2013年12月31日火曜日

2014年1月1日 零時零分



新年あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願い致します。


正月らしい雰囲気をどうにかお送りできないかと考えた結果
クリスマス直前に見に行った日の出の写真を載せる事にします。

新年だから、写真もでかいのだ

この地はマランという地のブロモ山。
正確にはブロモ山から見てる訳ではなくて
ブロモ山が見える山からの景色です。

右側中央にモクモクと煙を吐いてるのがブロモ山。
活火山です。

実のところ、人生初日の出でした。


朝2時に起きて3時半に宿泊施設を出て、ジープで山をのぼる。
完全防備で行ったのですが、そんなに寒くなくて、
しかもジープでほとんど10合目近くまで上りきったので、
ハイキングにさえならないくらいの距離を歩きました。


朝ご飯にバソ(スープ)を食べて、頂上まで歩く。

おでんみたいだ
前日は土砂降りも土砂降りで霧がものすっごくて
とてもじゃないけど日の出なんて見れっこ無いと思っていたのですが
思った以上に綺麗に見れました。

前日の霧のすごいこと。

いわゆる日の出っぽい丸っこい太陽ではなく雲が沢山かかっていましたが
それでも人生初日の出としては充分すぎる、美しい景色でした。


ジープの後ろに乗って、道無き道を走るこの感じ。
酔いますよ、普通にね。

この後別の場所にも行ったのですが、また今度。


よい新年をお過ごしください。

本年もよろしくおねがいしまーす!

ぼくの夏休み


まさか今日が大晦日だなんて!
信じられない!

今は友達のライの家にお泊まりしています。
ここはバンドゥンから列車で7時間のジョグジャカルタ。
ライのおうち

バンドンよりも暑くて、
この時期は年間で見ると一応涼しい季節なのですが
昼間は常に30°以上。

ライの家は高級住宅エリアにあって
2週間ほどここに滞在させてもらいます。



友達の家にお泊まりする事はあっても、ここまで長期で泊まるのは初めての事。
ライのお部屋を一人で使わせてもらっています。
でかいベッドと小さい机しか無い部屋って
すごく外国を感じる。

エリア内には住民が使えるプールもあれば、ジムもあるし、テニスコートまである。
エリアの入り口にはセキュリティーがいるので
夜中にエリア内を一人でウロウロしていても危なくない。
ジム。
1日の使用料金は100円ほどだとか。
やろうかな。
ザ・プール!
というかんじのプール。
言ってみれば、スーパーリゾート地なのだ。

朝遅く起きて、軽いご飯を食べ
ちょっと勉強して、長い事弾いていなかったピアノを練習する。
遅い昼ご飯を食べて、ちょっと昼寝したり
ライの日本語の勉強を見てあげたり
散歩したり
ライの従兄弟のガリのバイクの後ろに乗って街をめぐってみたり
プールに入ったり。
夕飯を食べたらまたプール入ってお風呂入って寝る。


ピーカン晴れだと、写真に元気があるので
撮っていて楽しい。

見よ、この大晦日らしからぬ写真を!

あんまり
私的素敵なお家はないけれど
高級住宅街は見てるだけで楽しい。
昔の軽井沢とかにありそうです。

超リゾート地なのに
気分はなんだか、小学生の時の夏休みの気分。



私は親が共働きで小さい時に全然外出した記憶が無くて
小学生の時は毎年冬休みと夏休みは三重県のいとこの家に預けられていた。

一人で川崎の駅から品川に行って、新幹線に乗って名古屋まで行く。
それから近鉄で伊勢駅まで行って、バスで2、3時間かけて
くっそど田舎のばあちゃんの家へ。
携帯電話なんてなかったので
駅に着く度に、公衆電話を探して親に連絡していたあの感じ。
寝過ごすといけないのでずっと窓の外を見て過ごしたあの感じ。
山道のバスにゲロ酔いして、酔い止め飲んで寝て起きたら
隣に座っていたからだのでかいおばさんにもたれかかっていて恥ずかしかったあの感じ。

