2013年6月30日日曜日

勉強しようぜ



たまには真面目にイスラム教について勉強しようと思いまして
今週はイスラム週間。
断食も近いしね。

何度も言いますが
国によっても地域によっても人によっても違うイスラム教。
私なんかまだまだなーんにも分かってないので
まちがってるとこも多いと思いますが
私と同じくらい分かってない人のために、
超・初心者編としてカンタンに説明していければと。
一緒に勉強しましょう。って感じで。
かなり浅っさい内容になると思うので期待しないように。

もし、訂正してくれる人いたら
コメント欄に書いてもらえるとありがたいです。

ちなみに私は無信教です。
もちろんイスラム教布教活動ではないのであしからず。
イスラム教については
今のところ
肯定もしなければ否定もしないといったところです。
ひとまず学ぶべ。
でもこの前日本語訳(井筒訳)コーラン買っちった。
まだ手元に届いてないけど楽しみ。

ってことで、始まるよ~

2013年6月29日土曜日

嫌われるひと



人の陰口はめったに言わないインドネシア人ですが
嫌いな人間というものはいるもので。
とはいっても、日本人的な「あいつハブろうぜ」みたいな雰囲気はないんだけど。
普通に喋るし、でも嫌いみたいな大人な対応。

この前、ある人に出会い、その後なんかモヤッとした。
このモヤモヤは一体なんなんだ!と思ったまま
後日友達に
私「この前あたしあの人に会ったんだけど」
友「あ、そう。あの人のことどう思う?」
私「えっ、あたしあんたに同じ質問しようと思ってた。」
友「えっ、俺?えー(苦笑)くろは?」
私「えーっ(苦笑」
友「なんつうか…うん」
私「うん、ね。別に嫌いとかじゃないんだけど。でもなんていうか…」
友B「あいつ、"ソンボン"だよな」
友A「そう、それ。"ソンボン"だな。」
私「あー確かに。そうか、あの人"ソンボン"だわ。」

そう、このモヤモヤはソンボンだった。
インドネシア人が唯一と言っていい程嫌う人種、それは"ソンボン"。
ソンボンとは大柄とか横暴っていう意味がすが
私が皆が使うこのソンボンは、
私の意訳ではありますが「自信過剰」に近いんじゃないか思う。
「偉そう」とか「傲慢」みたいな。
最初の頃は意味が分からなくて、「自慢」とかっていう意味だと思ってましたが
どうやら違うらしい。
説明を求めても、皆説明が難しいっていう。英語にもぴったりとくる言葉が無いそう。

だから、インドネシア人が大体
「あいつちょっと苦手なんだよね…」っていう時は大体ソンボンな人です。
それかチュルンか。ダサいみたいな意味。

インドネシア人はよく
「俺、イケメンじゃん?」とか「あたし可愛いし」っていう自分に対する過大評価をよく口にするのですが
それがジョークなのか本気なのかはさておき
大抵すごくかわいいの!

友「俺ってさぁ、ほら、イケメンじゃん?」
私「……… (●´・_っ・) 」
友「………俺さ、もしかしたら自信過剰の病気なのかもしんない。(照 」

だから、そういうのはソンボンじゃないんだよね。
もうかわいいだけ。


ネシア人が本当にソンボンな人が嫌いってことが分かったところで
日本に居た時は自分に対する人の評価なんて対して気にしてなかった私が
突然自分が周りにどう思われてるのか、この地で気になり始めた。

私はハッキリした性格だし、わがままだし、人に迷惑かけまくる。
それでも自分はこの地でそこそこ好かれてると感じていたのですが
それはインドネシア人が優しいからなのでは…と思い始めた。
外国人っていうだけでチヤホヤされるっていうのはもちろんありますけど
それに甘えてたら人間関係長続きしないので(それこそソンボンだわ)
ここいらで自分の評価を聞いておこうかと思って。

私「あのさ、あたしのことどう思う?」
友A「え、そんなこと言われても俺彼女いるし」
友B「ごめん俺も彼女いる」
私「ちげーよ!ちがくてさ。インドネシア人から見て、日本人でこの地に住んでるってことも含めた上であたしってどういう風に映ってる?」
A「うーん、そうだね。まず"奇妙"でしょ」
B「それに"変"」
A「"興味深い"ね」
B「結果的に"面白い"よ。」

私「(グッ…!)」
A「(グッ…!)」
B「(グッ…!)」

2013年6月28日金曜日

質問募集




別にね、ネタが無くなったとかそういう話じゃないっす。
7月半ばから8月末まで日本に一時帰国するんです。

その間、ブログをストップしておくか
日本でのことを書いてもいいのですが
せっかくなので、ここいらで質問を募集してみようかと。
日本にいる間にそれを消化していこうかなと思っております。

インドネシアに関する事、なんでもいいです。
知らない事はこれを機に調べてみようかと思うし。

超漠然としたことから
超マニアックなことから
真面目な事から
インドネシアに関係ない事でもまぁいいよ。
マジでなーんでもオッケイです!
質問じゃなくても、なんかリクエスト的なものでもいいですよ。
「○○の写真を撮ってくれ」とかね。
「漫画書いて」とか
「部屋見せて」とかね。
7月入ってから帰国まで結構暇なので。
何個でも。

と、いうことで、
なんか聞きたいこととかあったら
コメント欄で是非是非書いてください。

ネットの回線が遅いと、コメント欄が表示されないという不具合があるのですが
改善ができないので、何回かリロードを試してみてください。
すいませんね。
文句はグーグルに言ってくださいよ!
あたしにはよーわからんよ!
一応調べたけどね!わかんないね!

