2013年11月30日土曜日

贈り物


前にちょっと話をしたpostcrossingですが
最近次々に、届いたよ〜という連絡がきています。




右に書いてある、Registeredってやつが届いたやつですね。
Travelingは、もう送ったやつと、まだ送ってないヤツ。
既にアメリカ、ドイツ、オランダの人にポストカードが届いて
「ありがとね〜」っていうメッセージを貰いました。

ドイツのノビおじさまから。
タノシイ!

1週間ずれくらいで日本の友達にもポストカード送ってるので
そろそろ届く頃かいな?


私の方は、インドネシアという過酷な郵便事情の国なので
まだ一通も届いてないんですけど。泣
いつくるかなぁ

あ、そういえば
6月頃かな、友達に
「ポストカード送ったよ」って言われたのに届いてなくて
もう完全に諦めていたら
先週やっと届いた。

「もうすぐ夏だね」
って書いてあってめっちゃ笑った。
もう秋も終わりかけだろ!笑 みたいな。

送ってくれてありがと〜〜〜〜!
扇風機がかわいいです

もともと、手紙送ったりもらったりするのは好きですが
異国の地にいると
やっぱ何倍も嬉しいです。

ポストカードと時を同じくして
別のと友だちが物資を送ってくれて、すごい嬉しかった。
何も言わなくても、うちの欲しいものしか入ってないところに
愛を感じます。
あと、マスク(笑)

とろろ昆布が美味過ぎた。

ベビースターのポイントあつめて
日本に帰ったら
ベイちゃんビッグタオルに応募したい。

2013年11月28日木曜日

ドキドキしたい


年末だから
皆さん、忙しいでしょう。

学生だって真面目にやってりゃ忙しいのだ!!
先週やっと、A4で20枚ある翻訳作業が終わったと思ったら
今日は染め物の授業のデザイン画と、染めたものの提出して
来週の月曜日にはインドネシア語クラスで各々の国に関するプレゼンをして
日本語の指導がこれから週2で始まる。
絵の指導もずっとやってるし。
再来週には新しく最終課題のために染め物して
テーラーに持ってって、服作ってもらって
3週間後には、インドネシア語で、ネシアに関するもののプレゼンをして
レポート提出して
出来上がった服提出して、テストして
ぶおおおおおおおおお

ネシアは何でも決まるのがクッソ遅いので
日本だったら事前に準備して、スケジュール管理できるものが
出来ないんだよ!
予測できない忙しさって本当に嫌!
クソッタレエエ


ま、そんなわけで
バティック作り惨敗して
今度はタイダイです。
染め物の一種。

くそ暑かったり
くそ寒かったりする最近ですが
仲良く皆で染めてます
色がたのしい

突然服作れとか言われて「えっ」ってなったんですけど
服は、テーラーに持っていけば勝手に作ってくれるので
ひとまずデザイン画を書いた。
人生初の服のデザイン画を書いた
あとは、染めて染めて染めまくる。

こんなデザイン画で作ってくれるのか不安なのだが
ネシア人が「全然大丈夫」と言っていたので、信じてみる。
そもそも、型紙なんて書けないので、これ以上なにもできない。

人生初テーラー(仕立て屋)で、もっとドキドキしたいのだが
ドキドキしてる暇なんてないんじゃ コラ

ひとまずコットンを買って来なければ……
パワポ作って…
試験の準備して…
日本語のテキスト用意して…


ハウハウハウhワワワワ

2013年11月26日火曜日

命の値段




これ、大分前に書いたつもりだったんだけど
書いてなかったかな。
自分のブログの検索かけたら引っ掛からなかったので書いてないみたいですが
もし書いてたらすいません。


そう、命の値段。
不謹慎な話ですが、
福島の地震後の原発処理の仕事をしてる派遣社員の人たちのニュースを聞いた時に、友達と
「命とか安全ってお金で買えちゃうんだね」
って話をしたことがある。