自分の家じゃない居心地の悪さと
特に何もすることがないこの感じがすごく似ている。

ただ、なんか遠くに来てしまった
という感じが強くする、あの感じ。
特に、神奈川(出身地)が恋しい訳でもなく
ただただ、遠くにいるという実感がする。

毎日ほとんど同じ事ばかりして、いつの間にか日々が過ぎて行ってしまうような
あの焦燥感に似た、ただただ日々を浪費する夏の日を
今、すごく感じる。


ただ違うのは、12月なのに
感じるのは夏休みの匂いということ。


今は、プールサイドでパソコン開いてこれを書いている。
突然降り出したスコールを横目で見ながらプールに降り注ぐ水滴を眺める。


そんな中でライが傘を持ってきてくれたり
全ての事がジュメビュなのに、なんだかデジャビュなこの感じ。


今、とても夏休み。



みなさん、よいお年を。

2013年12月30日月曜日

Batu Secret Zoo


またしばらく書いていなかった。
いかん


先週まで2週間程、
友達が遊びに来てくれていた。
来てくれてほんとにありがとう。
楽しかったです。


金は無くなったが
書く事は山ほどできて、
どれから手を付けるべきか迷う。


まぁとにかく、
結構色んなところに行ったんですけど
ちょっと動物園の写真でもガガーっと載せます。



私は動物園って結構好きです。

人工的に作られたあの感じが嫌いとか
檻に閉じ込められてて可愛そうって言う人もいると思うし
まぁ同感なんですけど
私は工場地帯で育って
動物にあまり触れ合う機会が少なかったので
野生の動物だろうが、牧場だろうが、動物園だろうが
動物見るのは結構好きなんですよね。


そんなわけで、今回行って来たのは
西ジャワ・バンドゥンから遠く離れた
東ジャワ・バトゥという場所にある
Batu Secret Zoo。
遊園地とか、植物園とかが併設されているのですが
時間が無くて、動物園のみ見てきました。
バードパークなんかが併設されているせいなのか
やたらとサル系ばかりいたこの動物園ですが
サルも真面目に見るとかわいいもんだ。


またしても
動物の名前に全然興味の無い私が
動物の写真だけをひたすらアップします。


\ どうぶつまつり /
正直、この動物園で一番魅力的だった
巨大ゴリラ。



サルって人間に近いからなのか
真面目に見てみると
なんだかすごく
思うものがある。
人とか動物が
飯を食ってる瞬間って
無意識のフェロモンが出ているような気がするのは
私だけなんだろうか。
美味しく食べてくれる人が好きとか
綺麗な食べ方する人が好きとか
そういうのありますけど
私は、
スプーンを口に持って行く人じゃなくて
スプーンに口を持って行く食べ方をする人が
好きです。
待てないんだな、っていう気がして。
皆大好き
子連れの動物。
私はそんなに興味ないけど。
私の思う、インドネシア人って
こういう感じです。
何するにも群れてる。
分速3mくらいの動きで
トウモロコシを齧る
謎のクマ的な動物。
このあとトウモロコシを1m下の地面に落とすが
その事態を把握できず
分速3mの動きであたりを見渡していた。

こいつは
ウィークポイントが
ものすごく多そうだ。
これ、なんだかわかります?
実はスカンク!
スカンクはこの色じゃないと!

