2013年9月12日木曜日

コーラン



友達が送ってくれた
コーラン上・中・下。
ちまちま日本でも読んでいても未だに上の半分程しか読めていないのだが
だんだんコーランの意味が分かって来たように思う。

日本に帰った時に友達に「今、コーラン読んでんだ~」っていうと
意外に「コーランってなに?」
って言われる。
コーランとはイスラム教のバイブル、聖書のことですよっ。
雑に言うと、アッラーから啓示を受けたムハンマドの言葉を、書記がまとめたものです。


コーランをちょっと読んでみて、最近ものすっごく思う事。
「なんでムハンマドはコーランに"ゴミをポイ捨てするな"って書かなかったわけ?(怒」
これにつきる。

読んでる間は基本私はムカついている。笑
イスラム教ってすげぇ自分本位じゃね!?
とイライラする。
断食した日数分の人数だけ死後に処女とセックスが出来てその処女膜は常に回復をするのでいつまで経っても処女
とか。

…チッ、中2病の方が全然かわいいわ

本ではなくて、先にイスラム教徒の「人となり」を知っていてよかったと思う。
そうでなければイスラム教徒と関わりたくなかったとおもう。
バカかと。(すいません

まぁ表面的な所しか私にはまだ読み解けてないっていうのはあるに違いないけれど。

それでも読んで行くと、
なんというか、ものすごく当たり前の事が沢山書いてある。
年寄りは敬え、親は大切にしろ、貧しい人には分け与えろ、なんてこと。
そういうものっていうのは
私は「親や学校や地域での教育」の範囲に入ると思っていたのだが
この国ではそれが宗教であるだけで。

イスラム教徒っていうのはコーランに書いてない事は
全然やらない。
なぜムハンマドは
「レジに並ぶ時は順番を守れ」とか「時間は守れ」とか「女子に体重を聞くな」
って書いてくれなかったんだ。

どんなに人柄が良い人でも、ゴミのポイ捨ては当たり前、順番を待つなんていう概念がない。
そいうのは私たちにとっては「モラル」とかの範囲に入ると思うのだけど
彼らにとってのモラルっていうのは、作り上げるものではなくて与えられるものなんだと思う。

でも、
コーランの書いてある言葉の
本当の意味というか
意味の読み取りっていうものが
結局のところ高等教育がなされている人にしか理解できてないんじゃないかと思う。

なぜ、ゴミをポイ捨てしはいけないのか。
→それは町が汚れるから。
→汚れる事によって私たちの衛生面に影響がでるから
→それによって病気になったり、環境問題に影響がでるから
っていう、「方程式」を全っく理解できてない。

私の大好きなコメディアン、ラーメンズの「不透明な会話」のコントで
赤信号は赤だから止まるんじゃない、危ないから止まるんだ。
青信号は青だから進むんじゃない、青でも危ないなら進んじゃダメなの。
ルールを守るという事は、その言葉の表面にだけ従うという意味ではない。
大事な事はそのルールが持ってる本当の意味を理解するってことなんですよッッ!

http://www.youtube.com/watch?v=EKT5wAkenEA

っていう台詞がある。

まさに、これだと思う。
そもそも、インドネシアには社会的ルールが無いと思う。
なぜならそれはコーランに置き換えられているから。

日本ではそういう人は稀だが、いる。
前に長期で集団行動しなければならないときがあって
必ず毎日質問してくる子がいた。
その子の質問が毎回質問の問題の「根源」が一緒で、うんざりした。
「あなたの質問さ、初日にいった"プライオリティ"を考えれば全部自動的に回答得られるよね!?」
って後半の方、毎日言ってた。

そういうこと。
本当の意味、問題の根源が理解できてない。
病気に対する知識があっても、他の人に与える影響が理解できないから
インフルエンザにかかっても普通に学校にくる。(これ本当にあった話)

インドネシアではまだ教育がしっかりしてないので
充分な教育を得られてない人たちがたくさんいる。
それでも、そういう人たちが最低限なんとか教育と呼べるものまで、
人が他の人と共存するための要素を得ることができるのが
コーランなんじゃないかと
今のところ思っている。



ところで、この前ちょっと友達関係に悩んでいた時に
夢で

「"許可"をしなさい。
許可をするということが受け入れること。
許可されるということが受け入れられる事です。」

とビジュアルも無い何者かに言われ、
なんかうちもアッラーから啓示受けちゃったかも…と起きてからハッとしたという。
アッラーが日本語喋れるのか知らないけど。

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ご無沙汰しております、Kuroです。 アーカイブとしてしか機能していないこのサイトですが、 それでもある程度の方が見てくださっているようで有難い限りです。 インドネシア在住時の2年半の間は、ほぼ毎日更新しておりましたが 日本での暮らしに忙殺されて、 書こう書こうと...