2013年6月27日木曜日

愛についての証言


大きな 愛 についての証言




「なんで、彼を選んだの?」

「あはは!!やだ、面白い質問ね!うーん・・・そうね・・・彼は魔法が使えるのよ。その魔法で私をいつも幸せにしてくれるの」




「もしも彼と付き合えたとしても、どうせ結婚は出来なかったわ。
彼、キリスト教徒だから。
イスラム教徒とは結婚できないのよ。」




「愛してないさ。必要としてるんだ。」




「僕は日本を憎んでる。
日本がインドネシアにしたことを忘れてない。
でも、君を好きなんだ。」




「海外のドラマとか見るとさ、
すごく羨ましいんだ。恋愛がとても自由で。
自分が好きになった人を好きになれるなんて、
どんなにいいだろう。」




「君が幸せを分けてくれたことに、ありがとう。」




「アイス、奢ってあげる。
だから、食べ終わったらもう悲しまないで。いいね?」




「僕は明日彼女のこと諦めようと思うんだ。
でも、
その時彼女は僕の気持ちを知るべきだと思う。」




「君は彼の事を愛してるって思ってたんだけど、
そうでなくてよかった。
実のところ、
君が年上である限り、それはイスラム教ではタブーなんだ」




「もし、彼女が出来たら、僕は毎日病気するんだ。」

「・・・・・・・で?」

「そんで、毎日彼女がフルーツとか持ってきて
"大丈夫?"
って僕を心配してくれるの。 一晩中。
そして添い寝してくれる。
だから僕は彼女が欲しいんだ。」




「あんまり長く帰らないでね」

「…どのくらいだったら長い?」

「3日。」




「君は本当に変わり者だね。でも、そのままでいて」




「気分が沈んでるなら今から来いよ。ここにはお前の薬が居るよ」




「リップクリーム忘れてきちゃった…!」

「今日はまだ始まったばかりだ。新しいのを買いなクロ。
唇が乾いたままだと君は乾いたアスファルトにキスできてしまうよ。
もしくは鏡に映る君自身にね。
君にリップクリームは必要だよ。」




「"KOKKEN"しよう!」

「"けっこん"な!笑」




「異性の親友っていうのは、大体どっちかが恋に落ちちゃうのよ。
あたしも実はそうだった。
そしてその恋は上手くはいかないもの。」




「(反省してる子犬の写真付きで)怒らないで。ごめんなさい。」




「あなたに、小さな幸せを。」




「今から来れる?僕には枕が必要なんだ。」




「もう道覚えたし一人で帰れるよ」

「俺の目の届くうちは、そんなことはさせないからな。」




「お前泣くとブサイクだからもう泣くな。」




「ミンタ・ペルメン(飴ちょうだい)」




「今からホットチョコレートを探しに出かけようか。」




「オッケー、クロ。
僕の部屋の新しいルールを今作ったよ!
僕の部屋にはね、色んな人のものがある。
これとこれとこれはあいつの。
こっちはあいつの。
これはあいつの…」

「…あたしのはどれ?」

「この部屋だよ。
この部屋は君のものでもあるんだよ。
だから好きな時にいつでも来ていいんだからね。
新しいルール、忘れないで」




「僕たちみんな童貞だよ!!(イケメンたちでドヤ顔)」





おかげさまで



おかげさまで
このブログも結構色んな人が見てくれてるみたいで
嬉しい限りです。
今日一万アクセス超えました。
なんでもすぐに飽きる私がこんなに続けられてるのも
「見てくれてる」という実感があって
コメントをくれる皆がいるからです。
ありがと ありがと。
makasih banyak.

嬉しいんだけど
閲覧者の3割以上がアメリカからアクセスしてるって一体どういうことなんですか
一応、自動翻訳機能をつけてるこのブログですが
日本語で書いてるので
アメリカからのアクセスが多い意味がよく分からない。
アメリカに住んでる日本人って事ですかね。

国別のアクセス数
3割|インドネシア
3割|日本
3割|アメリカ
1割|他

|アクセス順(降順)|



ネット世界のこういうところが面白いね。

そしてOS別に見るとMACからのアクセスが6割。
これはクリエイティブな職業の人が多いということなのかなんなのか。
ただMACが売れてるだけなのか。


もうすぐ1万アクセスだー フォウ

2013年6月26日水曜日

予備校



私は日本の美大卒なので、当然美術系予備校に通っていました。
2年間の浪人生活を経て武蔵野美術大学に入学。
浪人生活を経験している人で、予備校にいい思い出のある人はあまり居ないと思います。

そんな私は今インドネシアの予備校で高校生に絵を教えています。
そこで受ける数々のカルチャーショック。

日本では、志望学科によっても違ってきますが
基本的に予備校では静物画・人物画が多いかと。

こっちでは圧倒的にガンバル・スワサナです。
ガンバルとはデッサンのことで、スワサナはシチュエーションのこと。
日本語でいうと「群像」というかんじかしら。

先生があるテーマを出して、それに沿って絵を書く。
例えば
「あなたはインドネシアのホテルで働いています。海外から沢山のお客さんがやってきました。
あなたはインドネシア人として誇りを持って働いています。それを描きなさい」
という感じ。
まぁ、この題材ならまぁ描ける。
私が教えるときは題材を考えられないし、インドネシア語が分からないので
5W1Hを生徒に一人ずつ答えさせてそれを組み合わせて題材を作ります。
アシスタントが居る時は、アシスタントに題材を考えてもらいますが
朝一の授業の時は、アシスタントがこぞってサボるので
大体あたし一人。

そして、そのテーマというのが結構シビア。
「テロがおきた!建物に人が立てこもっている!」
なんて題材もあれば
「死のプロセスを描け」
なんていう題材もある。
そうすると、人が死んでる絵とか打たれてる絵とか
自殺する瞬間の絵とかそういうものがゴロゴロでてくるわけです。
予備校で出されるテーマとしてはこんなにシビアなものが日本であったら…
いや、まずあり得ないな。

もう一つ衝撃を受けたのが
アシスタントが生徒の絵をガンガン破りまくること。
その時はあたしと他の先生と合同授業でアシスタントも6人くらいいたのですが
アシスタントが、講評中笑いながらがんがん破く・燃やす・踏む!
あたしはショックで見てられなくて教室から出て行きました。
「なんで生徒の作品にこんなことするわけ!?一生懸命書いてるのに!」
と思った。
日本の昔の予備校でも大学でも、こういうことは行われてたらしいけど
自殺者が次々出てからは、今はまずやられることはないらしい。

もちろんあたしもそういう教育を受けてない、いわゆる「ゆとり」なので
目の前で生徒の作品が燃やされた時は
自分の作品じゃないのに泣きそうになりました。

別の先生に
「なんでこんなことするんですか」
って聞いたら
「生徒のメンタルを強化するため」
とのこと。
ダラダラ書いてる生徒が自分のデッサンを燃やされて
ショックを受けて、闘志を燃やすとのこと。

理解できる。
理解はできるけど、できるけど!