というか、スカンクをこんな
触れられるような距離に放しておいていて大丈夫なんだろうか。
分泌液出されたら
周りはパニックじゃないのか。
いいね、すごくいいね
この雨宿り感。
でかい!
すっごいでかかったこの亀。
ちょっと怖かった。
でかい亀に視線をかっさらわれて
至近距離に居るのに誰も見てなかったでっかいこいつ。
うちはちゃんと見てるよ
カピパラの尻がキュートだった
白鳥の首の骨って
実はキリンと似てるんじゃないだろうか。
キリンの首の骨、めちゃめちゃ好きなんですけど。
まごうことなきカバらしさ
那須で
オーストリッチの求愛ダンスを目の前で見てしまった私は
ソレ以来ちょっとこいつに対して
何か不安要素を抱えている
すごく何か言いたげ
こいつの素行がものすっごい人間臭かった。
しばらくボーっとしては何か考えるように空を見つめ
遠い目をする。
そしてまた何か失敗した過去を思い出すようにポーズを変え
空を見つめるのです。
私たち見物人のことなんか全く視界にないその素振りは
まるで恋をしてしまった人のようで
見ていて非常に面白いものがありました。
地面の匂いを嗅ぎまくるために
鼻がよく曲がる。(多分)
日本でも一時期一世を風靡した
プレイリードック。
せわしない。
コウモリを触れる距離で初めて見た。
いやはや
生々しい。
なんか、色んなデザインのアイディアが浮かんできそうな
このフォルムと素材感。
意外にかわいかったです。
わに。
恐怖の形をしている。
怖いので、結束バンドで口先を縛りたくなる。
謎のパチモンパラダイスの中で
際立ったキャラクターを放っていた
このひと。
もう全然わからない。
たぶんウーパールーパーか何かだと思ってたんですけど
これたぶんおたまじゃくし。
で、カエルになると
こうなる。

なにこのカエル、全然動かない。
ものすごく気持ち悪い。
動かないところとか
手先の感じとか
色とか質感とか
好きになれる要素が一個もなかったこのカエル。
散々笑った。
ビロビローン
電気ウナギ。
電気ウナギは頭がプラス極、尾がマイナス極だそうです。
電気ナマズは逆らしい。
と、いうことは
電気ウナギと電気ナマズが発電した状態で
向かい合うと
ビタッッッ ってくっついちゃうってことなのかな。
ちなみに、
自分もちょっと感電してるらしいです。
なんか矛盾してて可愛らしい。
檻の中に居ながらにして
この恐怖感、
流石チーター。
かっこいいっす。
ピューマ(か?)
耳のペロペロンってしたところが
意味があるのかないのか。
「今日の夕飯何食べたい?」
って普通に聞いてきそうなこの顔。
やっぱ鳥はかっけーよ
もう色がね
色がやっぱりほ乳類にはマネ出来ないもの。
発色がすげぇ。
すごく、
なんというか
この人の前で懺悔とかしたくなっちゃう
この顔。
見透かされている気がする…
たぶんしっぽを動かすのに
カロリー使うから、
適度にココで休ませてるんだな

勝手に思いました。


久しぶりに、動物祭り。

やっぱ、動物って言うのは
なんか気持ち悪くて
なんか可愛くて
なんか人間くさくて
癒されます。

2013年12月22日日曜日

今年のブログまとめ



まくびーインターナショナル様の「まくびーず」のブログにホワさんという名前で
インドネシアに関する記事を書かせて貰ってもう5ヶ月。

果たしてネタが持つのか…?と
途中、大分不安になりましたが
皆さんのおかげでなんとか今年を無事に終わらせる事が出来そうです。
ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

というわけで
今年の記事を振り返ってみる。



ダイジェスト!



2013年 「まくびーず」


紙媒体の国、インドネシア。
・・・・・・・・・・・・・
2013年7月10日
インドネシアに何故来たの?というみんなが必ず質問してくる内容から。



断食
2013年7月17日
・・・・・・・・・・・・・
イスラム教三大(?)イベントの一つ、断食(ラマダン)。
初めてのラマダンを迎えて、早速やってしまった1つのこと。
友達よ、ごめん!



地域語を覚えてみる
2013年7月24日
・・・・・・・・・・・・・
インドネシアの地域語事情。
この島国には地域語がたっくさんあるんです。


不便極まりない国
2013年7月31日
・・・・・・・・・・・・・
日本に一時帰国中。
日本とネシアの違いについて考えてみた。



モテ期
2013年8月7日
・・・・・・・・・・・・・
日本でモテなくたって、インドネシアではそこそこモテるのだ!!!
どこかに需要と供給は、必ずどこかで繋がるのだ!
と、見栄をはってみた。



ネシア男子の魅力普及活動
2013年8月21日
・・・・・・・・・・・・・
イケメンネシア男子あるある。
どんなに日本でモテなくても、
ネシアに行けばほぼ必ず体験できるドラマティックな日常話。



