2013年6月21日金曜日

安物買いの銭失い



「安物買いの銭失い」という言葉がある。
"値段の安いものはそれだけ質も悪く長持ちしないから,かえって高いものにつく。"
という意味。
うんうん、分かる。


安いものを買う

すぐ壊れる

新しいものを買う

最終的に、高いものを買うよりも金がかかっている

ということだ。


で、修理して使うという手もあるが


安いものを買う

すぐ壊れる

修理してみる

本体買うよりも修理代の方が高くつく
もしくは
高くつくので結局また新しいのを買う

どっちにしろ、高いものを買うよりも金がかかっている

っていうことだよね?


最近日本では
いいもの買って、メンテして、長く使うことでエコ。
みたいな考え方が見直されてきてるし
分かる。
でも、インドネシアではこれが通用しない。


基本的に、

安物を買う

すぐ壊れる/もしくはハナから壊れてる

直さないでそのまま使う

っていうのがインドネシア流(笑


バイクのサイドミラーが壊れてるなんて当たり前で
たまに完品状態のバイクに乗ってる友達がいると
驚くほど。

もうなんでも、壊れたまま使ってる。
完全に「どうやっても使えない」状態まで行かない限りはとことん使う。
例えば
・バイクのサイドミラーが無い
・バイクのメーターがただの飾り
・ラップトップ(ノートPC)のヒンジが壊れた状態で使ってる
・洋服が破けてる
・リュックのチャックが閉まらない
・トイレの便座が無い
・車の窓が一度開けると閉まらない
・トイレのドアが閉まらない
どれも、よくある。
本当によくある。

なんというか、エコとかっていうよりかは
「使えるんだから使おうよ」
っていう、他に何も疑問を抱いていないインドネシア人。
「壊れてるんだから買い替えようよ」
「壊れてるんだから直そうよ」
っていう考え方って、当たり前だと思ってたんだけど
彼らにとって、それはまったく違うみたいだ。
(バイクなんかはすぐ動かなくなるので流石にたまに直してますが)

初めてこの国に来た人たちはきっと
「物を大切に使う人種だな〜」なんて思うかもしれないけど
そうじゃない。
彼らは面倒くさいだけなのだ。笑
結果論で言えば同じなのだけど。



そういう意味で、
「いいものを価値に見合った値段買う意味」を根本的に見いだせないのではないかと私はチョッピリ真面目に考えていて
それはつまり、インドネシアの経済発展を妨げる大きな要因として
実は事態を重く見てたりする。


この状態を打破出来ない限り
私は、インドネシアは30年後もこのままだと思うんだ。
政治経済何も知らない私が言うんだから確固たる根拠なんてありませんけど。ま、個人的にはこのままのんびり国家で居てほしいんだけどね…

それはエコじゃなくてエゴだよっつーはなし。

2 件のコメント:

きゃなん さんのコメント...

もう、上手い事言っちゃってー

中国のバイクもなかなかすごいぞ
テープでグルグル巻きになってるのが大半
すげーよく動くな!と思ってたけど
修理屋さんが至る所にあるので
やっぱ壊れるんだな、と思った(笑

Kuro さんのコメント...

>もう、上手い事言っちゃってー
お前バカにしてんだろWWWWWW

壊れるのは別にいいけど、エンジン入ってるやつって
「爆発しないかな!?」って不安になるよね。

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