2013年2月27日水曜日

VISAの延長


ビザの延長申請。してきました。
なんでもかんでも緩~いインドネシアで、申請系は厳しいイメージがあったのですが
ことのほかスムーズにいって安心しました。
「インドネシアで分からない事がある時は、一人のインドネシア人に聞かないこと。」これが鉄則。
一人に聞くと、ほぼ間違った情報を得ることになるので必ず複数人に聞く事。
よく、インドネシア人は知ったかぶりする。とか
適当なこと言う。と聞きますが
私が思うにそうではなくて、色んな情報が統合されていないだけ。



みんながみんなそれぞれ自分で培ったデータをもってる。
地図も、それぞれ違うし、地図を見せても分かる人が少ない。そもそも地図を見る人が少ない。
複雑な道のバンドゥンで、新しい場所に行きたい時にはどうしてるのかと友達に聞くと「人に聞けばいい」と答えられる。
なんとなく近くまで来たら現地の人に聞く。またちょっと進んで人に聞く。
それでちゃんと着く。
カーナビなんかや時刻表などで情報ありきでしか動けない日本人とは違い
人というそれぞれのデータベースに必要な時にアクセスするインドネシアとでは全く考え方が違う。

例えばアンコット。
アンコットは公共の乗り合いバスで、とにかくルートが複雑。
数も50くらいあって、色で見分けるしかないのだが、色の組み合わせが複雑。
始点と終点しか書いていないので、ルートがまったく分からない。
日本でも、バスというものはあくまでその土地に属していて、初めて行く場所では電車のようには使わないし使えない。
しかもアンコットは、おりる場所も乗る場所も自由で
違うアンコットなのにルートがかぶってるところも多い。
うっかり乗ってしまうと、全然分け分からない場所に連れて行かれる。
アンコットの料金は乗る人が決める。
だいたいは決まってるけど、いつも20円払ってるルートに10円しか払わなくても文句は言われない。


話がどんどん脱線してしまったが、話は戻ってビザ申請。
インドネシアで旅行ビザで来ている人は30日間しか滞在できない。
それを延長申請することでさらにあと30日間居る事ができる。
インドネシアでのビザ申請は、ネットでも結構需要があるらしく、
私も誰かの助けになればと思って書いてみる。
滞在場所によって申請する場所が違うので、私はバンドゥンのイミグレーションオフィスへ。
行く前にネットで調べ
「ここのイミグレに行きたいんだけど、どのアンコット乗ればいいのかわかる?」
と友達に聞いてからいった。
友達A「多分オレンジのアンコットで行けるよ」
友達B「ピンクでしょ」
友達C「紫だよ」
と、てんでばらばらの情報。
とにかく、イミグレーションオフィスはインドネシア語でなんと言うのかを教えてもらい
オレンジとピンクと紫のアンコットの運転手に
「ここまで行きますか?」と聞くと、全てノーの返事。
「タクシー拾うか…」と考えていると、後ろに居たお兄さんたちが
「どこいきたいんだ?」と聞いてくれた。
「今きたあれに乗れ」と教えてくれ、アンコットを拾えた。
すると今度は一緒に乗り合わせた人たちがイミグレの近くまで来ると、「あれがそうよ」と皆教えてくれ無事にイミグレへ。
インドネシアでは、皆違うこと言うけど、皆協力してくれる。
そこが好き。

イミグレーションオフィスはインドネシア語でカントール・イミグラシ。Kantor Imigrasi。
ビザ延長の為には土日を除く中5日で合計3回通わなければならないと聞いていたが
結果からいうと私は2回ですみました。

必要なものは
・申請書(imigrasiでもらえる)
・帰りの旅券(私の場合は日本には帰らず、一度シンガポールに脱出してまた戻ってくる予定なので、シンガポール行きのEチケットのコピー)
・入国した時のビザのコピー
・来た時の旅券のコピー
・パスポート
・パスポート顔写真のコピー
が必要。
私は、一応保険として
・入国許可証
・入国時にもらった、帰りに提出する(のだと思う)ビザ
のコピーも取っておいた。
言葉が分からないと、不備があったときに困るので
一通りコピーとっておくと安心。

これが、申請書類。

おもて


うら

パスポートはimigrasiに預けてしまうので、万が一のためにコピーを多めに取っておいた。
imigrasiでコピーもできるがとても混むので、行く前に町中のコピーサービスでコピーしてもらったほうがいい。

申請書は、パスポート情報と、住所、電話番号(あれば)、申請目的(私は"入学準備"と書いた)だけを書き、他は空欄のまま提出。受付で名前とサインを書き待っていると、5分ほどで呼ばれ
紙のファイルと、概要のような紙を渡される。
分からんところは無視すれば、必要な場合は言ってくれるのでそのままでいい。
一応最低限必要な項目は
NAMA|名前
ALMAT|住所
Kebangsaan|国籍
No.Paspor|パスポートナンバー
これだけインドネシア語を分かっておけば、まず問題ない。


うすいピンク色の紙製ファイル

概要





これを提出したらこの日は終了。
15分くらいで終わってしまいました。

「次は何日に来い」という心許ないペラっとした紙を渡され、二日後にまた行く。
3時までしか開いていないし職員のお昼休みもあるので、早めに行く事をオススメします。
ちなみに受付に「ISTIRAHAT」と書いてあったら「休憩」の意味なので
1時間半くらいは職員は戻ってこないと思った方がいい。



ということで、二日目。
1日目にもらったペラッとした紙を提出し、名前とサインを書き待つ。
ものの二分くらいで名前を呼ばれ、「下で金払ってこい」と、金額がかかれた紙をもらう。
入国の時にはアメリカドルで入国ビザをとったので、ドルをもっていたのだが
「ルピアじゃないとダメ」といわれ、ルピアで払いました。
ドルで申請しようと思ってる人はここ要注意。
Rp.250,000- で2400円くらいかな。
お金を払って上に持って行き、また待ちました。
また5分くらいで名前を呼ばれると、そこには光り輝く(私ビジョン)あたしのパスポートが!!

「できたよ」
と、あっさり延長できました。


入国ビザの畏まったシールと違い、延長ビザはハンコだけペタンと押された可愛い仕様。


あれほど怖かったimigrasiの受付の女性が
「Terimakasih Banyak! ありがとうございます」
というと
「sama-sama どういたしまして」
と素敵な笑顔で見送ってくれました。








2 件のコメント:

Jane さんのコメント...

文章で見るとバスもビザ申請もややこしく感じるんだけど、
現地にいれば言葉があやふやでも何とかなるもんだね。

クロの日記見てると自分を試す為の冒険したくなるよ〜〜。

Kuro さんのコメント...

なんていうか、うちの「オロオロ感」がすごいでてるんだと思う笑
この前は、道に迷ってたら学校帰りの高校生に分かるところまで送ってもらいました、25歳です。笑

ありきたりな言い方だけど、まだ人と人との繋がりが強く感じられるよなぁ。

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