2014年3月16日日曜日

5年目のタケプロ


毎年の出来事ですが
今年で5年目になるムサビとITBの竹のワークショップが終わりました。


毎年のことだけど
日本の子達が去った後に
1人この地に残って
ネシアの子たちが寂しがっているのを見るのは
正直とても辛いのです。


最終日に近づく度に
ITBの学生達がソワソワし出して
そして自分たちで気がついていない。

買ってきたプレゼントを私に広げて見せて

「これはあの子に、これはあの子に、
これはあの子にあげるんだ。
喜んでくれると思うクロ?」

って聞いて来るネシアの子たちに
私は何も言わずにニッコリすることしか出来ない。
その皆の焦燥感みたいなものが、
なんだか私には酷く痛々しく、若過ぎて
そしてすごく切なくて物悲しい。

5年前に私がワークショップのメンバーとして参加していた時に味わった
お別れの悲しさとは、
全然違うもので。
去年初めて味わった
インドネシア人としてでもなく
短い期間で来て帰る日本人でもなく
日本人としてネシアに残る
この気持ちっていうのは、今年も変わりませんでした。


お別れパーティも
毎年同じような内容で
それは私からすれば
これから何が起きるのか分かっている学芸会のようなもので
でも毎年シナリオ通りに
私はなんだか泣けて来てしまうのです。
ワークショップ中にずっと相談を聞いていたのに
好きになった日本人に
最終日になっても上手く話しかけられないでいる
ネシアの子たちを遠目で見ていると
ちょっと綺麗過ぎて見ていられなくなる。


夏の打ち上げ花火みたいに
ドーーンとキラキラ輝いて打ち上がって
一瞬で終わってしまうこのワークショップは
いつも、
あまりにも悲しい。


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