寝泊まりさせてもらったムムス氏のお家は
現在 パパとママと末っ子の子供の3人で暮らしています。
私が行った時にはおばあちゃんも居ましたが、ジャカルタにいる4人目の息子のところへ移動していきました。
ジョグジャのライの家でもそうでしたが
お年寄りは基本的に子供たちの家々を点々と移動します。
年寄りと暮らすということは決して楽なことばかりではないはずなので
子供たち全員で世話をする。という感覚なのでしょう。
私がタシクについてすぐに
村中から親戚が遊びに来たので
ちょっと家系を把握しよう。と思い、すぐに家系図作りに取りかかりましたが
”あれはあの人の奥さんで、ここにいる子供のお母さんはこれじゃなくて昨日居た人で
あの人は第2婦人で、あの人は妹の旦那の兄弟で、あの息子は腹違いで……”
と、小さな村にありがちな
「全員家族」
というあまりの複雑ゆえのおおらかな家族のくくりに圧倒され断念しました。
全部作ってみればよかったとあとで後悔。
Kelarga Pak Mumus | ムムスさんの家族 左下の "Ibu tili(未亡人)" のメモがシュール (正しくは tili ではなく tiri で、未亡人限定ではなく 継母 の意が正しいそう) |
ムムスさん(パパ)
竹の職人さん。
1人目の奥さんであるエチンさんは早くに亡くして
今のママと結婚し、5人のお子さん(全員男)が居ます。
Bu Eha
エハさん(ママ)
ムムス氏の二人目の奥様。とても美人です。
今のところ5人の息子も2人の孫も全員男なので娘が欲しいというのが本音。
現在5息子の奥さんが2人妊娠中のため、「せめて孫だけでも女を!」との願い。
Surya
スーリャ(息子・五男)
5人いる息子たちの末っ子。イケメン。
齢19歳という若さ。高校を卒業したばかりで求職中です。
全員男で、みんなお母さん似でイケメン揃いです。
インドネシア全体でそうだと思うのですが
人が泊まりにくると息子の部屋を客室として与えられるため
私は今回スーリャ君のお部屋に泊まらせてもらいました。
日本人からすると子供部屋に泊まらせるというのはちょっと考えづらいことですよね。
もし私だったら見られたくないものがあまりにも多すぎてとても困る……
魅惑のティーンズ部屋 |
パパとママとおしゃべりしたり
私が製作しているのをタバコを吸いながら見ていたりしました。
ティーンズがタバコを平気で両親の前で吸っているというのがいかにもインドネシアです。
夜になるとお出かけして真夜中に帰宅するというティーンズらしい生活っぷりでしたが
とても気さくな子で助けられました。
Pak Yana(左)
ヤナさん(息子・長男)
こちらはムムスさんの子供である長男のヤナさん。と、右は奥さん。
彼も竹職人としていつもムサビとのワークショップで助けてくれている職人さんの1人です。
あまり似てないのでもしかすると1人目の奥さんとの子供なのかも。
おでこにある仏陀のようなほくろがチャーミングでもの静かな人です。
私に会いに家に来てくれたのですが、バイクが故障して帰れないので
ムムス家で一緒に寝泊まりしました。
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