原発の汚染処理の派遣社員募集の広告

それを実感した二つのこと。

まず一つ。
私は最近、日本〜インドネシア間とか
インドネシア〜アジア諸国間を移動するときに
LCCのエアアジアを使ってるのですが
他のLCCも同じなのか分からないけど、
エアアジアは、基本的にネットでチケットを予約するんですね。
その時に座席の選択をするんですよ。
LCCはチケットが安い代わりに、何もサービスがつかない。
基本的に、飲み物、食べ物、貸し出しのブランケットなんかは全部オプション扱いで有料なんですね。
座席の選択をしないとその分のお金はかからなくて
エコノミーの座席の指定をすると、(予約するタイミングにもよりますが)
200円くらい。
その時に、ファーストクラスはもちろん高いのですが
エコノミーの中に、少し高い「ホットシート」っていうのがありまして。
少しだけ座席が良いっていうのもあるんですけど
このホットシート。
このスクショを見てください。
赤:ホットシート
グレー:標準シート
(でも、前の方なのでちょっと値段が高い)
白:標準シート
ね?
ホットシートは、非常ドア(緑でEXITって書いてあるアイコン)に近いんですよ。
これ、最初見た時に、ちょっとぞっとした。
今まで、例えばファーストクラスっていうのは高いけど(乗った事無いけど)
エコノミーよりもずっと贅沢。
とかくらいにしか考えてなかったんですよ。
でも、これ見ると顕著に分かる。
金を払えば、安全性が高くなる。と。

まぁ当たり前っちゃ当たり前ですよ。
セキュリティー雇って、安全を買ってるのと同じ事ですからね。

ファーストクラスは救命胴着も違ったりするんですかね。
金の無いヤツは死ぬ確立が高いって話です。
でも、こうやって色分けされると、コワイもんです。




それから2個目。

これは、大手カーデザイナーの友達が、
タクシーの運転手から聞いたっていう話なので
ソースが曖昧なのですが
車の後ろについてるランプってあるじゃないですか。
ブレーキランプとかテールランプ。
赤いヤツ。
これが、高いタクシーほど、幅が広いらしいんですよね。
カーデザイナーの子は
「なんでなのかは知らないんだけど、運転手がそういってた」
って事で、
「だから、ランプを見れば、そのタクシーが高級車かどうか、分かるんですよ」
ってことらしい。
(もちろん車種見た方が早いけど)

それ聞いて思ったのが、
幅が広ければ広いほど、視認性が高くなるから
後ろから衝突される可能性が低くなるんじゃないのか?
って思ったんですよね。
調べてみると、実際、
テールランプの大きさ=安全性
っていうのは必ずしもイコールではないらしいんですけど
でも、高いタクシーにはほぼ絶対に大きいテールランプが着いてるってことは
そういうことだと思うんですよね。
私的には。

違うのかもしれないけど。

そう思った。


インドネシアは、一人一人の人間の価値が低いといわれてる。
単純に、経済における人件費としての一人の価値としてもそうかもしれないけど
例えば、人を一人殺してしまった時
「慰謝料」っていうのは、
その人が今後稼いで、周りの人間・社会に貢献できたであろう金額を考慮したりとかっていう
功利主義の考え方から計算するんだと思うんですけど。

例えば、ある人が
私を過って殺してしまった場合と
イチローを誤って殺してしまった場合とでは
その社会的損害も、経済的損害も違うってことです。
そんなわけで、慰謝料もまったく違ってくる。

これは、私は当然だと思うんですけど。
いくら、私の友達が
「クロちゃんは、イチローよりもずっと価値のある人でした(泣」
って言ってくれたとしても
それは、社会的に見ればそうではないわけで。

それが、インドネシアでは功利主義の考え方からいえば
一般的には全体的に低いといわれているわけです。

それに、金がないので
安全を金で買う事ができないわけですね。
金の無いヤツは、路地にある、家の前に門もない(ネシアでは普通全部、門がある)
安全性の低い家に住んだり、路地に住んだりする。

