宣伝しといてやるか〜。
ということで、11月23日はITB大学の4年に1度のお祭り、
Pasar Seni(学祭)があります。
Pasar Seni ITB 2014 公式サイト http://www.pasarseniitb2014.com/ |
もう2年前からずーっと準備していて、
規模のでかさというよりは
インドネシアの非合理的な準備の仕方であるとか
スパンが長過ぎて引き継ぎが上手く言っていないとか
非効率的な物事の進め方が原因でこんなに永遠と準備しているのだと思いますが
何はともあれ、やっとこの日がきました。
4年に1度、それも1日だけの、
なんだか夢のひとときのようなイベントですが
私はいつも、がんばって準備している子たちを見ているので
全っ然期待はしていませんが、とっても応援しています。
私はお店を出しませんが、私が書いた絵やグッズは
私を含む芸術家集団(私だけが芸術家ではないという)「Hybridclass」を代表して
ダフィッドさんが売り歩いてくれるらしい。
売れたらみんなでご飯を食べようと計画しています。
私はもう
ネシア人がキラキラしているところを見ると
なんだか切なくなって泣きたくなってしまうので
行く予定はなかったのですが、
先週、5年生のバスカラと、ファジャールと、シギットが私の所にきて
「くろちゃん、Pasar Seni来る?」
というので
「あー、うん、多分行くかも?」
と、超曖昧な返事をすると
「お願いがあるんだけど」
と切り出される。
「舞台でMCをやってくれないか」
「はっ!!?!??」
いやいや、絶対に嫌です。
そもそもネシア語喋れませんって
「ついでに宣伝大使として、ファジャールと一緒に走ってくれ」
「はっ!!!!????!?」
いやいや、論外です。
走るのも嫌いだし、人前に出るのもいやなんです。
Pasar Seniのバンドン市内での注目度は分かっているので
何がなんでも嫌だったのですが
さすが、Noと言えない日本人。
最後の最後には折れてしまいました。
「絶対にやりたくないんだけど、こんな機会はたぶんない。だからやろう」
ということが、この国に来てからあまりにも多いです。
ま、失敗しても選んだ皆が悪いので
リラックスしてやってみることにします。
それにネシアは変更がすっごく多いので
当日になって「やっぱやんなくていいや」ということも充分ありえるので
私はそれに期待をしてみることにします。
出たとしても、仁王立ちできっと突っ立っているだけの私が目に見えます。
しかも聞くところによると、
朝の6時から走れとのことで、
これだからイスラム圏の朝の早さにはほとほと参るわ…と感じている所です。
そして6時に行ってもどーせ誰も来てないというオチが見えています。
MCなんて私に出来る訳がないので
「私、Goblok(まぬけ)とAnjin(バカ)しかネシア語で言えない」
というと
いつもこの手のスランクは大好きな3人が大慌てで
「くろちゃん、絶対言っちゃ駄目だよ!!市長も来るんだからね!!!」
と強く念をおされました。 チェ
なんで私に声をかけてきたのかを聞くと
可愛い女の子に一通り声をかけてみたけど駄目だったから
ここは路線変更して、外国人で攻めて見ようかとおもって。
ということ。
こういう風に、超失礼なことを平気で言われるようになると
言葉とは裏腹にすごく嬉しかったりします。
内側に入れてもらっているな、という感じがする。
こういう風に言ってもらえる外国人はすごく少ないから。
特に日本人はインドネシア人からはとても印象がいいので
個人ではなく、日本人としてしか見てもらえないことが多いんですよ。
私はそういうのは嫌いなので、
「日本からきたの?私、日本大好きなの!友達になりましょ!」
みたいなやつがよってくると私は
「フーン」
「ヘー」
とか適当な態度で相手をするので、すぐにどっかに行ってしまいます。
それよりも、日本嫌いだわ
とか私に言ってくる人のほうがよっぽど好きだし信頼できるし
実際にすごくいい友人関係を築けている。
パンドゥーなんかは一緒に話をすると
「皆日本びいきすぎ。別に日本だったら何でもいいってわけじゃないでしょ。もっと本質を見るべきだよ。」
と、日本人である私に言ってくれるようになったのはすごく嬉しい。
日本人としてじゃなくて、私個人として興味を持ってつきあってくれているんだな
と思うと、本当に嬉しく思うのです。
リオには
「クロ、君はなんで他の日本人みたいに綺麗にお化粧して綺麗な洋服きて
かわいいしゃべりかたしないんだ。ほら、見てみろ。あの子みたいにカワイイ格好しろ。」
うち「うるせーファックユー」
というようなやりとりができるのは、私にとってはすごく意味が大きいことなのです。
そんなわけで話は戻って
ファジャールと、バスカラと、シギット。
「当日は、そんなしみったれた顔じゃなくてかわいくメイクアップしてきてね!」
「オカマみたいになるのがオチだ」
「AKBみたいな服来て来てね」
「そうそう、バカみたいなダンスして」
「バカみたな帽子かぶって」
「原宿系でお願いします」
「私はニホンジンデース!って叫んでくれ」
とか、もういちいち日本人ということを強調して
失礼なことをぶちかましてくれます。
色々書きましたが、Pasar Seni.
23日、日曜日です。
雨期なので、土砂降り必須ですが、みんなめげずに頑張れ〜〜!
4 件のコメント:
おおお、楽しみですね!。
雨期なので、昼前は酷い土砂降りで午後も何度か断続的に雨が降ったのですが、ものすごい人手で大賑わいでした。一周してみようと思ったのですがあまりの凄まじい人ごみにもまれ、ものの5分で断念して、一日中売り子をしておりました。
催し物としては、運営がほとんど機能していなかったり、組織自体も合理性に欠ける代物でしたし、出品されている物や出し物のクオリティも非常に低かったのは予想していた通りでしたが、それよりもバンドン市民がいかにこの日を待ち望んでいたというのがとても伝わるイベントで、バンドンにおけるITBの位置を再確認した日になりました。ITB、そしてPasar Seniというビックイベントへかかる期待が学生のモチベーションに直結しているようで、大学と地域のつながりを強く感じました。
その大学が、地域〜国につながっているというのは、とてもいいですね。大学の中はとてもオープンで(精神的に)豊かでも、外とのつながりが少ないなーと思うところってありますからね。
ITBが国立大学なので、私立と違って学校と地域〜国との繋がりは必要なのだなと強く感じたイベントでした。逆に、大学の目の前にあるモスクから宗教的抑圧を受けていると感じる事もあります。私立だとそういう面ではもっと自由なのかもしれません。
わたしがむさび生の時は、教職課程をとっていたせいか地域との繋がりを感じる機会が多々ありましたが、全体的にはやっぱり少ないですよね。
ただ実際、私立大学が地域との繋がりがどう必要なのかというのは正直私にはよく分かっていません。
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