そう。
この記事をこっちに戻って来てから真っ先に書かねばならないことは
私も重々承知していました。
でもね、書けなかったんです。
書けなかったという事は、入学できていなかったという事です。
去年、大学院を合格したにも関わらず
同時に取得したダルマシスワ奨学金が、大学院に使えないと分かり
大学院入学を延長して、単位取得コースではないプログラムで
ITB大学で聴講という形で一年間勉強していました。
そして、今年の9月、まさに今
入学予定ということになっていました。
そう、なっていました。
日本に戻った今年5月。
帰る前に、入学するにあたって
改めて試験を受ける必要があるかどうかなどを聞いてから帰国。
日本に帰って改めて
大学院入試がある時期に合わせて問い合わせメールを送るも返信なし。
7月に催促のメールをすると
8月、私がネシアに戻る約2週間前にこんな連絡。
「クロ、あなたが去年受けた試験結果はもう使えません。
改めて受験し直してください。来年の1月に試験があります。」
ええええええええええ
でも、もうビックリしない。
私の中には既に「ネシア人」としての私が出来上がってきているらしい。
こういう時は、メールで色んな人に問い合わせるよりも
現地に行った方が早い。
「そうですか。どうもありがとう。」
とだけ返信をして、現地入り。
事情を先生に話し、
すでに始まっていた大学院の授業と同時進行でなんとか入学する手続きを押し進めました。
色んな所を回りに回って
事情説明書を書き、
それを受け取った先生がまた事情説明書を上の人に書き
それを受け取った人が学校のヘッドに書いて、
ゴリ押ししてもらいました。
先生、いつもご迷惑をおかけして申し訳ありません。
1週間遅れで、大学に籍がないまま授業に参加。
足りていなかったTOEFLの試験を受けました。
TOEFLといっても、ITB大学が出しているTOEFLなので
通常のTOEFLとは問題も違ければ、スコアも異なります。
大学院入試には77点が最低必要なのですが、
去年の3月の私の結果は66点。
そして今年9月、再試験。
再試験することが決まってから、再試験するまで4日ほどしかなく
しかも予定ぎっしりということでまったく勉強できず、ぶっつけ本番へ。
結果は68点。
こ れ は ひ ど い
試験は思ったよりも出来た感覚があったのと
いくらなんでも1年いたらあがっているだろうと思ったのですが
私の言語スキルはインドネシア語のみに発揮されていた模様で
英語は全くの進歩がなかったことが発覚。
これは ひどい。 ひどすぎる。
そもそも、留学生というのは
ある一定条件を満たしてから来ている
優秀である程度お金持ちの人が留学するものです。
おバカでお金も無い私が本来するものではないのです。
私はいつも、背丈に合わない事をしたがるようで
それのせいで、皆々様にご迷惑ばかりおかけします。ごめんなさい。
2点しか上がらなかったというものすっごい気まずさを抱えながら
事務の怖いおばちゃんに
「すいません点数足りませんでした……」
と報告しに行くと、
予想していたあきれ顔ではなく、マジで大丈夫かこいつという心配顔をされ
そして上の方に電話してくれました。
もちろん受話器の先の電話の声は聞こえないんだど
結論からいうと、
入学できました。
その後はどんどん正規の手続きを済ませ
学生証を発行してもらい、学籍番号が与えられて
無事に大学院生となりました。(無事か?)
きっと受話器の向こうでは
「もう面倒だからあのバカな日本人をとっとと入学させよう」
という会話がされていたに違いない。
入学できたはいいですが
ぶっちゃけ、バカな日本人は授業で教授が話している事がほとんど理解できていません。
ITB大学の、私の居るデザイン・美術学科にはインターナショナルクラスが無いので
授業は全てインドネシア語。
学生も私以外全員インドネシア人です。
とはいえ、アジアの大学院というのは普通そうなのかもしれませんが
パワポが英語で書かれていたりして、現地語だけが使われるわけではないのです。
ネシア語も英語もよくわかっていないこの駄目な学生は
それでも、土日使って宿題したりしながら
なんとか学生生活を送っています。
英語があまりに出来ないので入学できるかが心配の種だったのですが、
入学したらしたで、進級・卒業できるかが不安です。
2年で卒業できるのかしら。
とにかく、入学できました!
ありがとうございます。
どの授業も基本的にパワポで作ってあるので、 喋りだけで授業をする先生が居ないのが今の私にとってはありがたい。 普通にノートをとるのが間に合わないので、こうして写真にとって記録しています。 |
この時はインドネシアの乗り物と人の関係性について。 ネシアでは、電車の上に乗ってただ乗りをする人が沢山いたり、 安全な乗り物の使い方がされていないのですが、 そんな時に隣に座っている新しい友達、 ユダが見せて来たこの写真 ↓ |
一瞬なんなのかが把握できないこの迫力。 自転車でレンガを運ぶおじさん。 これを見た瞬間、 キジンとユダと3人で声を押し殺して死ぬ程笑いました。 |
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