そして、安全性の低い食べ物を食べて病気になり
病気になり
健康への意識も知識も低いがために正しい治療をしない・できないから
早死にする人が多いわけです。


そんなわけで
この国に住んでると、日常的に、命の値段っていうのを感じる。


なんか、
安全性と功利主義と国の発展状況とか色んな事がごっちゃになって
もともとこんな難しい問題を整理できる脳みそなんか持っていないので
収拾つかなくなっちゃったけど
まぁ、なんかそういうことです。


今日、米をスーパーに買いにいったときに
10kとか20kでしかお米が売ってなくて
1kとか2kで買えるのがオーガニック米だけだったのでそれを買ったのですが(安い)
オーガニック米を買ったときに
なんか、それを思ったんですよね。

2013年11月21日木曜日

ナチュラル志向



ナチュラル志向っていう言葉が嫌い。
でも一番嫌いなのはロハス。

別に
そういうのが好きな人たちが嫌いってことではなくて
自分がそういうのをやるっていうのがなんか気持ち悪い。


人畜無害そうな匂いがすごく嫌い。


私が、添加物とかをやたらと気にしてるので
健康志向だと思われる事が多いのですが
そういうわけじゃなくて
私の体が弱過ぎて、気にせざるを得ないだけなんですよね。

でも、最近、生活がどんどん原始的になってきて
否が応でも、生活がどんどんナチュラル(オエッ)になっていっている。
…きっと、ナチュラルっていう言葉の響きが嫌いなんだろうな。
昔のような生活になっている……うん、悪くない。語呂は悪いけど。


何よりも時間を大切にする日本人は、
時間がかかって健康なものよりも、金がかかっても早かったり手軽なものを選びがち。
でも、この国ではそれが色んな要因があって出来ない事が多い。
電子レンジかオーブントースターを買おうと思った事があって
値段を見に行ったらそんなに高くなかったので買おうと思ったんだけど
店員さんに
「アパートメントじゃないと、ブレーカー一瞬で落ちますよ。」
と言われて、断念した。
金があっても出来ない事っていうのはある。

日本で一人暮らししてた時は
買ってきた野菜をとりあえず適当に冷蔵庫に突っ込んでいたけど
今は20人で一個の冷蔵庫(一人暮らし用くらいの大きさ)を共同で使ってるので
あまりスペースをとる事も出来ず
牛乳とかチーズとか以外は、部屋で常温で保存している。
そうすると、腐るのが早いわけです。
だから、どういう保存方法が一番いいんだろう。とか、考える。

そうすると、だんだん生活が昔ながらのものに戻って行く。
偏頭痛もちなので、痛み止めを常に持ってるのだが
この地でいちいち病院にいって痛み止めを貰うのもかったるく
偏頭痛に聞く食べ物とか飲みのもなんかを調べたりして
最近シナモンをよく摂取するようにしてたら偏頭痛が減ってきたり。


とはいえ
インドネシアという、日本人には過酷な環境に完全に抗えるわけでもなく
病気はたくさんしてるのだが
なんだか、健康になっていっている気がして
そんな自分がちょっと嫌なのだ。
家庭菜園をして

その、育ったハーブでハーブティー作って水筒に入れて持ち歩いてて
シナモンを飲んじゃってる自分がなんか
嫌なのだ!

よく分かんないけど、
無害そうでとても嫌なのだ!


2013年11月20日水曜日

福利厚生



今まで何度も病院に行きましたが、
ここんとこずーっと風邪ひいて治ってを繰り返して
心身共にへこたれてたんですけど
お金が無くて、
病院に行かずに、日本から持ってきた薬でなんとかしのいでました。

4月だけで3回も行った病院は
バンドゥンでも一番の私立病院、聖・ボロメウス病院という大きくて立派な病院。
前にも言ったように、ネシアの医療費っていうのは安いです。
風邪で診察受けて薬もらっても3000円くらい。

安いんだけど、数行くとやっぱ苦しいわけで。
金がないのと、
休日だったのと
待ち時間が長いのと、そこまで行く体力(アンコットで3分くらいなんですけど)がなくて
この前は近くの薬局に行って、ドクターに見てもらいました。