\ ニッポンキライ! /
2013年8月28日
・・・・・・・・・・・・・
外国で暮らすようになってみて
初めて見えて来る日本の良さって言うのが有りましてね。
思うところあるのですよ



Individual rights.
2013年9月4日
・・・・・・・・・・・・・
またもやあるあるネタ。
「個人情報保護法」が存在しない国インドネシアで
日本であんなに敏感になってた、プライバシーって何だっけ?と疑問に思う。




タメになるかもしれない話
2013年9月11日
・・・・・・・・・・・・・
外国に行くのが初めての人へ。
最低限持って行った方がいいものチェック表です。
空港での注意や、飛行機に持ち込んだ方がいいものなんかも乗ってます。



女子一人旅。
2013年9月18日
・・・・・・・・・・・・・
私なりの、女一人旅のコツ。
バックパッカー初心者に。



インドネシア人へのおみやげ
2013年9月25日
・・・・・・・・・・・・・
インドネシア人っていうのは、何が好きなのか未だによくわからん!
しょっちゅう外してますがその中でも、外れの無い
インドネシア人へのお土産を。
インドネシアでの日本人に向けたお土産は、12月に書いてます。



100円 = Rp.10,000.00-
2013年10月2日
・・・・・・・・・・・・・
インドネシアの金事情。
桁が多くてわけわからん。



犠牲祭
2013年10月12日
・・・・・・・・・・・・・
犠牲祭は、このネシアブログでも3回に分けて書いていますが
犠牲祭とは何…?
を知りたければ、こちらへ。
これを書いていた時は、まだ自分がどうなってしまうのかなんて
知る由もなかったのでした…



外国で、なんとかコミュニケーションを取る方法
2013年10月19日
・・・・・・・・・・・・・
観光に行くくらいだったら、英語なんて喋れなくてもダイジョーブ。
私が無意識にずーっとやっていたコミュニケーションの取り方を
意識的に考えてみた。



お前のものは俺のもの、俺のものはお前のもの
2013年10月26日
・・・・・・・・・・・・・
日本じゃあり得ない程の
トータリアニズム(全体主義)の国ですから
知らずに行くと、びっくりするほど共有されます。
そんな、体験談。



結構いい加減 ムスリム
2013年11月2日
・・・・・・・・・・・・・
人に宗教を尋ねるのはタブーといわれていますが
インドネシアでは超一般的。
なんたってネシアは、ゆる〜〜いイスラム教国家ですから。



かみ を 切る
2013年11月9日
・・・・・・・・・・・・・
ネシアでショートヘアーにすることは
男子に毎日
「なんで切ったの?」
と言われることに耐える事から始まる!



O型国家?
2013年11月16日
・・・・・・・・・・・・・
インドネシアに慣れてしまったと感じる10のこと。
「えっ、ご飯食べてる時にハエは来るもんでしょ?」



BATIK バティック
2013年11月23日
・・・・・・・・・・・・・
インドネシアの伝統的な染め物、Batikについて
ご紹介します。



トロピカルアイランド
2013年11月30日
・・・・・・・・・・・・・
フルーツ大国、インドネシア。
私の 超個人的、美味いフルーツベスト5!
と、
ネシアでフルーツ食べる時に気をつけるべき事。注意点、



マイナーなフルーツ
2013年12月7日
・・・・・・・・・・・・・
その名の通り、マイナーなフルーツの紹介。
怪しい果物、そろっています。



おすすめのインドネシア土産
2013年12月14日
正しくは、バンドン土産。
もっと正しく言えば、バンドンで買える土産。
いつもの事ですが、超個人的な品揃え。



Natalの日
2013年12月21日
・・・・・・・・・・・・・
もう何度もやっているのですが
クリスマスということで
ネシア人男性を落とすための大事なコツ3つ!
需要があるから書いてるのよ!



Tahun baru(新年) ※来週更新です。
2013年12月28日
・・・・・・・・・・・・・
ネシアの祝日について。
それから島は違いますが、バリのびっくり正月行事についても
ちょっと書いています。





こう見てみると、なんだかんだ
結構書いてるな〜 という印象。
結構テイストが違うので、気になる文章があったら
是非、読んでみてください。

そんなブログも、28日を最後に今年はおしまい。
お正月はお休みで11日から再開します。

来年からまたよろしくお願いしま〜す!

