ムムスさんの自宅はタシクマラヤのSitu Beetという場所にあって
タシクの中心街からはかなり離れた田舎にあります。
自宅にはたくさんの果物がなっていて
おなかが減ると、ちょうど今が時期のランブータンを取って食べて……と
食べ物は勝手に生えてくるわけで
一年中何かしらの果物にありつけるわけです。
そんな楽園で育ったら
危機感 なんていうものは育たないだろうなぁ
と思わされます。
私が着いたのが朝の8時半で
着いてすぐに親戚やら友達が沢山遊びに来ました。そしてパパはサルのように木によじ上りランブータンをたくさん収穫。
ランブータンは毛が生えているので地面にどんどん落としても
クッションのように衝撃を吸収するので中身はあまり傷む事なく食べれます。
私はランブータンがあまり好きではなかったので
今までに5個食べたか食べてないかというくらいでしたがタシクに居た4日間、ランブータンを阿呆ほど食べたので今では好きになりました。
なぜ今まで好きではなかったかというと
味は酸味がなく甘みが強いライチのような感じなのですが
種から実を剥がす時に種の皮(木の薄皮みたいにバリバリしてる)がくっついてきて
それが嫌だったんですよね。
これが繊維質な実と完全にくっついていて取り除くのはとても大変なので 皮ごと食べるのです。 |
誰か近所の人がさりげなくJeruk Baliというバリのミカン(といってもグレープフルーツの三倍くらいある大きさ)を持ってきて、それを皆でもりもり食べました。
そしてもりもり食べている間にお父さんがバリミカンの分厚い皮を使って
子供のおもちゃを作るという。ああ、嗚呼!なんと危機感の欠片もない生活なんだろう!
としみじみと感じました。
食料を工夫して保存しないと冬が越せない雪国では
こうはいきません。
あとで散歩してて分かる事ですが、バリミカンは生け簀の近くに生えていて
近所の人だか誰だか分かりませんが
竹を使って(先端は枝を挟めるように切り込みが入ってる)
生け簀にボンボン落として取っていました。
生け簀に落ちたミカンがプカプカ浮いています |
落としたランブータンはジャカルタから来た親戚へのお土産に
枝を付けたままママによってランブータンおみやになりました。タシクにいた4日間、毎日ランブータンを採り続けていましたが
それでもまだ沢山なっていました。
「ランブータンはいつまで旬なの?」
と聞くと
「食べ切るまでが旬さ」
と、なんともインドネシア人らしい答えが帰ってきました。
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