ネシアの薬局っつーのは、大きいところだと医者がたまにいて
そこで簡単な治療をしてもらえるんですよね。
メモしていった、症状と、欲しい薬の紙を持っていって大正解。
ほとんど英語が通じなかったです。

で、今回
風邪がかなり酷くなって、脈がおかしくなって胃けいれんもするようになったので
これは行かねばと思い、フト思い出した言葉。
「ITB大学のクリニックめっちゃ安いよ」
4月頃に色んな人に聞いてたんですけど、今まで行った事なかったんですよね。
でも今、ITBの学生証ももっているわけで
行ってみました。

聞いていた、めっちゃ安いはダテじゃなかった。
診察料、一律Rp.10,000(90円くらい)。
安い!
しかもなんと薬は一律タダ!
これはすげぇ
レシートの概要を見ると、本当は診察300円くらいだそう。
ITBの学生でなくても使用できるので、一般人はこの値段。
そしてもちろん薬代が発生します。
薬代はもちろんピンキリですが、大体1000円前後。今回の私のは実際800円でした。
診察はなんか 一 応 してもらえるという感じで
診察後に「結局風邪ですか?」って聞いたら
「うん…そう、うん、風邪、そう、風邪ね。」
とか、テキトーな答えしか帰って来なかったんですけど。
薬剤師さんに聞いてみたら
「たぶん、気候のせいでしょうね~」
と言われた。

今バンドゥンは本当に寒くて、これはうちの風邪のせいだけじゃなく
昼間は32度くらいある気温も夜にはグッと落ち込んで17度くらいまで下がるので
みんな体調崩してるんですね。

全然関係ないけど、肌がすっごい乾燥するとともに
目がめっちゃくちゃ乾いてたので、一緒に目薬ももらってきちゃいました。
タダだし。

タダだったら私、もう毎週でも行くね。マジで。
本当に病気がちなので、薬を常に持ち歩いてないと不安で仕方ないんですけど
タダだったら何度でも行って薬貰うわ。
割と本気で。


そんなわけで、
「これが福利厚生というやつかー!(そうなのか?)」
と、ものすごくITBの学生であることを、今年一番に有り難く感じた瞬間でした。

ただただ、
タダサイコー

今回は、
解熱剤のparasetamol と
胃薬の Lansoprazole と
葉酸の Iberet と
目薬。
最近薬の名前を覚えてきた。




2013年11月17日日曜日

印刷屋さん


私は、アパートにプリンターが無いので
プリントしたりするときは、全部印刷屋さんに持っていく。
プリンターを持ってる子っていうのは1人しか(金持ち)見た事無くて
大学の研究室に1個あるかないかっていうくらい。
コピー機なんて、とんでもない。

プリントは安い。
A4で5枚くらいコピーしてもらうと(セルフサービスじゃないので、頼んでコピーしてもらう)
10円しないくらい。
コピー代と、紙代と、人件費考えてもこれは安い。

でもこの前ビックリしたのが製本。

ネシアでは、本の普及率が低いので
教科書なんかは皆コピー。
大学の先生ですら、コピーした本を使ってる。
コピーしたものをコピーして、さらにコピーするので
色んな人の書き込みが入ったコピー本が出回っているわけである。

インドネシア語の授業で、先生が使っていたコピー本を
私もコピーしてもらおうと思って、借りてきた。
今まで、印刷屋さんでプリントかコピーしかしたことがなかったのだけど
量が量なので(200P近くある)製本してもらうことに。
本を渡して
「同じ感じでコピーしてください」
ってお願いして、1時間くらいして取りにいったら出来てた。

すげぇ、同じだ!

