2014年12月20日土曜日

お蔵入りの掘り起こし


これは今年の8月の末にインドネシアに戻って来た時にすぐ書いたものなのですが
お蔵入りしていた文章で
というのも本当はこの記事用にイラストを書いたのだけれど
インドネシアに置きっぱなしにしていたスキャナーが壊れてしまっていて
スキャナーをなんとか直そうと頑張っているうちに忘れ去られていたのです。
今読んでみたらそれなりに面白かったので、ちょっと直して載せてみます。



|久しぶりの非・LCC|


さてさて、4ヶ月という長ーーーくも短い一時帰国を終えて
インドネシア・バンドンへ戻ってきました。

いつもLCCのエアアジアを使って行き来しているのですが
いつも片道2万円以下で
羽田 → クアラルンプール → ジャカルタ
と行き来していたのです。
でも今回はなぜか5万円以上のチケットしか見つからず
安い航空券を探したところ、3万円のチャイナエアラインのチケットを手配できました。
成田 → 台北 → 香港 → ジャカルタ
ちょっとお高め。

そんなわけで
経由2回!!のビンボー人用チケットですが
私は感動しました。

しばらくLCCしか使ってこなかったので
出国手続き~搭乗までの時間が短すぎることもなく(預け荷物をぎりぎりまで持っていないといけない)
飛行機に乗っている間の食事は無料で出るし(しかも美味い)
飲み物もでるし
ブランケットと枕の貸し出しは無料だし
無料で映画観れるし

ああ、飛行機ってこんなに快適だったっけな!?
と、久しぶりに飛行機に乗ったような気持ちです。

もうすぐ格安航空機の「立ち乗り飛行機」が出るそうですが
(ジェットコースターみたいに肩のあたりにシートベルトがあるやつ)
LCCの飛行機が飛行機だと勘違いしはじめていた私には
すごく極楽天国な移動でございました。

それよりも、長い間ブログを書いていなかったせいか
指がラップトップの上で上手く動きません。



|機内食|

今時の機内食には生ハム様が出るのですね!
LCCの機内食は有料で、機内食だということを考慮しても全く美味しくないのですが
機内食がこんなに発達していただなんて知りませんでした。
すごいです。美味しかったです。

生ハム乗せポテトサラダ
パン
豚の角煮
フルーツ
レーズン入りチーズケーキ

LCC人間としては、この食事で充分感動します。


|お水|

台北の桃園空港での
給水機。
カップはどこかな?と思ったらなんとぺらっっとした紙。
飲み方はコツがわかればそんなに悪くない。
左が高くなっているので、そっちが口になるように飲めばこぼれません。
私は横から飲んで一度目はダラーーっとこぼしました。


タイに行ったときも、この紙コップ問題はありましたが
結構世界各国で注目されてる問題なのかもしれません。



|サービスとは|

LCCは結構「客まかせ」で「サービス無し」故に安いわけなので
手荷物が規定よりオーバーしていようが
片道チケットしか持っていなかろうが
「問題あった時はあんたのせいよ」
と言わんばかりに、何も言ってきません。

ですが、今回は格安航空会社といえども
LCCではない一般の航空会社。
ちゃんとサービスサービスしてきてくれます。

まず、手荷物。
手荷物、つまり機内持ち込み荷物はどの航空機も7kgまでなことが多いのです。
いつも使っていたエアアジアも同様。
ただし、エアアジアは規定を大幅に超えても言われる事はまずないので
私はいつも23kgとか、オーバーにオーバーな重さで持ち込んでおりました。
初めて使う航空会社は、どの程度厳しいかというのが分からないので
パソコンいれて9kgくらいにおさめるつもりが
計ってみたら12kg。
ま、5kgオーバー。
お姉さんも
「これ以上増やさないでくださいね。(苦笑)」
「はい、すいません(苦笑)」
の私。


日本からの出国時に
片道チケットしか持っていないということについて
出国カウンターで「自己責任で行って下さいね」と
今までにないほど強く言われたので
入国できるか結構おびえておりました。

入国できなくても自分のせいですが
毎回片道チケットしか買わない私。

LCCは、安い代わりに
客へ、こういった忠告も決してしてくれません。
忠告は、サービスでもあるからです。

つまり、私は久しぶりにまともな忠告を受けました。
インドネシアに行く事に慣れちゃっていたので
キュッと腰紐を結び直さなければならないなという気持ちにさせられます。



|健康|

今回日本では
一番最初の高熱後は
体調崩す事全くなく
スーパー健康体でいられました!すげぇ!
4ヶ月も健康でいられるなんて、そんなことあるのか?