授業が終わった後は大量に破かれたデッサンの山が。
あたしはとても切なくなりました。


授業が終わった後の教室の床

自分で破くならいいけど、
他人に破かれるなんて、そんなものがあっていいハズがない!

日本人のメンタルが弱過ぎだと言われればその通りだし
反論もできないけど
それよりも、なによりも
デッサンっていうのは自分の表現であって
気持ちの発露なんだからそれを他人によって破壊されるなんて
あたしは許せない。

「次は、破かれないような絵を描くぞ」
って思ってくれるならいいけども。
私は、生徒の絵には線一本入れたくないし
消したくないし
もちろん破きたくもない。
だってそれは私の作品じゃなくて
彼らの作品だから。



むむむ…

2013年6月25日火曜日

信じられない話


|信じられない話 その1|事故

予備校に向かおうと
アンコットに乗っていた。
急いでいたので「ちんたら走りやがって」とイライラしていたら
なんか擦ったみたいな音がした。

どうやら他の車が私の乗ってるアンコットに軽く擦ったらしい。
このくらいの事故はよくあることなので私は気にしてなかったが
運転手と隣に座ってた人がなんか話しをしたあとアンコットを停止させて
ぶつけてきた運転手の所に話をしに行った。
「マジかよ勘弁しろよ…時間ないのによ…」
と同時に
「さすがのインドネシア人も車擦られたらキレるか…」
と思っていた。

ずーっとサイドミラー越しに眺めていたが
なにやら怒ってはいなそう。
結局10分くらい話したあと運転手が戻ってきた。
戻ってきた運転手の手にはお金が。
見てみると300,000ルピア。
日本円で3000円くらい。

ええっ!?
それって、修理代ってこと!?
それ以外に考えられない。
運転手が何言ってんのか分かんなかったが
「へへへ、やったぜ」
っていうちょっと悪い顔をしていた。
どうかんがえても、
座席も綿とびだしてて
窓ガラス閉まらなくて
くそ汚い
塗装がベリベリにはがれてる
このアンコットに
ただ擦ったというだけで300,000ルピアはぼったくりだと思うけど
それよりもなによりも
10分の話し合いで修理代が決まるってどういうことなの?
修理屋さんに出して、見積もりとってもらって
とか
そういうのないの?(実際のところ、そういうのはちゃんとあります。
っていうか、
絶対修理ださないだろお前!

と思いながらも
「いいから早く車出してくれよ」
と無表情でキレる私でした。


|信じられない話 その2| 筒抜け

インドネシアの人間関係に関する筒抜け具合は凄まじいものがある。
全然そんな話をしない相手に私の人間関係の事について話された時に
私「ええっ!?マジでなんで知ってるの!!??」
って言ったら
「今日の新聞の一面に出てたよ。」
とのこと。
そういう秀逸なギャグいらないから。

そんな具合で、まるまる筒抜け。
一番信じられなかったのが
「カップルの喧嘩の内容をその友達が共有してる」
こと。
わたし、LINE使ってないのでよくわからんのですが
グループ内で文字で会話できるみたいですね。
それで、あるカップルの喧嘩を
その友達がずっと見てる訳ですよ。
「あ、喧嘩してる喧嘩してる(笑」
みたいな。
そのカップルも、何故友だちが見える状態で喧嘩するのか訳わかんないんですけど
それを見てる友達も友達で
「彼女、たぶん今生理でイライラしてんだな(笑」
とか言ってるワケです。
超信じらんない。

私「なんで共有するわけ!?」
友達「だって友達だから。」

意味分からん。

2013年6月24日月曜日

大塚製薬



前にも書きましたが
人はポカリだけで結構生きていけるらしい。
開発当時のコンセプトが「飲む点滴」だったくらいですから。
私自身身をもって「2週間ポカリだけ」生活を体感済み。
毎日少なくとも5リットルは飲んでた。(もちろん太ったけどね
完全にポカリのみの生活だったので
もちろん力はあまり出なかったけど
普通に学校行って、普通に生活してました。
ということで、私は友達の誰よりも「ポカリすげぇ」
って思ってると思います。


で、でね
この前突然腕に変なのができたんですわ。
完全に円形の状態に縁取られた直径15mm程の謎の症状。
しかもかゆい。
(全然グロい画像じゃないんですけど、極度にダメな人用にページの下部に写真載せておきます。)

朝起きて、なんかかいーなーと思ってその症状に気づいた時には
「!?!?!?!?!?!」
と思った。
痒みもごくたまーーにで蚊に刺されたような痒さじゃないので
そんなに気にしてなかったのだが、一向に消える気配がない。
友達の家で寝ると、汚くて
痒くて眠れないっていうのはよくあることですが
自分の部屋でなったから(ちゃんと掃除してますよ)、虫じゃないなとは思った。
でも全くわからないのでインドネシア人にはよくあるのか?と思い
会う人会う人に聞いてみるも
「うわっ何それ!?」
「芋虫じゃね!?」
「絶対エイリアンだよ!」
「病院行けよ!」
「うわっ感染るから近寄るな!ひえー!」
とか散々。
どう考えても、こんなキレーーな円形状の虫さされなんて
そうそうあり得ないし
痒みも本当に稀だし、
訳わかんなかった。

金無いので病院には行かず。
ムヒももう使い切っちゃったし
薬局行くには友達に付いてきてもらわないと言葉わかんないから面倒で
2週間くらい放置してた。
いい加減自然治癒しろよと思ったが
思い立ってオロナインを塗ってみた。
さすがに痒みは緩和されなかったが
オロナインを塗った次の日には
あきらかに傷の調子が良くなっていた。
寝る前に1回塗って今日で5日目。
周りの古くなった皮がぺろぺろ剥けてきて
傷がほとんど消えかかっている。
マジすげぇオロナイン。