左が原本で(本当の意味での原本ではないんだけど)
右が複製

500円くらいかかるかなぁ
と思っていたら
160円だった。

安っす


こうして、複製の複製ができあがった。
いや、複製の複製の複製の複製かもしれないけど。

こんなに手軽に安く手に入ってしまうことに
慣れないように気をつけなければ…

2013年11月16日土曜日

KOPI




私は結構コーヒー好き。
余裕のある時は
豆買って来て、ミルで炒って苦いコーヒーを入れたりしていた。


日本に住んでる時から
インドネシアのコーヒーが一番好き。

日本人の平均的なコーヒーの好みっていうのは、赤道よりも上でとれたコーヒーらしい。
なので、ちょっと酸味がある。
私は、酸味のあるコーヒーが苦手で
ちょっと濁ってて、かすかに甘みのある
苦いコーヒーが好きなのです。
インドネシアのコーヒーはまさにそれ。



大人になりかけの頃に一度は願う
「コーヒーをブラックで飲めるようになりたい。」
この謎の願望は一体なんなんだろう。

私は今、コーヒーはブラック派なので
砂糖もミルクも入れないんですけど
「よく、飲めるね。」
って言われる。

私がブラック好きになったのは、大学2年生の時だった。
それまで、コーヒー自体がそもそも飲めず、砂糖とミルクをたっぷり入れて
もはやこれはコーヒーではないというくらい色が変ってやっと
飲めるというくらいだった。
それでも、どうにも「美味い」と思えず、大人になってしまった。
ところが2年生の時に
六本木ヒルズのなんかのイベントで
「スターバックス コーヒーセミナー」なるものがあったので行ってみた。

初級〜上級まで選べたのだが、私は初級を選んだ。
会費が確か1500円くらいだったかな。

スターバックスはあんなに有名なのに
このコーヒーセミナーってもんは、意外と知られてない。

コーヒーが好きな人がくるんだろうな
と思っていたら
意外と、私のように
「コーヒーが飲めなくて、飲めるようになりたい人」
がたくさん来ていてびっくりした。

スタバといえば、
あの、緑のエプロン。
スタバに行った事のある人は、知ってると思う。
でも、セミナーにいたのは、全員黒のエプロン。
大学2年生といえばもう4年くらい前の話になるので
私の記憶がちゃんと正しいか保証できないが
この、黒いエプロンを来た人は、マイスターらしく
「ブラックエプロン」とかいう称号を持っていた。

たしか、店舗に一人いるかいないかとかそういうすごい人たち。
でも、六本木とか銀座とかのスタバ行くと、ブラックエプロン見かけるらしいですよ。
まぁ、レアポケモンみたいなもんか。

このブラックエプロンに囲まれて
コーヒー豆をボリボリ食ったり
色んなコーヒーを飲み比べたり
たまにクッキー食べたり
またコーヒー飲んだり
ドリップしてみたり。

初級コースなので、
まぁ、まずはコーヒーと触れ合おうじゃないか
っていうことなんだろうか。
ブラックエプロンのコーヒー豆知識(駄洒落じゃないよ)を聞きながら
「ほえ〜」と感心したりした。
最後にミルクホイッパーとコーヒー豆とクッキーだかなんだかくれて
総額が、会費を上回る金額だったので
「得しちゃったな」
と思ってその日は終わったんですけど。


その1ヶ月後くらいに
急にコーヒーが飲めるようになって
しかも、ブラック派になっちゃったんですよね。

そこから、
豆にこだわり出したり、ミル買ったり
コーヒー屋さんに行ってドリップの仕方聞いたり。

まんまとスターバックスの魔の手に落ちたというわけです。


スタバといえば、
「注文が複雑すぎて、失敗するのが恥ずかしいから一緒に注文して」
って
男友達に言われる事がとても多い。
なんなんだろうあの現象は。

これはよくお笑いのネタにされてたりもするけども
スタバのいいところっていうのはここにあると思うんですよね。

温度の調整とか、クリームの追加とか
自分なりの好みのコーヒーが作れるところが魅力。
私は、なんでもモノの名前が覚えられないので
「なんか、濃くて酸味がないやつが飲みたいんですけど。」
とか適当に言うと、教えてくれる。

小売でコーヒー豆も売ってる喫茶店だったらどこでもやってくれますけど
チェーン店でこれをやってくれるのって、嬉しい。


ま、なんかだんだんスタバの回し者みたいになってきたので
この辺でやめておこう。
ちなみに、コーヒーセミナーはほとんど毎日どこかでやってるらしいです
私になんの利益もないけど、
興味のある人は行ってみてもいいかも。



