2013年2月11日月曜日

雨乞いの儀式


この前、フードフェスティバルに連れて行ってもらった。
ケチャップ(日本的にいうとソースに近い)会社主催のちょっと大きめのご飯の祭典。

四季がないインドネシアでは
雨期と乾期しか存在しないが、今はちょうどその中間くらいらしい。
といっても、毎日昼から夕方にかけて大量の雨が降る。
こうなってしまうと、もうどうにもならなくて
大抵約束なんかも全部オジャンになる。


フードフェスティバルに行った時もほとんど洪水のような雨に見舞われた。
身動きがとれず、テントの中で途方に暮れていた私と現地の友達。
そのとき、民族衣装のような服を着て通り過ぎたおじさんがいた。
その人を見て、友達が「あの人アレだよね?」「そうだね」と話していたので
「知り合い?」って聞いたら、

友達「違うよ、あれだよ。英語で何ていうんだ…?あのさ、霊とか呼べる人。」

私「………シャーマン?」

友「そう!シャーマンにすごい近い!あの人、雨をやませる人だよ。」

私「……は?」

友「こういう、大きなイベントには必ず居るんだよ。日本はいないのか?」

私「……いねーよ!」

残念ながらシャーマンを写真におさめる事はできませんでしたが
友達の話によると、大きいイベントがあるときには必ず主催者が公式で呼ぶそうです。


日本でも、大きなイベントの前に神社の人を呼んでおはらいをしてもらいますが
それはイベント前に行う儀式であって
「無事に終わりますよ〜に」っていう昔からある儀式が、今は形だけ残っている単なる「祈り」だけども(あくまで私の感覚から言わせてもらえばですが。)

インドネシアのそれは、雨が降ってからシャーマンが来るので
まさしく「雨よ、止め!」っていう、
天地に力を与えられる「パワー」を持っている人っていうことになるので
日本とインドネシアのそれは大分意味合いが違うのではないかと思う。


それは言ってみれば「マジシャン」(タネあり)と「超能力者」(未知の力)くらい違うのではないかと。
(・・・・とか言うと、お坊さんに怒られそうだ。)


一応日本人の多くはは「神道」と「仏教」だけども、
実際意識している宗教は無い人が大半だと私は思うので(潜在的にはもちろんあるが)
その日本人がお祈りするのと
インドネシア人がお祈りするのでは
全く違う。よね。

結局なんの話がしたかったのか自分でもよくわからないが
シャーマンにびっくりしたという話です。


宗教の知識が全くない人(私)がこういう話をすることがまずタブーなのだが
気になったので書いてみた。
宗教詳しい人、コメントよろしくお願いします(祈)


これはまだ弱いくらいの雨。

3 件のコメント:

Jane さんのコメント...

しゃーまんはちゃんと雨止ませてくれたの??w

ふくみん さんのコメント...

全然関係ないけどこのブログの構成?デザイン?すごい読みやすい。左側にタイトルあって、右側に記事というシンプルな作りなのにね。ブログは読みづらいから嫌いだったけどこれはすごい。googleすごい。

Kuro さんのコメント...

jane>まぁ4時間くらいしてから止んだよね...............自然の摂理だよ!!といいたい。

ふくみん>googleさんにそのメッセージ送ってやってください笑
編集画面も使いやすいぜ!ただちょっと重い...かな?

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