オロナイン塗って一日目の時に、
オロナインって肌荒れにも効くかな?と思って
なんだか最近出来始めたお肌のぷつぷつに
顔に薄く塗ってみたら、それも今良くなってる。
まじすげぇオロナイン!(大事な事なので2回いいます。

ということで
心底大塚製薬に健康を支えられている。
大塚製薬に入信しそう。
たぶん愛だけで大塚製薬に就職できそうな気がするほどに
マジで大塚製薬すげぇと思ってる。



まぁ、肌荒れに関しては何も保証できないので
自己責任でやってください>女子たちへ








でっかい乳首みたいな。



2013年6月23日日曜日

変な話



変な話、物質でなければ日本人よりもインドネシア人の方が高価なものを持ってる。


日本人の場合、

例えばソフトウェア。
アドビのIllustratorやPhotoshopなんかは
日本で買うと何十万円とするので
日本の大学生は、頑張ってアルバイトしてやっと手にいれる。
3Dソフトなんてとても手に入らないので
せいぜいshadeってところだろう。

たとえば音楽。
最近は安価で便利なダウンロードの方が市場で優勢なのかもしれないが
CDとなると、
「欲しくても買えない」ものが多々ある。

DVDもそう。

ゲームソフトもそう。

その点インドネシアなんかは
違法になってるのか、そもそもなっていないのかよくわからないけども
その辺の露店でパチモンのDVDとかソフトウェア、ゲームソフトなんかが
ごろごろしてる。
学生も、デザイナーもはたまた教授までもそれを買う。
というよりか、本物が売ってない。
売っててもたぶん誰も買わないからだろう。


いわゆる『パイレーツ』というやつ。

PCに関しては、本物(というか実態のあるもの)を買ってるわけだが
ゲームに関しては、ハードウェアがいらないらしい。
PS用のソフトをPC用に書き換えて売られているからだ。
音楽なんかは、5年程前まではレンタルCD屋もあったそうだが

今はほぼ皆無。
皆当たり前のようにネットで落としてしまうからだ。(もちろん日本では違法扱いになる
日本で学生だった時に、教授が
「先週中国の大学に視察にいったんだけども、彼らは3Dの技術とかすごかったよ。
日本の学生なんて全然3D使えないよねぇ」
みたいな話をされたことがある。
その時は、「へぇ~中国ってすごいんだなぁ(棒読み」
って思っていたが
今になって分かる。

日本の学生は本物(高価)を買わないといけないので買えない/買うために時間がかかる=全体で見ると満足に使えない人のほうが多い。
貧乏な国インドネシアとか中国なんかは、パチモンが買えるから
所有できて、使いこなせる。


この地では、沢山の「本物のコピー」を苦労することなく手に入れられる。


なんたる皮肉か。


2013年6月22日土曜日

肌が白いあの子




あたしはこの地でそこそこに目立つらしい。
バンドゥンには実は日本人が5000人いるって話をこの前日本人から聞いたが
日本人に会ったのは、この前初めてで、たった二人。
私は会った事がないけども
大体が仕事で来てるおじさんばっかりらしいので
私の年だとまぁ目立つらしい。
なので、
「肌の白いあの子」
として、まったく関係の無い人なのに結構色んな人に顔覚えられてる。

プルサ屋さん(携帯のプリペイドをチャージしてくれるところ)
とか
露店のおじさん
とか
バパ・パルキル(駐車場を管理してるおじさん)
とか
大学の守衛さん
とか
ただのおじさん
とか
ただのお兄さん
とか
(全部お兄さんかおじさんじゃねぇか)
もう、名前も知らないのに皆
「ハロー!」とか「どっから来たの?」とか
「ご飯食べた〜?」なんて聞いてくるので
面白い。
自転車乗ってると、だいたい
「HATI-HATI!(気をつけてね!」
って皆が声かけてくれる。


私の友達が私の知らない人を紹介してくれて
「こいつ、君と知り合いになりたいってずっと言ってた」
って言われることもよくある。


楽しい。

面白いのが、
ちょっと荒んだ気分になってる時は、誰からも声かけられないんですよね。
やっぱり、分かるんだろうなぁ。
気分の良い時ほど、色んな人に声かけてもらえる。

面白い。


まぁ、
「ニーハオ」とか「アニョハセヨー」って言われた時
最初の頃は「中国人・韓国人じゃないんです」
って言ってましたが、
もう面倒なので「ニーハオ(苦笑」って言ってます。


2013年6月21日金曜日

安物買いの銭失い



「安物買いの銭失い」という言葉がある。
"値段の安いものはそれだけ質も悪く長持ちしないから,かえって高いものにつく。"
という意味。
うんうん、分かる。


安いものを買う

すぐ壊れる

新しいものを買う

最終的に、高いものを買うよりも金がかかっている

ということだ。


で、修理して使うという手もあるが


安いものを買う

すぐ壊れる

修理してみる

本体買うよりも修理代の方が高くつく
もしくは
高くつくので結局また新しいのを買う

どっちにしろ、高いものを買うよりも金がかかっている

っていうことだよね?