2013年12月6日金曜日

後天的に矯正された三つの先天的なもの



ひさびさにいい文章がかけた。



先天性のものって、あるじゃないですか。
生まれた後に学ぶ、学習ではなく遺伝子で受け継ぐもの。

そういうのって、後の矯正によって変えられるものもあるわけですが
基本的に、先天的なものは「変更する」っていうのは不可能らしいです。
それは「矯正」でしかないそうで、「変わる」ものではないらしい。

でもそもそもよほど理由がないかぎり、
たぶん矯正するものっていうのは少ないと思ってたんですよね。

というか、こんなこと
日本にいる間は考えもしなかったんですけど。


でも、インドネシアだとそれを思うことがいくつかあるんですよ。
つまり、さっきいった
「よほどの理由」が、主に宗教的な理由から起きるんですよね。



今の所、気付いたのは3つ。




1つ目は 利き手。



世界では、利き手は右手の人が多い。
「不便だから右手も使えるようにしなさい」っていう親の意向で
利き手じゃない右手も結構使えるっていう話を、左利きの日本人の友達に聞いた事がある。

でも、インドネシアでは
握手したり、物やお釣りを受け取ったり、渡したりっていうのは「右手」じゃないと失礼なんですね。
右手は、トイレに行った時にトイレットペーパーを使用せず手を使って水で流すので
不浄の手とされているからです。
ご飯を手で食べる時ももちろん右手。
だから基本的に右手でやらないといけないんですよ。なんでも。

だから、日本だと
「あれ、左利き?」って、左利きの人がいるとすぐに気がつきますけど
こっちだとそれがないので、左利きは今のところわたしの周りにはいないし
もし居ても、気付きにくいっていうことですね。

冒頭の話から言えば、「左利き」が少ないのではなく
左利きだとしても、右手を使うように矯正されているっていうことになりますけど。





2つ目は 巻き舌。

ルルルルルルルルルルルって舌を巻いて言えない人っていますよね。

あれは、大抵の場合、舌の下にある部分と喉を繋ぐ部分が短いから起きるそうで
舌が長い・短いじゃなく、舌と、その元をつなぐジョイントが短いそうです。
正式名は舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)っていうらしいです。

巻き舌が出来ない理由っていうのは、もちろんこれだけが原因ではないんですけど
この、先天的な舌小帯短縮症に的を絞って考えるとする。

で、インドネシアっていうのはRの発音が、これでもかというくらい舌を巻くので

「あれっ、巻き舌出来ない子って、発音できなくねーか?」

と思ったわけです。

日本でも「舌足らず」なんて言って、滑舌の悪い人の事をそういいますけど
滑舌が悪いだけならまだしも
Rの巻き舌が出来ないと、Lに聞こえてしまうので
巻き舌が決して必須ではない日本語とは違い、
「母語が発音できない」
ことにならないか…!??
と思ったんですね。

なので、たまたま疑問に思った時に側に居たマレーシア人に聞いてみた。
マレーシアはマレー語が母語で、
マレー語っていうのは、ほとんどインドネシア語と同じなんです。
だからRの巻き舌が必須な言語なんですね。

マレー人「マレー人にも巻き舌出来ない子、いるよ。
私のいとこも巻き舌が出来なかったんだけど、何ヶ月も特訓したら出来るようになったわよ。
何ヶ月も毎日ルルルルルって特訓してた。」

ってことで、後天的に学習できるものらしいですよ。
とはいえ、何ヶ月って言ってましたから
そう簡単にいくものではないそう。

そんなわけで、
ネシア人、マレーシア人、そしてイタリア語も巻き舌必須言語ですから、
彼らの国ではもちろん
特訓があった上で、巻き舌が出来ない人はいない。ってことでした。




