災難

あたしのMAC BOOK AIRが壊れた。

それも唐突に。

いつだってmacは唐突だよ！！

マックユーザーにはおなじみの

「予期せず終了しました」

と表示され突然ソフトウェアが落ちることがよくあり

「予期しろよ！」とキレたくなるが

今回、それどころではなかった。

前にもちょっと書きましたが３月の頭から半ばまで、武蔵野美術大学から学生がワークショップにITB大学にきてました。今回が４回目の開催で、私は一回目のワークショップメンバーだったので、ヘルパーとして参加してました。

なんかもう４年前を思い出すようで、すごく楽しくて

毎日が充実していて、新しい友達もたくさんできて

それはそれはもう楽しかったんですけど、

ワークショップが終わり、日本人が帰り

ふと思うと

「私の大学院入試の締め切りが近い」ことに気づく。

あと１０日しかない。やばい。

ひとまず必要な書類をかき集め、仕上げる。

ただ、ポートフォリオを英語で作り直さなくてはならないことを完全に忘れていました。

「今からでもなんとかなる」と思い、外付けHDからデータをひっぱり出そうとするとまさかのフリーズ。

まだ一年たってないmac bookで、今まで気持ち悪いくらいに調子がよかっただけに、嫌な予感がぷんぷんしました。

その予感は的中し、再起動を試みるも謎の画面が点滅で繰り返されるばかり。

この時すでに、残りあと５日しかない状態。

手も足も出ない。

「？」なんて表示された日には

手も足もでない。

この国では、日本と違いまだまだMACの需要は低い。

マックユーザーは、学生ではものすごく少ない。

アシスタント以上のレベルになって、やっと持っているひとを見かけるようになる。

まだまだこの国ではMACの敷居は高い。

さすがに「５日貸して」ともいいずらく。

MACでadobeイラストレーターが使えるあらゆる可能性を考え、いろんな人に聞いてみるも、どれも可能性が無い。友達が「いいよいいよ使って〜」とWINDOWSを貸してくれてとてもありがたかったのだが、機種の関係で私の外付けHDからデータがひっぱり出せない。

ヤバイ。

マジでワークショップ遊んでる場合じゃなかった…
いや、まぁでもすごい楽しかったんだ…

ひとまず、一刻も早くapple storeにいかねばとジャカルタ行きを覚悟（私の住んでるのはバンドゥン市で、ジャカルタ市は車で２・３時間かかる）。

「アップルストアーってどこにあるか知ってる？」

と友達に聞くと

「どこにでもあるよ」というので

「いや、どこにでもあるわけないよ。日本にも７店舗しかないし。公式のアップルストアーだよ？」

「公式？それならインドネシアには無いね」

「ジャカルタにも！？」

「ジャカルタにも。」

調べてみると、アップルストアーはアジアでは日本と中国にしか無いそうで、インドネシアにアップルストアーを作るということが今年決まったそう。（ホントにできるのか！？）

アップルサポートに入っているので、インドネシアという過酷な環境で壊れても安心だわ〜とか調子こいてた私を反省しました。そして絶望しました。

なぜならサポートがきかない場合、macの修理はめちゃめちゃ金がかかる。

それでもmacを使うのは、そのインターフェイスの使いやすさもそうですが、理由のひとつとして「金がかかるほどかわいい」みたいな”海外の高級車”的なことろもあると思う。

ともかく、修理に出さなくてはと思い、アップルストアーのパチモンみたいな「i BOX」というころに連れて行ってもらった。

見た目はすごくapple storeっぽい。

みてもらうと、ハードディスクがイカレて完全にデータがふっとんでるとのこと。バックアップをその２日前にとっていたからまだいいが、これを修理するために少なくとも一週間かけて故障箇所を調べ、その後場合によってはシンガポールに送って直すとのことだった。

その場合３週間はかかるときいて唖然。

不幸中の幸いだったのは、iBOXは直営店ではないだけでアップルの下請け（？）らしいので、ちゃんとサポートが適用されるのだ。

金の面でとりあえずほっとして帰ってきました。

入試に関しては、ポートフォリオがどうやったって間に合わないので、私が入ろうとしている学科の研究室の助手さん達（友達）が入試センターに連絡をとってくれ「面接までに出せ」というまさかの猶予を取り付けてくれ、なんとかなりました。

その他すべての提出書類に校正をいれてもらったり、そもそもTOEFLの点数足りてなかったりしたりして足りない書類を免除してもらったり、研究室のPCとプリンターを好きなように使わせてもらったり、先生用に用意されている昼飯をたまに食べたり、銀行振込をしてくれたり、書類の提出日にインドネシアに居ない私の代わりに助手が出してくれたりと、なにもかも、なにもかも！お世話になりました。

これから入ろうとしている研究室の助手さんたちに受かる前からこんなになにもかもしてもらって、なんかもう立場がよくわかりません。これはもう落ちるわけにはいかない。

ともかく、本当にすべての面で世話になってます。

本当にありがとうございます。

その後、約1週間でmacちゃんはきれいさっぱり初期化されて（泣）ちゃんと帰ってきました。

レシートを見ると、サポートがきいてない状態だと日本円にして５万円。

サポート入っててヨカッター！！

PCないときに限って、書きたい事が山ほどできたので

どかどかっとブログ更新します。