2014年9月26日金曜日
停電
最近、すごく停電が多いバンドン。
お店でブレーカーが落ちたり、街の中で停電が起きる事は少なくないのですが
最近ちょっと多い気がします。
お店でブレーカーが落ちる時は、すぐに復旧しますが
街全体で停電したり、学校単位で停電すると、2、3時間は復旧に時間がかかります。
先週くらいですかね、
日本人からのお客さんが色んな所から研究室にいらしたのですが
そういう時にインドネシア人が必ずするのが 掃除。
普段掃除を絶対にしないのですが、お客さんが来るとなると研究室総出で掃除します。
でも、掃除といっても、箒で履いたり、ぞうきんで拭いたりってことはしません。
彼らにとって、掃除というのは模様替えなのです。
なぜか、毎回、お客さんが来る度に部屋のレイアウトを変えたり、テーブルの天板を張り替えたりします。もちろん机を動かせば、今まで掃除をしなかった分のホコリが出てくる訳ですが、誰もそれを掃除しないので
皆が一生懸命レイアウトを変えている間をぬって、掃除するチャンス!と思い、私は箒で掃いて、ぞうきんがけをしました。
レイアウトも新しくなって、まあ別に使い心地が良くなったわけではないんですけど
そりゃあもうソファーから綿がでていることには変わりないですし。
それでもともかく一新したという感覚が私たちにはあったわけです。
そして、日本から企業の方がみえるということで、
3Dプリンターでかっこいいものを作っているところを見せようと見栄を張り、企業の方が見える時間に合わせていい感じに作業が進んでいるように3Dプリンターを動かしていたんですね。
こういう見栄のはり方は、まあどこの国も一緒でしょうね。
そんなわけで、
掃除して、
レイアウト変えて
コーヒーが置いてある汚いテーブルの天板を張り替えて
自転車の縮尺モデルを半分くらい印刷し始めて
色々準備万端。
用務員さんに至っては、この日に備えてなのか、髪の毛を切ってきていて清潔感あふれる姿に。
あと数時間で日本人くる!
って言うときになって、バスン!と停電。
この時は、学校単位で落ちたので
復旧がいつになるか分からない状態。
最近買ったばかりの最新型のMACと
タッチスクリーンディスプレイのWindowsには
3Dプリンターに送るためのかっこいいっぽいデータが写し出されていたのに。
コンセントから直接電源をとってるデスクトップなのでもちろん真っ黒。
3Dプリンターは、志半ばで停止。
呆然とするアシスタント。
こんなに頑張ったのに。
当初の予定は
「わ~すごいですね、この研究室では普段から3Dプリンターでこんなにかっこいいものを作ってるんですね!」
って言われる予定だったのに
「インドネシアという国には、まだ電気が通っていないのですか?」
と言われることに成りかねない有様に。
結局、日本の方がみえるまでに電気は復旧したのですが
再稼働させた3Dプリンターはまだ2mmほどの厚みしか出来上がっておらず
何を作ってるのか意味不明。
結局データを再送信させたパソコンは汚いノートパソコンからで
最新式のMACには、Facebookが映っていただけという結果に。
しかも悪い事には、日本の方の滞在時間が30分に満たなかった事。
せっかく髪を切った用務員さんも
意味ねーじゃん!
な顔。
そんな研究室の日常です。
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