2014年4月9日水曜日

ウインナーソーセージ事件



ウインナーソーセージって、なんか高級な感じがするのは私だけしょうか。
日本に居た時から、ウインナーを買うのは
精肉を買うよりもなんか躊躇ってしまう。
好きなんだけど、なんか高級なイメージがどうしてもあって
5年間していた一人暮らしの時は自分で買った事が1回か2回くらいしかない。

いや、好きなんだけど。


この前いつもいく輸入スーパーに行ったらソーセージが売っていて
なんとなーーーく買った。

12本入りのやつ。

そのソーセージでシチューを作ろうと思って
ひとまず買ってすぐに味見程度に夕飯に3本焼いて食べて
残りの9本を
コサンの住人全員(約30人)で使ってる超小さい冷蔵庫にしまった。

で、次の日。

朝、冷蔵庫で冷やしているお水を飲もうと思って
蔵庫を開けると
あれ……?
うち、ウインナーの入った袋、こんな雑に閉じたかな。

あれ!?
ウインナーが3本しかない!!!!

しかも買った玉葱もない!!!!!!!!!

えーーーーーー!!!!



そう、誰かにウインナーと玉葱を盗まれた。

そんなこと今まで一度もなかったので
最初はびっくりしたんだけど
だんだんムカついて来て
次の日にはすっげぇムカついて来て
超ムカついている。


いや、金額の問題じゃない。
たぶん、"食べ物の恨み"っていうのはこういうことなんだ。
もっといえば、何故か「高級」のイメージがあるウインナーだったからさらに悪い。

そして気付くと、洗った後に食器を立てかける棚に乾かしておいた
お気に入りのスプーンまで無い。


でもウインナーが一番腹が立つ。


とりあえず残りの食材を紙袋にいれて名前を書いて冷蔵庫にしまった。
これだけ盗まれてまだ冷蔵庫に入れなきゃいれないのは嫌だけど
牛乳とか冷やさなきゃいけないので仕方ない。


そしてまた数日後に同じスーパーに行った。
そして私は考えて
もう一度ウインナーを買った。


リスクをおいながら
何故ウインナーを買ったかというと
私にはある作戦があったからなのです。


一回目に買ったのは、鶏肉のウインナー。


そして今回

豚 肉

のウインナーを買ったのです。



そうです。

私の作戦とは

「イスラム教徒は豚肉がタブー」作戦。



いやあね、
もっといえば
「盗難」もタブーなんですけど。


フライパンとかそういうものを勝手に使われたりするのは全然いいけど
消耗品を使われたりだとか
当たり前だけど盗まれるのは嫌だ。


前のコサンでは
管理人さんが服を洗濯してくれてアイロンがけしてくれて
共有スペースに置かれる。

その、洗濯し終わった服を各々取りに行くのだけど
最後まで私の服が5枚ほど見つからなかった。
ずっと誰かが間違えて持って行ったのかなと思って
(私もたまに間違えて戻しにいったりする)
しばらく戻って来るのを待ってたけど
それが帰ってくる事は無かった。



コーランには
「商売には正しい"量り"を使いなさい」
って書いてあって、
これはつまり、「嘘をつくな」って意味のはずなのに
正しく重さは計るけど、お釣りや単価は簡単にごまかしてぼったくろうとする
コーランの本質を分かってないコスイやつばっかり。残念だけど。

というか、コーランを読んだ事あるネシア人何%いるんだろう。

ぶっちゃけ「宗教」っていうのは都合の悪いもの(戒律とか)っていうのは浸透しないもんだと私は思ってしまう。





と、まあ
宗教に話が飛ぶまでムカつく訳ですから
食べ物の恨みって怖いもんです。


服、リュックのレインカバー、スプーンと色々盗まれたけど
ウインナーが一番ムカついた。

そんなわけで
パッケージに大きく「KURO」と名前を書いて
冷蔵庫に突っ込んだ。



今のところ食われてない。(グッ

0 件のコメント:

プライバシーポリシー