最近日本では
いいもの買って、メンテして、長く使うことでエコ。
みたいな考え方が見直されてきてるし
分かる。
でも、インドネシアではこれが通用しない。


基本的に、

安物を買う

すぐ壊れる/もしくはハナから壊れてる

直さないでそのまま使う

っていうのがインドネシア流(笑


バイクのサイドミラーが壊れてるなんて当たり前で
たまに完品状態のバイクに乗ってる友達がいると
驚くほど。

もうなんでも、壊れたまま使ってる。
完全に「どうやっても使えない」状態まで行かない限りはとことん使う。
例えば
・バイクのサイドミラーが無い
・バイクのメーターがただの飾り
・ラップトップ(ノートPC)のヒンジが壊れた状態で使ってる
・洋服が破けてる
・リュックのチャックが閉まらない
・トイレの便座が無い
・車の窓が一度開けると閉まらない
・トイレのドアが閉まらない
どれも、よくある。
本当によくある。

なんというか、エコとかっていうよりかは
「使えるんだから使おうよ」
っていう、他に何も疑問を抱いていないインドネシア人。
「壊れてるんだから買い替えようよ」
「壊れてるんだから直そうよ」
っていう考え方って、当たり前だと思ってたんだけど
彼らにとって、それはまったく違うみたいだ。
(バイクなんかはすぐ動かなくなるので流石にたまに直してますが)

初めてこの国に来た人たちはきっと
「物を大切に使う人種だな〜」なんて思うかもしれないけど
そうじゃない。
彼らは面倒くさいだけなのだ。笑
結果論で言えば同じなのだけど。



そういう意味で、
「いいものを価値に見合った値段買う意味」を根本的に見いだせないのではないかと私はチョッピリ真面目に考えていて
それはつまり、インドネシアの経済発展を妨げる大きな要因として
実は事態を重く見てたりする。


この状態を打破出来ない限り
私は、インドネシアは30年後もこのままだと思うんだ。
政治経済何も知らない私が言うんだから確固たる根拠なんてありませんけど。ま、個人的にはこのままのんびり国家で居てほしいんだけどね…

それはエコじゃなくてエゴだよっつーはなし。

2013年6月20日木曜日

家庭菜園


やっと仕事から解放されたので
今日から4日9日連続投稿します。
23日28日まで毎日日本時間の午後6:00に。
(私が予約投稿の使い方間違っていなければですけど)


植物が好きで、日本では家に観葉植物置きまくってましたが
インドネシアでは部屋に窓らしい窓がないので
廊下に置いてます。
バジルとレモングラスとチャイブを種から育てて、いまとてもいい感じ。
種は全てヨーロッパ製を買ったので
ヨーロッパクオリティで育ってくれる事を期待。
ネシアで食べる異国料理は本当に美味しくないんだもの!!!

インドネシアでは年中夏なので一年間にお米が3回も収穫できます。
というわけで、植物にはなかなかいい環境のこの土地。


発芽までがとても早い。
でもそっからは長い…
バジルは沢山出来たので、さっそく食べました。




めっちゃいい匂い!!
本当はカプレーゼにしたかったんだけど
ネシアはチーズが本当に不味い!
そもそも乳製品の需要が少ないのか、自国の乳製品なんてあまり見ない。
輸入のモッツァレラなんて買おうものなら、しょぼいクオリティでめっちゃ高いです。
ジェノバソースを作ろうかとも思ったけど、ミキサーないし…
すり鉢はサンバルソース(辛いソース)を作る用でメジャーなものとして存在するので
買ってもいいんだけど、ジェノバソース意外に使い道なさそうだしな…
結局普通にパスタの具として混ぜました…残念すぎる。
道具のいらないバジルの美味しい調理法知ってる人いたら教えてください。
食べても食べても育ってくれるので
なんでもかんでも乗っけて食ってます。



チャイブスはなかなか大きくならない…
食べたけど、チッコイからよくわからない(泣
もっと群生させないとダメかな。



日本ではレモングラスを種から育てるのはかなり難しいらしいですが
この地では種からでもがんがん育ってくれるらしい。
ただ
…こ…これ、レモングラスなのか…?

ものすごい勢いで育ってるのはいいのだけど
どうみても雑草にしか見えない。
匂いも嗅ぎ慣れた雑草の匂い…
雑草ならさっさと抜いてレモングラスを成長させてやりたいのだが
雑草かどうか判断ができないのでひとまずほっといてあります。

毎日、「お前、絶対雑草だろ…」と思いながら水をあげる日々。
切ない。



こんな感じで部屋の前の廊下に並んでる子供たち。




描いたよ…




最近家に引きこもって展示会で売るようの絵を描いてました。

何日か前に
「21日に売りにだすから、これ描いておいてね」
って言って
トートバッグ6枚と
ノート9冊
マグネットにするらしい板切れを5枚
渡されました。

だーかーらーさー…
なんでこういうこと、もっと早く言ってくれないわけ!!??

まぁ、描きました。
描きましたよ。
描きましたとも!!!

引きこもって3日で全部やりましたとも!!(怒
完全に夜型になちゃったじゃないか!




|ノート|
「脚」シリーズ
色んな服装の女の人の後ろ姿、ケツから下を描いてみた。
展示会メンバー、私以外全員男で全員30歳以上なのですが
展示会場がお洒落目のでっかいカフェなので
こういう需要があるんじゃないかと思って。描いてみた。
なかなかかわいいじゃないか





|トートバッグ|
「自殺幇助シリーズ」
最初はもっと幸せなテーマを描こうと思ってなんとなく落書きしてたら
「それ、自殺?ははは」って皆に言われたので
「…自殺シリーズにすっか」と思って描いた。
あまり絵に対してプライドがないので、流れにまかせたらいいと思っている。
日本人として、避けては通れないこの話題。
ダークなテーマで絵を描いた事がないので、結構面白かったです。
「銃殺」 「リストカット」 「首つり」 「首つり2」 「トリカブト」 「窒息」


|マグネット|
「ENJOY」シリーズ
あたしにも何がしたかったのかさっぱり…
何故か分からないけど
「おかあさんといっしょ」のあのロゴが頭に浮かんだ。
言葉も分からずおじいちゃんとかが買ってくれたら面白いなと思って。
なんかすいません。



というわけで、展示会、無事に始まっています。
オープニングにはたくさんの人が来てくれて、とっても嬉しかった。
展示に至るまでにお世話になった人も、来てくれた人も、応援してくれた人も、モデルになってくれたイリアスも、みんなみんなありがと!
売れたら展示会場の目の前にあるレストランでスペイン料理を食べたいのだ!

一枚入れ替えました。


2013年6月19日水曜日

交通事情



MTB(マウンテンバイク)を買いました。

アンコットでいつも早くて30分、遅いと1時間かかる場所が
自転車で行ってみたら10分で着いた。
早い早い!


