ずっと不思議だったこと。
インドネシア人が洗濯物すべてにアイロンがけをすること。
「えっ、几帳面なの?」
とほんの一瞬思いに浸り
「いやいや、あのインドネシア人が几帳面なハズがない…ありえん……」
と、思い直す。
ずーーっと謎でした。
ザ・面倒くさがり代表の大学生男子でさえも
「アイロンがけめんどくさーーーい!」
とかいいながら、休日にちゃんとまとめてアイロンがけしたり
煙草で釣られて友達の洋服をアイロンがけしたりしてあげてます。
日本人は基本的にワイシャツとかスーツとか
アイロンがけするようなものっていうのは、フォーマルな服が中心だと思うのですが
こっちは下着でもタオルでもなんでも全部とにかくアイロンがけ。
なぜそこまでしてアイロンがけをするのだ……?
へんなの。
不思議だなぁ……
って思ってました。
現在、4月。
雨期の中でもスコールが特に酷くなるこの時期。
この時期になると、私は自分で洋服を手洗いするのを諦めます。
なぜなら、湿気が強すぎて全く乾かないから。
そもそも洗濯機があるわけでもないので
脱水がきちんとできていない状態で乾かす事もあって4、5日干してても全然乾かない。
道路はほとんど毎日軽い洪水 |
車が通るとビーチの波打ち際みたいに 水がバッシャーン!って歩道側にながれてきます その度に 「ひゃぃっ!」って叫びます |
この時期現地民はみんなサンダルですね。 サンダルか、裸足。 バイクを裸足で乗ってる人たちもよく見ます。 |
はい、サンダル |
ほら、サンダル |
もうそういう時は部屋干ししても臭くなるだけなので
さっさと諦めて、洗濯屋に出しちゃうんですけど。
洗濯屋に出すと、もちろんアイロンがけされて返ってきます。
(プリーツやパターン潰されたりしても、もう怒らない!)
スタバの二の舞。 H U R O ・ フ ロ KUROだっつーの。 洗濯だすと、こんな感じで出来上がってきます。 |
そう、しばらく住んできましたが、やっとわかったんです。
アイロンがけをすることによって、服に残った水分を飛ばしてるんだと思うんです。
基本的にこの時期は午前中は太陽が出ているのですが
だいたい正午には軽く1時間くらい雨が降り、 3時くらいから3時間ほど土砂降り、夜中もまた土砂降りなパターンなので
洗濯物が完全に乾くのは難しい。
洗濯機で脱水したとしても、厚手の服なんかは半日では厳しいですね。
洗濯機で脱水したとしても、厚手の服なんかは半日では厳しいですね。
だから、アイロンがけする習慣がついてるんだなぁ。と。
たぶんね、そういうことだと思うんです。
分からない事は、何でも現地民に聞いてみれば分かる
というわけではありません。
現地人が答えを持ってる訳じゃない。
現地人が答えを持ってる訳じゃない。
彼らにとって習慣化してしまっているものは
彼らにとっても理由は分からないのです。
「えっ、日本人は洋服全部にアイロンがけしないの?えっ?これって普通のことじゃないの?」
そんなものの、ひとつ。
でも結局こういったことは、"正解"ってないんですけど
現地民でさえもともとの理由を意識しなくなってしまった物の根源を見つけ出そうとすることってとても好きです。
ところで関係ないですが
映画の「アイアンマン(邦題)」は "IRONMAN" なので、
当然英語で「アイロンマン」という発音になるわけですが
当然英語で「アイロンマン」という発音になるわけですが
日本でうっかり「 アイアンマン」のことを「アイロンマン」って言ってしまった時に
ものすごい爆笑されて、やたら恥ずかしかったです。
なんでだ!合ってるんだけどな!(泣
4 件のコメント:
HUROさん、ご無沙汰してます!笑
アイロンの件、またもや納得です。お気に入りで育てようと思っていたデニム、お手伝いさんにアイロンがけされてしまい、まるでスーツかのごとくプリーツが入ってしまっています(笑)日ごろから仲の良いお手伝いさんだったので、今では謎のプリーツ入りデニムに愛着すら沸いてしまっています。
ふと思ったんですけど、お気づきかとは思いますがやっぱりHUROになってしまうのは発音の問題ですかね?KUROといってるのがKHUROで聞こえていて、転じてHURO・・・このあたりの話はネイティブでない限りかなり難しい話かとは思いますが・・・。
久しぶりにブログを覗いたらたくさん更新されていらしたので、楽しみにまた読ませていただきますね^o^
ぐれーぷさんお久しぶりです!HUROです!ご無沙汰しております。
たぶんこれってインドネシアあるあるですよね!洗濯・アイロンがけを人に頼むと何かしら事故起きます。分かります。分かります。 デニム残念でした。(笑)現地民は漂白剤入り洗剤を使っている人が圧倒的に多いと思いませんか? 私の服は漂白剤のおかげで謎に脱色パターンがついて新しい柄付きシャツが出来上がりましたよ。
少しでも高い服持って来たら本当にダメですよね!
HUROについてですが、私いつも「KUROです」っていうと「えっ?」って聞き返されるので「K・U・R・O カー・ウー・エル・オー」ってスペルを言うんですよ。そうすると、「カー」が「ハー」と同じ口の形なので、よく間違われるんだと思います。
日本人って、聞き取れない時は耳を澄まして相手の声に耳を傾けますが、インドネシア人やその他多くの外国人って、聞き取れない時相手の口の動きを見ますよね。なので「ハー」だと認識するんだと思います。
……と、色々言い訳っぽく言ってきましたが、私の発音が悪いんだと思います!笑
あと数週間の滞在なのであと少ししか書けませんが、また読んでやって下さーい!コメント嬉しいです!
私の友人がマレーシアやフィリピンに住んでいたときも、メイドさんが全部アイロンかけてくれたって言ってました。
で、さっきテレビ見ていたら、イタリアでもパンツ、靴下、ジーンズ、なんでもアイロンかけるって!!これは国別に統計とると面白い結果になるかもしれませんね(笑)
etohさんこんにちは!返信が遅くなりましてごめんなさい。色々なところへ出かけておりました。
軽く調べてみた所、少なくともブラジル、ポルトガル、スペイン、タイなんかでもアイロンがけするようです。も、もしかしてアイロンがけする国の方が多いんですかね……!?
イタリアではアイロンがけだけではなく、洗濯にもこだわっていて、意味があるかどうかは別として洗濯機が最高90度までのお湯がでるようになっているものが多いそうです。特に白い布は必ず煮沸洗濯して汚れを落とすするそうです。衣服に対してのこだわりが強いのでしょうね。洋服や布製品から始まり、家の中もとても清潔にしているそうです。ですが、公共スペースではポイ捨てする人も多いとか。
インドネシアでは布に対する洗濯の知識も低いですし、本当の意味で清潔を気にしているしている家を見た事もありませんし、こだわりも感じないのでイタリアのアイロンがけとは根本的に違う印象を受けます。洗濯屋に出しても、アイロンはきっちりかかっていますが、汚れが全然落ちていません!(泣)なので白い布製品で汚れやすいもの、例えば靴下なんかは定期的に自分でつけおき洗いしないと、洗濯屋に出しているだけではどんどん汚れが増える一方です。
柔軟剤も沢山売っていますが、アイロンする時に匂いをつけるスプレーが売っていて、ほとんどの家庭でそれを使用しているいます。なのでやはり生乾きの匂いを消すために使っているように思えます。
うーん、ほんとに国別に統計とってみたいです!
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