2013年12月2日月曜日

旅はするものです



「すごいアクティブだよね〜」

なんて言われる事が多いのですが
アクティブな時はものすっごいアクティブだし、
腰が重い時は、マジで何もしない。



私は工業デザインを専攻していたんだけど
デザイン科の学生っていうのは、美術に感心の無い人が結構多くて、
かなり基本的な画家さえもしらなかったりする。

私は、結構美術・芸術が好きで、それなりに知識もあったのだが
スペインという国の芸術・美術に全く知識も興味もなかった。
しかひ、大学2年の時に、西洋美術史という授業をとった。
そこで、西洋美術史を教えていた"貫井一美(ぬくい・かずみ)"先生っていう
超・厳しくて、スーパージーニアスな先生の授業に出会ってしまった。

貫井先生は、西洋美術だけじゃなく、スペイン語の世界でも有名な人。
授業はマジでとにかくすごかった。
90分の授業に、いつも遅れる事なく来て、90分間
「この人、一体いつ息してんの?」
っていうくらい喋りまくる。
なのに、その喋りに一言もの無駄がなく
もうとにかくめっちゃくちゃ面白い。
私は毎回90分の授業で、レポート用紙を裏表3枚くらい埋めてた。


先生の授業が面白過ぎて、(その後貫井先生の授業を卒業までに全部とった)
スペイン芸術に魅了され、
ベラスケスという画家の絵画を見たい!と強く思ったものの
宮廷画家だったため、
絵画のほとんどは国が所有しており
スペイン国内から、その絵が出る事がまず無い。

ベラスケスの最も代表的な作品「ラス・メニーナス」は、ピカソの「ゲルニカ」と並び
”まず一生国内から出る事は無い”
といわれてる絵画なのだ。

ゲルニカ

ラス・メニーナス

つまり、スペインに行かなきゃ見れない!
という話を聞いた私は
授業が終わった1週間後にスペイン行きのチケットを取っていた。

行かなきゃ見れないなら、行かなきゃ!と思ったのだった。

そう、そんくらいフットワークが軽い。
後先を考えてないので
金が全然足りなく、スペインでの前半は飯をほとんど食わなかった。
パエリア…イベリコ豚…ガスパチョ…チュロス…ピンチョス…
なんにも食ってない!


一人旅に関してはかなりフットワークが軽い。


でも最近、全く旅に出ていない。
タイとシンガポールは近過ぎて、旅感がなかった。

今、旅が必要だ。

ということで

日本で夏が過ぎたくらいに
「一人でジョグジャ(ジョグジャカルタ)行こうかなー」
となんとなく思い立ち
ジョグジャ出身の友達、ライにそれを話すと
「いつ行くの?」
「わかんね。12月にでも行こうかな。学校休みに入るし」
「僕の家に泊まれば良いよ!」
「え、マジ?行くかー」
ということで、クリスマス過ぎから正月まで
ジョグジャに行ってきます。

クリスマス前には、マランのブロモ山に。


旅っていうのは、あんまり支度しないほうがトラブルが多くて面白い。
だから実はあんまり事前にワクワクしない。
しちゃいけない。
行く前にドキドキしちゃうと、だんだん面倒になってくるのである。(天の邪鬼なのだろう)
ワクワクは行った時にとっておく。


そんなわけで、12月はイベント目白押し。
イベントを後に控えて、課題頑張ってます。

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ご無沙汰しております、Kuroです。 アーカイブとしてしか機能していないこのサイトですが、 それでもある程度の方が見てくださっているようで有難い限りです。 インドネシア在住時の2年半の間は、ほぼ毎日更新しておりましたが 日本での暮らしに忙殺されて、 書こう書こうと...