この前MTBでカフェに行って、
帰ろうと思って大通りを一度曲がったあとに
まーっすぐいったら
さっきまで居たカフェに出た。
「え、どういうこと!?」
と思い、違う道でチャレンジするも
また結局カフェにでる。
「はっ!?なんで!?」
最終的に合計4回も戻ってきてしまった。
夜中で暗かったとはいえ、地理感覚はそこそこいいので
「と、、、閉じ込められた!awawawawawa」
と本気で思ったほどだった。

ということで、
バンドゥンは、とにかく道が意味不明。
未だに良く分からない。
現地の人でさえも、新しい場所に行くときには
ほぼ必ず途中で道を訪ねる。

バンドゥンの交通事情は
ジャカルタほどじゃないですが、大通りだとほぼ常に渋滞状態。
陽の出てるうちはタラタラ運転。
金曜土曜はほぼ動きません。
平日の夜だったら10分で迎えに来てくれる友達が、
金・土曜日の夕方だと50分はかかる。
なので、移動手段はバイクがベスト。
車の間をバンバンすり抜ける。
でも私は免許とれないので、マウンテンバイクがベター。


そんなわけで、最近はもっぱらMTBで出かけちゃいますが
新しい場所に行こうとすると、とても容易じゃない。
いつも、友達の車とかバイクの後ろに乗せてもらってて
なるべく道を見るようにしてるんだけども、それでも正直意味不明。
こう何度も通るのに道が覚えられないって一体どういうことなの?
と思ってた。

でも、自転車に乗ってみて、それが分かった。


「一方通行」の道がものすっごく多い。


あるところまで10分で行って、帰るのに30分以上かかる。
ぐる~~~っとまわらないといけないわけですわ。

他には例えば
歩いて20分
途中までアンコットを使えば7分
で行けるA地点に
自転車や車で行くと30分近くかかるわけです。
一方通行だからつっきればい。

つまり
なぜ友達のバイクの後ろに乗ってて道が覚えられないかって

・大通りは混んで進まないのでなるべく使いたくない
・つまりマイナーな小道をつかう
・ただし、小道はかなりの可能性で一方通行なので、ぐる~~~っと回る
(つまり)=距離的には近くても、めっちゃくちゃにぐるぐるして行くことが多い
(結果)→地図を頭に入れていかないと、まったくもってどこなのか分からない
ということなのです。

正直、地図なんてこの地じゃ役にたたないので
行く場所行く場所で人に聞いて
その人の脳みそに入ってる地図データベースにアクセスした方が断然早い。



わたしのチープなMTB。
生意気にディスクブレーキでござる。
「クリス・カーボーン」という名前で私の彼氏という設定に何故かされている。
だっせーからそのうち塗り替えます。

2013年6月17日月曜日

天気予報士

予備校とか学校にしばらく居て、
「帰ろっかな」っていうと
「もうすぐ雨降るからもう少し待ってから帰れ」
と言われる。

アパートからどこかに出かけようとすると
2つとなりの部屋のオチャに
「傘もってきな〜」
と言われる。

友達の家にとまり
「あたし帰るね。」と言うと
「送ってくから雨止むまで1時間くらい待ってろ」
と言われる。

どれも、あたしの答えは
「え、めっちゃ晴れてるじゃん!」
だ。

空を見ても、雲もかかってないようなピーカンのときもあるし
やや曇ってるけど穏やかに晴れてるときもある。
言われる時に規則性が見いだせない。
それでも、ほっっとんどのインドネシア人は天気が分かる。

そして、本当に当たる。

逆に、超雨降りそうで
「雨降りそうだねぇ」
とあたしがいうと
「いや、今日は降んないね」
となる。
そして本当に降らない。

雨かどうかだけじゃなくて
カンタンに「夜冷えるね」とか気温の予測もする。
そしてもちろん当たるのだ。
それが単なる憶測じゃなくて、なんらかの根拠があるらしい。

バソに聞いてみると
「なんだろう。なんていうか、風とか湿度とか気温とかそういうのでなんとなく分かるんだよね。子供のころからやってるから、大体みんな無意識に分かるんだよ。」
ってことらしい。

アナスに聞いてみたら
「ほら、向こうの空が曇ってるでしょ。あれくらいだったら大体1時間後くらいにはここも雨かなぁ。」
わたし「でも、あの雲が、こっちに来ない可能性は無い訳?」
アナス「うーん、なんていうか、説明できないけど、あの雲は絶対こっちにくるね。」
そして1時間後にバケツひっくりかえしたような土砂降り。

そういうわけで
私はこの地で天気予報を見る必要が全くないのです。


あたしはアナスと一緒にビッチャビチャになりながら
あたし「どうして雨が降るのが分かってて傘持って来ないの?」
アナス「片手が塞がるのが嫌だから」


あたしにはさっぱりわからないので
本当にこの能力すごいと思うけど…

結果それじゃ意味ないと思うん だ よ ね !笑

2013年6月15日土曜日

愛の国





インドネシアに来て
自分が変わったなと思うのが
自分がどんどんピュアになってる気がすること。
…………自分で書いてて笑っちゃうわ。
でもほんと、本当にそう思う。

インドネシア人はとにかく
ピュアで、無邪気で、親切。というのが、
「インドネシア人のこと、どう思う?」って聞かれたときにあたしがいつも答えること。
それが、どうやらだんだんあたしも感染してきたらしい。

すぐ笑うし
すぐ幸せな気持ちになるし
すぐ泣くし
すぐ悲しくなる。

つまり
自分の気持ちに素直。

もともと人に感情輸入しやすい性格なのだが
こっちに来てからそれがますます顕著になったみたい。
結局、自分がピュアでいると
それだけ色んな人に好かれる。
いっつもニコニコして、心からみんなのことを好きになってくので
みんなもあたしを好いてくれるのがよく分かる。
悲しい事があったとき
変に意地はったり見栄はったりプライドで押し隠そうとせずに
気持ちのまま素直に悲しい気持ちになってると、友達がすぐに気付いて慰めてくれる。

ネガティブな気持ち、それを隠す技術、つまり大人力みたいなものが
自分の中でどんどん退化してっているのを感じる。
日本に居た時はいくらでも隠す事ができたし、友達も気付かなかった。
大人になれば、誰だってそうだろう。
いちいち誰も彼にも自分の感情をストレートに発露してたら
迷惑かけるってことを分かってるから。

