私はかなり食べるのが好きで
美味しくて驕ってもらえるものは特に、相当食う。
でもインドネシア飯っていうのは
平均的にそんなに美味いもんではなくて
高いお金(一食300円とか)払って食べないと、なんかホント、
食ってて楽しくない。
もう、食う事にあんまり興味がなくなってくるんですよね。
でも、ジョグジャで2週間泊まらせてもらっていた友達のお家では
早期退職したお父さんがいつもご飯を作ってくれていて
これが本当においしかった。
一人でもくもくと料理をするバパ |
基本的にオカズが1品。それと白飯。
なので、普通に食ってると飽きる飽きる。
この家のパパも基本的に1〜2品しか作らないのですが
なんか美味い。
Bapak バパ(年上の男の人を呼ぶ固有名詞。ぱぱじゃない。ばぱ。)は
学生の時からいつも自炊して、
同じアパートの人たちのご飯を作って上げていたくらいで
料理歴で言ったら普通の主婦と変わらない。
料理してるところずっと見てたけど
とくに変わった調味料も使ってなければ
料理法も普通なんだけど、
下ごしらえとか、炒めるタイミングとか、そういう小さいひとつひとつが年期が入ってる感じがして
劇的に美味いとかじゃないんだけど
家庭料理の美味さ。
バパがもしお店を出したら
あたしゃ毎日食いに行く。
牛肉の佃煮のようなもの と 魚のフライ |
スープ ちっさい! |
鳥のチューリップ肉の煮付け。 インドネシアで、ジョグジャだけが 日本の煮付けみたいな甘い味付けをする。 |
またもや お魚と ほうれん草のおひたし |
タフバソ(タフ=豆腐 バソ=練り物) という、牛肉のソーセージの入った豆腐と 白菜の乗った麺。 |
バパがお料理してるとこ |
あたしは辛くて食ってないけど 茄子のおひたしと 唐辛子とシラス和え。 唐辛子の量やべぇ |
ミーゴレン。 (ミー=麺 ゴレン=揚げ) 今まで食べたミーゴレンの中で一番美味かった。 |
お魚。 バパはよくお魚を料理してくれるので嬉しい。 |
豆腐の入った肉じゃがのようなもの。 これは美味かった。 |
スパゲッティー。 良い意味で、給食の味がした。 甘めの味付けで 子供みたいで私は好き。 |
この石でできたお皿と 石でできた棒をつかって 唐辛子をすりつぶして サンバルという辛い調味料を作ります。 あまったサンバルを豆腐に絡めて 食べきる。 |
食後はかならず お庭で採れたマンゴーをバパが剥いてくれる。 毎日マンゴー。 今まで、マンゴーの剥き方が いまいちわからなかったのだけど 毎日見てたので、もう剥けると思う。 |
できた。 美味かったけど、やっぱり バパには勝てない。 |
あたしがあまりに 毎回おかわりするもんで 帰りの列車で食べるようにと バパが早起きしてお弁当を作ってくれた。 ナシゴレン。 バパが作るナシゴレンは、インドネシアで一番美味いと思う。 |
お弁当。 超美味しかった。 おやつにはピサンゴレンも作ってくれて 最後のひとつを 「これで最後かぁ…」としんみりしながら 食べました。 私がピサンゴレンを作った時に 「やっぱバパが作った方が美味しい」 とか我が儘いったもんだから 違う種類のバナナをこの日のために買ってくれて 作ってくれた。 美味しかった。 |
バパ、毎日おいしいご飯ごちそうさまでした!
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