前置きが長くなり過ぎたので、本題がいささかどうでもよくなってきた。



ネシアでは、コーヒーは本当にメジャーな飲み物。
日本よりも全然。

ほとんど挨拶代わりに
「コーヒー飲んだ?」
って聞かれる。

この前、美味しいコーヒーを入れてくれるという露店に連れて行ってもらった。
疲れた時には、コーヒーがいい。
ダイエットにもいいらしいから、コーヒーって優秀。
ただ、刺激物なので飲み過ぎると良くないけど。

ネシアのコーヒーは美味しいのに
皆、めっちゃくちゃに砂糖を入れるのでもったいない。

「砂糖入れないでね」
って言うと、店主に
「お前は正気か?」
と聞かれた。

店主。

濁った濃いコーヒーを飲んでいると
店主がギターを弾き始める。
何故かそこで店主のお手伝いしていた同じ学部のヒマワンと一緒に
私もなんとなく歌ったり
たまに喋ったりしながら
コーヒーを飲んで、プカァとタバコ吸う。
こういう空気感を作れるのは、ギター(というか楽器)の力なんじゃないんだろうか。
その店主と会ったのはこの時が初めてだったが
気まずさとか、頑張って喋ろうという無駄な力が入らなくなる。

コーヒー

タバコ

ギター。

この組み合わせ、最強。

ヒマワン。

ヒマワンがマホガニーの木片を燃やして、
出来上がったコーヒーが入ったホーローのコップの中にトポッと落とす。
木の、焦げたというよりかは香ばしい匂いがほんのり匂う。
マホガニーの火が消えていくのを見ながら
ココナッツの皮で出来た灰皿の中に、タバコの灰を落としていく。

コーヒーとギターのある時間っていうのは
こういうただの一挙手一投足をスローにする力がある。 と思う。


今日もコーヒーが美味い。


2013年11月13日水曜日

POSTCROSSING



私は、見かけによらず、意外と筆まめでして。

小学生の時から、よく文通してました。
大人になってからもそうで、
手紙とかハガキとかはけっこうマメに書いてました。
日本を離れる数年前までずっと14年間くらいずっと文通をしてた人がいるくらいで。

そんなわけで、
そろそろまた日本に手紙出そうかな〜
と思って
「でも、ポストカード買いに行くの面倒くさい(ちょっと交通の便が悪い)から、自分で作ってプリントしようかな」
となんとなくDIOに話してみたら
「postcrossingって知ってる?」
と言われ、初めてその存在を知りました。


コンセプトはすごくシンプルで明快。
「世界中からハガキが来たら、楽しいよね」
っていうことで
会員(無料)になれば、世界中の会員の住所をランダムに受け取って
手紙を送る事ができるというもの。
そして、自分の住所を受け取った別の誰かからハガキが届くというシステム。

最近は、個人情報云々がうるさいですが
こんなに夢のあるプロジェクトを今まで知らなかったことが悔やまれる。


公式ページは、こちらへ。
(Wikipediaで、日本語版の説明読めます。)


一番最初は、最大5人までの住所を受け取る事ができ、
自分がハガキを誰かに送る事で、どんどん最大人数を増やす事が可能になるそう。


早速、登録をして、5人の住所をゲットした。
ロシア、ドイツ、中国、オランダ、アメリカ。
サクッとシンプルなポストカードを作ってプリントアウト。

文章も書いたし、あとは郵便局に行って送るだけ。(ネシアにはポストがない)
暫くしたら、誰かから手紙が届く…はず。

こちらが送る分には今まで全てちゃんと届いているらしいが
ネシアの郵便事情は最悪なので
友達からの手紙が届かない事は今まで何件かあって、本当に悔しい。
ちゃんと、誰かが送ってくれるのが届くのかどうか、不安で仕方がない。

郵便局に行くのは結構面倒なことなので
この機会に一緒に、日本へのポストカードも作って書いた。
こちらは、ちょっと、アナログ感たっぷりの仕上がりになっているので
楽しみにしていてください。