そして3つ目。

読み方によってはド下ネタですいません。

包茎 について。

すいません。でもマジでクソ真面目に調べました。

包茎には仮性包茎と真性包茎がありますよね。
仮性包茎は、剥こうと思えば剥けるほうで
真性包茎っていうのは、全く剥けないほうです。

そしてこれは先天性。
これに関しては、日本でも手術が一般的に行われてるものなので
個人の自由によって、手術のあと後天的に露茎(包茎の対義語)にすることができるわけです。


でも、インドネシアのイスラム教徒っていうのは
個人の自由ではなく、儀式で
割礼」を行うんですよ。

キリスト教、ユダヤ教なんかでもあるんですが
実は色々と種類があるので、今回はネシアのイスラムの割礼に絞って話します。

ネシアの割礼っていうのはもちろん宗教的な意味が多く含まれてはいるものの
元の元をたどればイスラム教以前から行われていたものらしいので
ネシアの割礼を、イスラム教だから。って単純計算してはいけないそうなんですけど。

ただ、少なくとも
インドネシア人で男でイスラム教徒だったら
ほぼ間違いなく割礼されていると考えていい。らしい。
包茎だと、ばい菌が入って病気になりやすいだとか
神経を切る事によって感覚が鈍くなり、性欲を起こさせないようにするためだとか
色々な理由があるらしいんですけど
今はもう、そういう「割礼をする意味」のがまぜこぜになって、
「宗教上」というよりも、ほとんど「慣習」として残っているそう。
やって当たり前でしょ、っていう。


割礼って、聞いた事あるけど実際なんなのよって思ってたら
聞いても居ないのに、私をビビらせようとしてこの前男友達が割礼の話を前にしてくれた。

皮をちょっと切るんですって。

その時すでに、うわぁいてぇ と思ってたのですが

「そもそも、どこの皮の部分を、どう"ちょっと"切るんだよ」と思って
あとでネットで調べてみたら、全然ちょっとじゃなかったんですよ!!!


皮をびよーんと伸ばして先っぽから1cmくらいを

メスで

ザクッ

と皮だけを金太郎飴みたいに切り落とすらしい。

イ、イッテェェェ…

(割礼の仕方は色々ありますが、あくまでインドネシアではこのタイプ。)

ズボンのチャックに皮挟んじゃった痛みは女子の私に理解できなくても
この痛さは、もう……いっぎぃ!
たぶん目の前で見たら
クルバンの時と同じように貧血起こして倒れる気がする。


その友達が言うには
「僕は麻酔打たないでやったからすっごい痛かったの覚えてるよ。」


っ あ っ た り め ー だ よ ッ !!!!!(号泣)


その後3日くらいは、傷口がふさがるように安静にしてなくちゃいけないので
ずっと寝てるらしいんです。
でもその時、服を着ると擦れて痛いので、布をかぶせとくんですね。
で、布が直接その部分にあたらないように、
天井から紐張ってテントみたいにするんですよ。

ちょっとあの写真見た時は笑ってしまった…

二人いたら、こういう事ですな。


そう、そんなわけで
恐らく
90%がイスラム教徒のネシアという国で
包茎はまず居ないと考えていいんだと思う。

自分が男じゃないので、あんまり無責任なことは言えないんですけど
男の割礼はまだ「衛生的面から」っていうメリットが少なくともある。
(たとえ"ただの可能性"だとしても)

これはまた、長くなりそうなので次の機会になりそうだけど
割礼っていうのは色々なやり方があって
特に、女子の割礼っていうのは本当に非・人道的だし、なにより利益がない。
ないどころか弊害がデカい。

今年の3月に国連が、女子の割礼を禁止の法制化を求める決議案採択したくらいなので
ひでぇのなんのって、調べてただけで
貧血起こしましたが

かなりまた長くかけそうな内容になりそうなので
今度にします。



そんなわけで、今回は
後天的に矯正された、三つの先天的なものの話でした。


3年ぶりです

ご無沙汰しております、Kuroです。 アーカイブとしてしか機能していないこのサイトですが、 それでもある程度の方が見てくださっているようで有難い限りです。 インドネシア在住時の2年半の間は、ほぼ毎日更新しておりましたが 日本での暮らしに忙殺されて、 書こう書こうと...