こっちにきてから
「あたし、そんなに顔に出てた!?」
って思うくらい、インドネシア人は敏感にあたしの感情を読み取る。
あたしの大人力が退化してるのか
はたまた
インドネシア人が心を感じることにたけているのか。
 どっちもかな。

子供って、どうしてか大人の感情にとても敏感に汲み取る。
ピュアだからなんだろう。
下手に知識とか先読みとか深層心理みたいなものがないから
心で感じる事が出来るんだと思う。
それと一緒なんだろう。
だからインドネシア人が感情を読み取る技術に長けているというよりかは
子供のように純粋な人たちなんだろうと思う。
そして、わたしもまたそれに近づいていっているのだと。

と、おもうわけです。

みんな、相手のことを感じ
気に入ればすぐに人を好きになるし、恋に落ちるし分かりやすい。
でも、みんなのたくさんの愛を一身に受けても
傲慢にならないのは、きっと素直だからだろう。
好きになってくれるみんなに対して、自分も素直にその人を好きになれる。

この国での数々のときめきとかキュンとする出来事、
もちろん男女関係に留まらず、すべての人間関係において、
あまりに甘すぎて、素敵すぎて、かっこよくて、かわいくて、現実味がなさすぎるので
逐一日本の友達に報告してこの萌えを共有してます。
その友達があまりにも非現実的なインドネシアの人間関係に
「インドネシアって実は紙媒体の国なんじゃね?」
と言う程。
あたしも実際にこの身で体験してるにもかかわらず
「インドネシアって3次元空間に無いんじゃね?」
と思う程。

だって、あまりにも美しいんだもの。


本当に、ドラマティックな漫画の中に自分が入ってるみたいな。
そして、最近、その
「現実味の無い素敵で美しい」と感じていた何か
まぁそれは大きな意味での「愛」だと思うんですけど
自分もさりげなく下心無くやるようになったことに気づき
「あれ、なんなんだこの愛の国は?」
と、ふと、漫画から抜け出して我に返るわけです。

とても不思議な感覚です。

ほんとに。



私が大いに凹んでいたら
6歳も下の子の友達に近くのレストランに引っ張って行かれて
アイスとジュースを奢ってくれた。
『これを食べ終わったらもう悲しまない事。…いいね?』
…かっこよすぎる。泣

2013年6月14日金曜日

若さの秘訣


わたしが友達のディオに書いたピーナッツのパロディ。

『愛してくれればいいんだ。でもたまにドローイングするのも悪くないね。』
ディオ・ブラウン

『はぁ…』
クヌーピー




私は、26歳なので
良い意味で中途半端な年齢というか
この年でこっちに来たのは正解だった。

若すぎず、年寄りすぎない。
インドネシアは年上を敬う文化なので、先輩に対してはとても礼儀正しい。
でも、26という年齢は
若い子たちとも同級生みたいに仲良くなれるし、あたしよりも大人のひとたちとも深い付き合いができる。
ということで、私に付き合ってくれるひとたちは
すごく年齢の幅がひろい。

輝かしい経歴があって、バンドゥン界隈で名が売れてるような
お偉い人たちと素敵なレストランで一緒にご飯を食べた後、家に泊まり、
イスラム教とか日本の文化とか、インドネシアの実態について真面目に朝方まで語りあった後
車で家まで手厚く送迎してもらうこともあれば
ハタチの大学生たちとくっそ汚い屋台で古い油を使った安い飯を食った後
そのままその子の部屋のベッドで何人もの友達とギューギューになって座って
下世話な下ネタトークで朝まで盛り上がってそのまま重なり合うように寝る事もあるし
色んな世代との付き合いがあってすごく楽しい。

毎日のように新しい人たちと出会うのは嬉しいんだが、
新しい人に会うと、実はちょっとだけ困るこのやりとり。

『年いくつ?』
『いくつだと思う?』

というのも
インドネシア人は年齢がさっぱりわからない。

バタラという私の身の回りの面倒一切を献身的に見てくれていた人がいて
初めて会った時に、
「失礼ですけど、お年はいくつですか?」と聞いて
「いくつだと思う?」って聞かれたので
私の頭の中で
「まぁ45手前ってところだろうけど、インドネシア人って年齢不詳だからかなり若く見積もっておこう」とおもい
「37歳くらいかなぁ?」
なんて言ったら
「20歳です」
って言われて
「オメー年下かよ!!」
と言った。すいません。

とはいえ、これはかなーーーり稀な例。
インドネシア人は実年齢よりもものすごく若く見えるの方が圧倒的に多いです。
ほとんどが28歳前後だと思っていたのに実は30後半だったり。

そうなると、自分がいくつに見えるかっていうのが気になるわけです。
海外に行くと、老けてみられがちな私なので。

『年いくつ?』
『いくつだと思う?』

こんな会話をするってことは、そもそも会って間もない間柄というわけで。
大抵の日本人は、特に女性相手だったら
予想の2、3歳下を見積もるのが礼儀というもの。

あたし「いくつだと思う?」
相手A「42歳」
相手B「45歳!」
あたし「こンのくそったれ!」
相手A「ぎゃはは」
相手B「あはははは」
っていうのがよく起こる。
たまに「62歳」とか言われる。
本気で言ってるのか、そうでないのか
まぁそれはどうでもいいんだけど

あたし「なんで揃いも揃ってみんな、あたしのこと40代だと思うわけ!!?」
って聞いてみたら
ねしあ人「お前だけじゃなくて、日本人って皆老けてるよ」
私「そーかなぁ?」
「そーだよ。すっげぇやつれた顔してるもん。いつも忙しそうで疲れててさ。」
「……だからインドネシア人って若く見えるの?」
「そうだよ。僕らは自由だしみんな幸せだもの。」

 妙 に 納 得 。

『だからバタラなんかは20歳なのにあんなに老けてる。あいつまだ学生だけどいくつも仕事してるし、色々やってるもの。アヤーなんかもまだ43だぜ?少なくとも50には見えるよな。』