「健康で居たけりゃ納豆食って運動しな」
と言ってくれた
菌類を研究して来た農大卒の友達のおかげなのか
あんなに嫌いだった納豆を、ほぼ毎日食べました。
納豆のおかげなのか!?すげぇ

インドネシア戻ったら速攻病気するんだろうなぁと思っていた私ですが
日本を出て台北に向かう4時間ほどの飛行機で既に異変。

そう、私はおケツに爆弾を抱えているのです。

何を隠そう尾てい骨。
尾てい骨が少し曲がっているらしく、長時間座ったり
椅子に浅く腰掛けると炎症を起こします。

機内で長時間正しい姿勢で座るのは結構大変なことで
「あ、やばい。これ来るな」
と思ってただし始めた頃にはすでにしっぽのあたりがチクチク痛みだす。

炎症を起こし始めると、
痛み止めと抗生物質飲まないと何週間も長引いて
立っても座っても寝ても痛い。
3I(3・イタイ)である。
いや、NI(何しても・イタイ)である。

そんなわけで
体に爆弾を沢山抱えている私ですが
これから生き延びるために、空気清浄機を持って来たのだ!!

それはまた今度。



|国による心境の変化|

不思議なもので、
インドネシアにいる間

「次に日本帰ったら、絶っっっっっ対にコレを持ってくるぞ!!!」

と思って、
持って帰ってくるリストに書いておくのだけど
日本に帰ってくると
「そんなに必要かなぁ?」
と思うものなのです。

そして、インドネシアに戻って
「なんでこれ持ってこなかったんだ……!自分が理解できない!」
となる。

なるのである。

なので
「こうこうこういう理由で、これを持ってくる」
という風に書いておくのだけど、
日本に戻ってくるとその時の感覚が
全く呼び起こせないのである。

必要不可欠なもの
というのは
必ずしも、いや、結構な割合で
生きるのに必要なもの
ではなかったりする。


たとえば、
梅干し。
うちの”次に持ってくるリスト”には
「フライパンでじっくり焼いて、お湯を入れて飲むと咳に効果的」
という理由で、
梅干し
と書かれている。

でも、今回買ってこなかった。
優先順位を考えると、
他のものが断然勝ってしまうからだ。
なんでもかんでも持っていけるとなったら持っていくかもしれないが
今回は持ってこなかった。

でも、きっとすぐ
体調崩して、咳が止まらなくなってから
「なんで梅干しもってこなかったんだ……!!!!」
と、自分を責めるに違いない。




|空気清浄機|

今回の優先順位第一位だったのは
ダントツで
空気清浄機だった。

でも、これさえもゆらぐのである。

かさばるよなぁ

これ持って帰ってくるのも大変だしなぁ

現地で買えないかなぁ

いやむしろ、今まで使ってなかったんだしいらないんじゃないかなぁ。

となるのである。
日本に帰ってくると本当にこんな風に思うのだ。
全く持って不思議でならない。

死ぬほど悩んだ結果


・今まで病気してきたのは風邪ではない
 なぜなら
・風邪薬がきかなかったから
 つまり
・大気汚染の可能性が高い
 →やはり、空気清浄機は必要だと思う


・空気清浄機は現地でも買えるのではないか
 でも
・おそらく日本製品ばかりだと思うので、高いに違いない
 でも
・日本から持っていく手間と、面積を考えたら、大差ないかもしれない
 でも
・一般家庭に普及していないので、業務用しか無いはず
 つまり
・かなり高い空気清浄機しかないのでは?
 →やはり日本から持っていくのがいいのでは

という風に理詰めをして、やっと自分を納得させる。

空気清浄機は最後の最後までかなり悩んだけれど
私のは6畳用で2kgくらいしかないものなので
思い切って持って来た。

ついでに加湿器も相当なやんだけど
自然に揮発するものを買う事にした。
湿度はもともと5,60あるので
言って見れば必要ないし、
湿気ありすぎても菌が増えるだけ。
とかも考えたけれど
持ってくる事にした。

空気清浄機のおかげか、大分健康です。

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