり早めに来た。
……と思っていたら、試験が5月だと知らされ愕然。
そして結果的に試験は4月だった。



2月

TOIEC475点以上必須だと知り愕然。
475点なんていう点数は留学しようとしている人であれば
取れてて当然の点数ですが
私には未知の点数。
とりあえず試験を受けまくるも到達せず。



3月

前半
ムサビとITBの
第4回竹プロジェクト・ワークショップ
が行われ、アシスタントとして参加。
といっても、特にやることも無かった。
とりあえず、新しい友達が一気にガツッとできた。
人脈が出来るのはあらゆる面でとにかくデカい。


後半
ワークショップが終わった高揚感に浸っていると
院試申し込みが近い事にやっと気がつく。
研究室のアシスタントに手伝ってもらってなんとか書類を完成させる。
そしてポートフォリオの翻訳をしようと思った矢先に私のMACがぶっ壊れパニック。
アシスタントにITBの国際センターに連絡をとってもらい
なんとか入試までの猶予をこぎつけてもらう。

観光ビザが切れたため
シンガポールへ5日間脱出。



4月

3日頃に
「面接日のお知らせ」がメールで届く。
日程はまさかの4月10日。5月だと思ってたのに。
1週間しかない。
なんでインドネシアってこんなに連絡がいっつもギリギリなワケ!!!??
MACが直ったのはよかったが
初期化されてしまったので、
adobeのIllustrator、Photoshop、MicrosoftのOffice類のソフト関係が完全に無くなったので
またパニック。
ひとまず体験版をインストールしてやり過ごす。
3日で100ページ近いポートフォリオを
めちゃくちゃな英語でなんとか翻訳・再編集した。
面接の練習というか言うべきことは1日で出来るだけのことをした。

10日(面接当日)
「留学生枠」ではなく
「インドネシア人枠」で入ったので
外国人は私一人。(当たり前
というのは、入りたい学科が外国人向けに開かれていなかったから。
それと、なんか外国人枠は授業料が10倍くらい高かったからインドネシア人枠で入りました。(なんで入れるのかは私もよくわからない


面接の内容は書いてはいけないと思うので書きませんが
時間は30分くらい。
いつもお世話になっている先生と、日本語が喋れる先生が面接官だったので
ド緊張している私を優しくなだめてくださいました。
あれだけがんばったポートフォリオはザッと見て終わられる。
なんとか終わる。
終わったあと、面接官してくださった先生から
私の友達であるアシスタントに
「クロさん、なんかおめかししてたけど全然可愛くなかったWWW」
(おめかしっていうか、フォーマルな服装をしていった)
っていうSMSが届いて、それを一緒に見て
「えええ!何それ!?酷くない!?」と思うも
深刻な内容じゃなかったことに
ちょっと安心した。



5月

2週間目に結果がPDF添付のメールで届く。
研究室でこのメールに気がつき
「うわああああこれ、結果じゃね!?結果じゃね!?PDF開くのこええ!」
って言ったら
「おちつけ!テキストで"合格通知です"って既に書いてあるじゃん!おめでとう!」
って言われ
「えっえっえっえっうわあああ!!」
という感じで
受かりました。

合格通知には
7月の半ばに
合格通知と証明写真と成績証明書を持って来るように
ということが書いてあった。

授業は8月からです。





|私の活動|


2009年

ムサビの学生としてITBとの「竹プロジェクト」ワークショップに参加。
もともと、一年間竹の授業を取らないと参加できないこのワークショップでしたが
当時2年生の私は定員の関係で参加できなかった。
でも、インドネシアでのワークショップ直前に欠員が出て
その情報をたまたま居た喫煙所で、教授に
「君(名前も覚えられていないような関係)、欠員出たけど行く?」
と聞かれ
「行きます!」
と即返事をした。
この時はまさかインドネシアに留学するなんて思ってなかった。

竹の事をなにも知らずにインドネシアへ。
竹の特性をまったく分かっていないので、最終的に作品は壊れる。
そして私の体も一緒に壊れて病院へ。
でも、めっちゃくちゃ楽しかった。