たしかに、数少ない "実年齢よりも老けて見えるネシア人" は
 揃いも揃って(ネシア人にしては珍しく)て忙しくてストレス抱えてる人たちばかり。

『日本人はさ、いつも忙しく働いてお金稼いでる。"時間"で"お金"を作ってるんだ。
でも僕らは逆。"金"で"時間"を作るんだよ。もし、お金が少し手に入ったとする。そしたらぼくらはその少しのお金でカフェにいってコーヒーをのむ。そこでのんび〜りするんだ。ね?』

月〜金まで一生懸命会社のために働いて、土日は子供や恋人や趣味や睡眠に時間を割くニッポンジン。
それが各々幸せならいいんだけど、ちゃんと幸せを感じられてるひとってどのくらいいるんだろう。
もちろんインドネシア人みたいな生き方日本でしてたら定職になんてつけないし
まともな生活できないけど
インドネシアではそれができるから、みんなそれを選ぶ。
悪くいえば向上心がないけど、私にはみんな本当に毎日幸せそうに生きているように見えてあたしまで幸せにしてくれる。

「僕らは未来のことなんて考えてないよ。今を生きて、過去の事に思いを馳せる。だから不安なんてなにもない。毎日とても楽しいよ。だから僕たちはいつまでも若いんだ。」

「悩みなんてないね。しいて言えば"頭痛"と"朝アレルギー"(朝起きると鼻炎みたいな症状がでる)くらいだろうな。
といっても、頭痛の原因はコーヒーの飲み過ぎとタバコの吸いすぎだし、朝アレルギーは部屋が汚いからなだけだから、改善できるんだけどね。しないだけで。面倒くさいもん。笑」

の〜んびりしてて
楽しく生きてる。
私には
あまりにも現実離れした生活で
それでいて
あまりにも健全な生活を送るインドネシア人。
若いわけだわ。

あたしも日本に帰るころまでには
推定年齢35歳くらいまで若返ってるといいんだけど。



ディオが描いてくれたあたしの似顔絵。似てる。笑

『おなかすいたよ〜』

2013年6月9日日曜日

トイレ



インドネシアのトイレを使う度に
日本のトイレがいかに快適で、いかに無駄なのかがよく分かる。

うちの親父はトイレ好きなので、実家のトイレは完全オートマ。
ドアを開ければ勝手にフタがあき、座ってる時間で
大便なのか小便なのかを判断し、水の量を調節して勝手に流してくれるという
快適っぷり。

日本人ってホントにトイレ好きだよな〜と思う。
トイレで新聞を読み、漫画を読み、雑誌を読み、便座に座って考え事をし、
酒で酔っぱらえば便器を抱いてその胸に身を委ね
冬には服を着せてあげ、ペーパーにはお花の香り・・・
う〜ん、これほどトイレ好きな国民が他にあるのだろうか。


ということで、うちのアパートのトイレを公開です。


トイレ

お風呂場

手洗い場

マンディ(お祈り前に体を水で清める)
する場所です。

まさしく「水場」
水を使うことであればすべてここでやってしまう。




インドネシアのトイレは、快適とはお世辞にも言いがたいが
とにかく無駄がない。
インドネシアだけじゃなく、アジアでこのタイプのトイレは多いのですが
とにかく流れを紹介。(トイレだけに


便座に座る

使うために水槽に水を出す
(水を流す音で音消しになるので天然音姫)

用をたす

水槽から桶で水を掬って手で受け止め、お尻を洗う
(トイレットペーパーを使わない)

余った水で手を洗う
便器の真上で手を洗えば
手を洗ったあとの水でうんこを流せるのでまた節約。

ちなみに、トイレットペーパーを流すために使う水の量というのは
けっこうでかい。
トイレットペーパーを使う事がたまにありますが
紙を使うと使うお水の量が結構増える。紙ってなかなか上手く流れてくれないから。
そう考えると、「紙を使わない」ってこと自体がエコだけども
紙を使わないことで「水の使用量も減」って、さらなる節約効果になるわけです。
なんとも合理的。



ちなみにお風呂(行水)もこの水槽から水を使います。
この桶を使って体流したり髪の毛あらったりする。
なので、ビーチサンダル履いたままお風呂なわけです。
夜は寒いので、昼間の水が温かいうちに浴びるのがベスト。
といっても、お昼は外に出てることが皆多いわけですから大体夕方。
だから一緒に遊んでる時に「マンディしたいから一回家帰る」って一回家帰っちゃう子もいれば
お昼に時間が取れない子は3日も4日もお水浴びてないなんてことはザラ。

さすがにわたしも今更「お湯浸かりたい〜〜〜!!!!」なんてダダこねないですけど
そもそも「寝る前に体を綺麗にしてから布団に入る」ことが習慣づいている日本人としては
汗かいたまま寝るっていうのがさすがにまだ気持ち悪いです。
めちゃくちゃ汗かいた時は、ガタガタ震えながらでも夜中に水浴びちゃいますけど。
なので、基本的に私もインドネシア人も
"出かける前に水浴びる"っていうのが基本です。
「今から遊びにいこーよ」って話にメールでなったときは
「じゃ、マンディするからちょっと待って」
ということになります。


ところで、行水のせいなのか
さいきんぱったりと病気をしなくなりました。
水浴びしてたら体は強くなりそうだけど、体冷えるから病気しやすそうだな
と思ってたのですが、
4月の半ばころから、小さい病気さえしてない。
人間の体の順応ってすごいなぁ

2013年6月5日水曜日

たいしゃしん







タイには
写真を撮りたいと思える場所がたくさんありました。

ということで、ひたすら写真アップです。
マウスポインタを乗せると、説明が出たり出なかったり。




 



































 


  





3年ぶりです

ご無沙汰しております、Kuroです。 アーカイブとしてしか機能していないこのサイトですが、 それでもある程度の方が見てくださっているようで有難い限りです。 インドネシア在住時の2年半の間は、ほぼ毎日更新しておりましたが 日本での暮らしに忙殺されて、 書こう書こうと...