余談ですが、
日本人がよく間違えてる「海外への手紙の出し方」ですが
切手を貼れば、ポスト投函で送れます。
普通のハガキ、ポストカードだったら70円切手、
グリーティングカードとか、軽い封筒だったら90円切手で送れます。
「クロに手紙書いてあげたいけど、郵便局行くの超めんどくさ〜」
とか言ってた友達がいたので
ここに書いておきます。(笑
手紙書いて、コンビニ行って切手買って、
ファミマだったらそのままポスト投函すれば送れちゃうので
是非、私に手紙を書いてやってください。


もしアナログポストカードが欲しい方がいたら、
住所をば、教えてくださいまし。

2013年11月11日月曜日

マンゴーのアレ


復活しました。
でも、治ったばっかりなのにまーた風邪ひきました。
ゲホォッ


ブログには、本気の愚痴は書かないって決めていて
ここ何ヶ月間か
鬱な文章を書いてはアップせずに保存し、書いては保存しを繰り返していたのですが
もうどうにもならなくなって
いざ、文字にしてアップしてみたら、楽になった。

皆に色んな言葉をかけてもらったりとか、
もう日本に住んでるネシア人に話聞いたりとか
クリスチャンのオチャにイスラム教の愚痴をぶちまけたりとかしたら
すごい落ち着いてきて、今は復活しました。

コメント頂いたり、メールもらったり
心配してほしくてあんなこと書いて、いざ本当に心配してもらうと
すごく申し訳なくなるもので、天の邪鬼なものです。
いずれにせよ、
もう一回、頑張ってみようと思えました。
諦めるには、まだ早い。
本当にありがとうございます!


そして、しばらく更新できなかったのは
鬱で引きこもっていたわけではなく、
何故かログインがしばらく出来なかったからです。
なんか、すいません。



お世話をおかけいたしましたーーー!
お騒がせしました。



風邪ひいてるので、完全復活とはなりませんが
体弱って、心までまた弱らないように、
また文章かいていこうかと思います。


最近は、乾期から雨期にまた移り変わってきていまして。
そうすると、インターネットの回線が安定しなくなります。
それで、ブログの更新がままならなくなってきたりしますが
またしばしお付き合い頂ければと。



暗い話が続いたので
話しは全然変ってマンゴーの話。
突然にマンゴーの話。

日本に居た時は、マンゴーを
なんとなく漠然と嫌いだった。
果物なのに、砂糖みたいな人口的な甘さがするのが嫌で、
ほとんど食べた事なかったんです。
でも、今、ネシアではマンゴーの季節になってきて
スーパーでは本当に色々な種類のマンゴーが出てきていて
最近、よく買ってます。

日本でマンゴーを買った事がないので、相場がよく分からないのですが
一番お高いマンゴー、アップルマンゴー(たぶん)なんかは
1個60円くらいです。
安いのだと、50円しないくらい。

そんなわけで、最近突然マンゴーの美味しさに気付いたのですが
今日学校に言って、授業が終わってトイレに行こうとしたら
事務のお姉ちゃんが「KURO、KURO!」ってこそこそ呼んできたので
何かな…と思ってついていってみると
そこには、スライスされてタッパーにたんまり詰められたマンゴーらしき何かが。
ニコニコしながら「coba coba!(試しみて!)」
ってことで、恐る恐る食べてみると、

え、うまっ

マンゴーの酢漬けでした。
なにこれめっちゃ美味いと思って、ボリボリ食べてると
「いっぱいあるから持ってかえって良いよ」と、分けてくれました!

