2015年3月24日火曜日

|トイレの魚


もうね、1年半も住んでいれば色々な生活を見てきました。
貧困層から日本じゃなかなか無い大富豪のお家まで。
引っ越し2回、合計3カ所住んでみて、最初の頃には知らなかった庶民的な生活空間というのも知るようになりました。

だから、生活空間内で驚くことってもうあんまりないんですけど。

でも、あったんですよ。タシクで。


ネシアの「トイレ」は「お風呂場」であり食器を洗ったりする「台所」でもある、いわゆる「水場」なのですが
初めて使う田舎らしい水場でした。

このコケ感。

外と隔てるものがないので
バンドンの湿った水場よりは清潔感あります。

用を足して、水桶から水を汲んで水を流そうと思った時にぎょっとしました
水場から出て

私「おかーさーん!トイレに魚がいるよ!
母「うん、小さいのでしょ」
私「えっ、いいの?」
母「うん、いいの」

えっ、いいの!?

水溜め場が必ずあります。

そこに小さ魚発見


お母さんのあまりにも「だからなんなの」という感じのあっけらかんとしていたので
私は少し考えました。

田舎なので生活用水を川などから直接引っ張ってきていて
それに小さい魚が紛れ込んでしまった

うん、これに違いない。
そしてネシア人はそういう細かいことは気にしてないので気が向いたら川に返しにいくのだ。
という結論を出してみて、もう一度お母さんにちゃんと聞き直してみたところ
ボウフラを食べさせるために「飼っている」のだそう。
餌まであげているのかどうかは聞き忘れましたが
たぶん微生物とかコケ類で行きて行けるのではないかと。

マンディ(水浴び)している間、シャンプーなどで目をつぶりながらお水を掬う時なんかは
魚ごと掬ってそのまま下水道に流しちゃいやしないかとひやひやしましたが
魚は人が水場にくるとちゃんと端っこに移動して、危機を回避していました。

水桶に石けんを落として閉まった時なんかは
石けん水が混ざって魚が死んじゃったらどうしよう と
またこれもひやひやしたのですが、大丈夫でした。


そして朝起きて水場に用を足しにいったら
普通に猫が寝ていて
なんて平和な場所なんだ。とぼーっと猫を見ていました。


すやすや

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