2010年

順番が逆になったが
竹の授業を取りまくる。
なんとなく面白いな〜と感じる。

インドネシアってなんかよくわかんないけど
またみんなに会いたいなぁ。
と思う。



2011年


よくわからないけど、留学してみるかと思った。
グリーンカードを持っている姉に昔

「あんたはずっと日本にいるの?」

と言われたことを思い出す。
日本に生まれ、日本人として育ち、日本で住んで、日本で死ぬのが
無意識下でごくごく当然のことだと思っていた私には
いい意味で
ひどくショックな言葉だった。
姉の事は好きではないが、この言葉だけはずっと忘れていなかった。
ずっと引きずっていて
いつか海外に行きたいと思っていた。
なんとなく、留学=ヨーロッパかアメリカ
っていうイメージがあった。
本格的に留学を考えていたところ、姉に
「日本人が居ない辺境なところにいけ」と言われ
ちょっと考え
「インドネシア留学とかなんかウケね?」
と思った。
先進国日本から発展途上国インドネシアに留学するとか
なんか逆輸入みたいで面白いんじゃね?



2012年

なんか、いまいちインドネシアに行きたい!っていう決定的な理由が思いつかない。
でも、なんか行くべきだと思ったので
とにかく周りに
「私、インドネシア留学しますわ」
と言いふらした。
そして、インドネシアに行くしかない状況を作った。

ITBの教授が日本に来ると聞けば
とにかく少しの時間でも会ってもらった。

英語の勉強とインドネシア語の勉強は
やってみたけど、頭が悪過ぎて良く分からなかったので
「もういいやとりあえず行こう」と思った。


2013年

1月25日にインドネシアバンドゥンに到着。
今に至る。
未だに「なんでインドネシアを選んだの?」
って聞かれると
「自分でもよくわかりません」
って思うけど
インドネシアを選んだのは正解だったと思う。

日本でもインドネシアでも
誰に「ありがとう」といえばいいのか分からないくらい
みんなにお世話になってる。

友達だったり
先生だったり
たまたま知り合った人だったり
本当に色んな人たちに

気持ちだったり
知識だったり
物だったり
お金だったり
みんな支えてくれ方は違うけど
本当に、本当に、すっげぇ色んな人に支えられて
ここまで押し上げてもらった。

ありがとうって皆に感謝するよりも
ここでうちが力一杯楽しめば
それが恩返しに結果的になると思う。

自分が沢山色んな経験をして、みんなに何かを与えられたらいいと思う。

不便なことばっかりだけど
そんなことよりなによりも
人が本当にいい。
インドネシアで出会った人たちは、好きな人しかいない。
「毎日が楽しい」って
当たり前のようで、かなり難しいことだと思う。

インドネシアに来て
本当に良かった。






あとマンゴスチンほんと美味しい。

あとイケメン沢山いて楽しい。(本音

3 件のコメント:

Jane さんのコメント...

合格おめでとう!!!!
合格までもイバラの道だったけど、これからも沢山の困難にぶち当たって、成長して、変わって行くクロをこのブログで楽しみにしています(^ω^)ノ
いいなぁ、だってあれだもんなぁ、数年前のムサビの合格通知が来たあの若き頃の立場にクロが今居るって感じなんだもんね…。
もう、これから学ぶ事いっぱいありすぎじゃん!?
羨ましいわっ☆

Kuro さんのコメント...

ありがとう!

そうね。たった4ヶ月でこれだけ色んな事があるんだから、これからもっと色んなことが待ち受けてるんだろうなぁ。

竹プロ4回目の最終日のパーティで、酒飲んじゃって号泣してた泣き上戸の私に、みんながなだめようとして色んな事言ってきたんだけど、泣き止みそうになったくらいの時に、吹き抜けの3階からステージ(パーティ会場)を見下ろしながら、ラディット(ケチャップ)

「僕たちも4年前にこんなふうにして始まったんだね」
とか言ったので、私は感動してその後30分は泣き続けました。笑

運命って分かんないよねぇ。

がんばります!

Jane さんのコメント...

それは感動するわーーーーー!!!!wwww
なんか今想像してみたんだけど、ドラマのワンシーンじゃないかw

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