そんなわけで、今日の晩ご飯はマンゴーの漬け物が副菜。


たまたまキューカンバーを漬けてたので
一緒にそえてみたら
もはやこれはマンゴーには見えなくなった。
京都のお土産で、
生のかぼちゃの漬け物を食べた事がありましたが、
あれに似ている。
マンゴーの熟れてないものを使ってるので
アクが少しありますが、私はあんまり気にならない。
ちゃんと漬け物らしく、"ボリボリ"って感じで食べられます。

作り方を聞かなかったので、
詳しくはわかりませんが
おそらくお酢と砂糖で漬けてあるだけかと。
マンゴーに甘みがあるので、オヤツとしても全然食べれる。

ネシアには、
漬け物的な香の物が無い国だと思ってたので
これは嬉しい発見。

作り方を聞いて
是非今度、作ってみたい!

2013年11月5日火曜日

HOMESICKNESS


前回の記事と、真逆の事を書きます。
どっちも本当の想いだけど
強がってみた前回、だんだん悪化してきた今。


インドネシア人をずっと好きでいたい。
けど、今、それがものすごく難しくなってきている。

不自由さとか、語学とか、環境の違いとか
そういうのは全然苦にならないんだけど
人、なによりも、私の人生に人の関わりはひどくデカい。
そして、それが危うくなっている今。


YES,TERRIBLY HOMESICKNESS NOW。


私は、ホームシックには絶対かからないと思っていたのだが、甘かった。
初めて本当の意味で、
異国の地で長期滞在する恐ろしさを思い知った気がする。

そもそも何故インドネシアを選んだかというと
今まで行ったどの国も
「今からここ住めって言われたら全然住めるわ」
と思ったのに対して
インドネシアだけは
「ここは住めないわ」
って思ったからなんですよね。

だから、あえてインドネシアを選んだ訳です。
メンタルも体も何もかも弱いくせに……ドMか?

そして、その「ここは住めないわ」っていうのを
今、モロに味わっている。

もうインドネシア本当に怖い
イスラム教徒本当怖い
もう人怖い
意味が分かんない

インドネシアの嫌いな所、いっぱいあるけど
唯一大好きだった
「インドネシア人」
っていう存在が、最近すごく揺らいできている。
この「唯一」だった存在を疑ってきている。
人に会うのが恐ろしくて仕方ない。

これが、多民族国家なせいなのか
外国だったら全部どこでもそうなのか
ただ、私のせいなのか
多分、全部だ。
でも、後悔だけは絶対にしたくないし、しない。
自分を否定したらそこで何か終わっちゃう気がする。

「ここ住めないわ」っていう理由で選んだ私の責任でしかない。(バカだ)
責任は全うするしかない。

でも、分かってるけど
「カルチャーショック」という便利な言葉では片付けられなくて
ネシア人特有の考え方とか
ずるさとか
身勝手さとか
知識の無さとか
そういうのが、個人じゃなくて「国民性」っていう全体で襲って来る。
自分が外国人である限り。
日本にいても、そういうことはもちろんあるし、
外国ってだけで、それはもう意味が全然違って来る。

でも、人を嫌いになるのは簡単だけど
好きになるのは私にはとても難しい事だから、
せっかく好きになったネシア人を出来る事なら嫌いになりたくない。


日本に住む友達のインドネシア人は、辛くても
アッラーがいるおかげでなんとかやってるらしい。
神がいるって、そういうことなんかな
と何となく考えたりした。

私にはアッラーがいないので
毎日常にこれを考えて貧血おこして、ゲロ吐きそうになって、泣きまくって
でも、なんとか生きている。
自分が、ひどく人間的であることを思い知る。

それでもまだ、日本には帰りません。
心配しないでください、といいたいところですが
誰か心配して!という卑しい気持ちでこれを書きました。(素直)

人間っつーのは意外とタフなもんで
半年もたてば、ケロッとしてご機嫌な私がいるに違いないけど
困った事に未来は今を助けてくれないから、今を頑張って生きるしか無い。



"Breath"



生きるのがドヘタクソだから
ただがむしゃらに生きるしかね~

3年ぶりです

ご無沙汰しております、Kuroです。 アーカイブとしてしか機能していないこのサイトですが、 それでもある程度の方が見てくださっているようで有難い限りです。 インドネシア在住時の2年半の間は、ほぼ毎日更新しておりましたが 日本での暮らしに忙殺されて、 書こう書こうと...