2015年6月5日金曜日

|たりたりタシク 2


たりたりタシク、シトゥ・ベエット編。


これで、
シンガパルナ編含め、シトゥ・ベエット編の
タシクマラヤ旅行記は終わります。

やぎ親子が居たり。
耳がぺろっとなっててかわいいぞおまえら!
エマ・ワトソンが
水ボトルの下敷きになっていたり。

私はこういうところに
強烈に「生活」の醍醐味を感じます。

生きるという行為の中で
新聞紙からエマ・ワトソンを選んでここに使ったのは
少なからず「意識」してやったことだと思うから。
そこに、
生活を彩って、良くしようとする「意思」を感じる。
ヤナさんがドヤ顔でヒル捕まえて来たり。
うおおっ
ヒル初めて見たっ
結婚式に来ていた
セクシーなダンドゥット音楽(Dangdut)を踊るお姉ちゃんたち。
いやーいいねいいね
私はこういうボディコン時代を彷彿とさせる
お姉ちゃんたちがとても好きです。
見てるととても元気になる。
インドネシアでとてもメジャーな食べ物 "シンコン"。
日本語ではカタカナで "キャッサバ"。
英語読みなのからも分かるように
日本にはない食べ物です。

シンコンはイモ類なので
ジャガイモのように使われます。
チップスにしたり
マッシュして団子のようにして食べたりします。

インドネシアで私も散々口にしてきた食べ物なのにも関わらず
シンコンの正体を知らなかったのです。

そんな私にヤナさんが
「家の裏に生えてるから見せてあげる」
と連れて行ってくれたのが
隣の家の庭。


話を聞いててジャガイモをイメージしていたのですが
本当に「木」の根っこというかんじ。

「これ、多分すごいいっぱいシンコンくっついてるはず」
と木を選別して引っ張りますが
なかなか抜けない。
ついには持ち主の家族(アギ君)も出て来て
本格的に人の家の庭荒らし。
これがシンコン!
小さなサツマイモみたい。

本当はそれこそジャガイモ・サツマイモみたいに
たくさん連なってついているそう。

ムムスさんの孫のゲーム機 "F-LECO"。

もう「版権」とか「著作権侵害」なんて怖くない
有名キャラクターのオンパレード。

PSPを意識したであろうそのフォルム。

カセットが入っていなかったので
遊べませんでしたが
気になるその仕様は……
バッテリーは乾電池、もしくは
コンセントから直接もってくるようです。

持ってみると、恐ろしく軽い。
中身が入ってるのかが不思議なくらいの軽さ。

ネジ穴の位置とか、もういろいろすごいな(笑)
ゲームボーイを彷彿とさせる
カセット差し込み口
そして、まさかの

"16BIT"

……うそでしょ!?
これが "16bitCPU" の意味であるなら
スーファミと同じスペックになります。

海賊版が主流のこの国では
PS4のゲームでさえ
ダウンロードさえしてしまえば
パソコンでタダで遊べてしまうのですが
そういったハイテクノロジーの中で
こうした自国のローテクノロジーが
共存できているということが
本当に不思議です

そんなわけで
タシクマラヤ編はこれにて終わり。
ヤディさん、オマン氏に
ムムス氏、エハお母さん
その他色々な人にお世話になって、
このタシクマラヤでののんびりとした生活を送る事ができました。

学校では学べない、
大都市バンドンでは学べない、
田舎ならではの、その生活と、魅力的な人間性。
インドネシアに限らず、「田舎」ってすごいパワーで
大きく包み込んでくれるように思います。
「また行きたい」
と思うよりも
「ああ、いつでもここに戻って来ていいんだ」
と思えるような
そんな旅でした。

みなさん、ほんとうにどうもありがとうございました!

Terimakasih banyak semuanya.
Khususnya pak Mumus, ibu Eha dan Surya. dan pak Oman dan kang Yadi.
Saya senang bisa main di Tasikmalaya sama anda.
Semoga balik lagi ke sana. Tatur Nuhun Pisan :)

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