2013年10月15日火曜日

犠牲祭


※ 今回は犠牲祭の写真は無いのでご安心ください。



そう、長期休暇最後の日、イドゥル・アドハ / Idul adha。
どうしても見たかったんですよね。


イドゥル・アドハとはなんなのか。
簡単に言うと、お金持ちが牛やヤギを買って、普段肉が食べれない貧しい人たちに施す日です。
大人の事情で重複内容の記事が書けませんが、詳しく知りたい方は「まくびー」さんの方で書かせてもらった「犠牲祭」の方で読んで下されば幸いです。

そんなわけで、
イドゥル・アドハ。
別に1人で見に行ってもよかったのですが、イドゥル・アドハはモスクで行われるので(全てではありませんが)、非・ムスリムの私は躊躇する。
皆に「イスラム教徒じゃなくても大丈夫だよ」と言ってもらっても不安なもんは不安です。

何人か誘ってみたけれど、
子供のときに犠牲祭を見たショックで現在までお肉が食べれなくなっちゃった子とか、
キリスト教徒なので参加する必要もないしあえて見たくも無いっていう子とか、
見たくないんだけどホストファミリーに強制的に連れてかれちゃうから一緒に行けないとか、
なかなか前日まで行く人が見つからず……。


もう1人で行くかなと思っていたところ、前日になって
「あ、そうだ。この子なら絶対一緒に行ってくれるな」
と思い、ジワに連絡。すると
「クロ、明日はお前のKATANA(刀)をもってこい。明日は血が流れるぜ~~!ウヒヒィ!」
と返事が返って来たので
「なんなの、あんたバカなの?」
と返したが、とにかく一緒に行ってくれることに。


前日の14日、夜7時頃から、いつもなら10分程度のアザーンが鳴り止まず、朝の2時か3時くらいまで何時間もずーーーーっとやかましかったのですが、後で聞くと、それはアザーンではなく、クルアーンを最初から最後まで朗読していたそうです。
インドネシアでは Mengaji( “クルアーンを読む” の意)というそうで5時間も6時間もかかるらしい。今回のイドゥル・アドハを含め、イスラムイベントの日は前日からクルアーンを流すのだそうです。




というわけで、15日、犠牲祭。


2013年10月15日(火)
朝の6時~7時まではムスリムにとってお祈りの時間。その後に犠牲祭が始まります。
朝6時半にジワから「起きろ〜!」と連絡がきて目が覚めました。

さっさと着替えて外に出て、いつものように乗り合いバスのアンコットに乗ろうとするも道路が空っぽ。いつもならば早朝から凄まじい交通量の車なだけに異様な雰囲気。


見ると、道が封鎖されている。ロープの向こうには、たくさんのムスリムが道路に。
みんなでムアッジンのお説教を聞いている。




私はパッと写真を撮っては、隠れるようにしていたのですが私はめっちゃくちゃ目立っていました。ありがたいお話を皆で聞いているのですが、色んな人がちらっちらこっちを見て来る。

「こ、このロープって超えていいのかな?」
「ムスリム以外入っちゃ行けなかったりする結界的なものだったらどうしよう?」と大変悩みましたが、ここを通らないと相当な遠回りを強いられるので思いきって入ってみる。
入ってみると、ロープの外からはよく見えなかったけれど、男性の群れの後ろに女性がずらっといるのが見えた。
やっとその群れに参加をしていない人を見つけ、「こ、これ渡ってもいいんですか?」と聞いた上で女の人の前を通過。



内心ドッキドキでした。1000人以上は居たのかな。

とにかくアンコットが動いていないので歩いて学校まで。
車もなくこの通りすっからかんで、空気もとても澄んでいて散歩には最高でした。非・ムスリムであろう人たちがここぞとばかりにポタリングを楽しんでいる様子も見れました。

いつもと景色が違うー!

大学についてみると、大学もこの通り。
大学の目の前にも大きなモスクがあるのですが、モスクに入りきらないものすごい数の人々が学校に集まっていました。


7時20分頃、やっとお祈りが終わる。

ジワと落ち合って、ひとまず朝ご飯。
朝ご飯を食べた直後にと殺見て吐かないか不安になりましたが、貧血で倒れないかの方が心配だったので、とにかくご飯をしっかり食べました。

朝食を終えて、すぐ裏手にあるモスクまで移動。
そこには牛やヤギが、のほほんとそこにいました。


この子たちがこの後お肉になります。

ひとまず今回はこれで。
続くよ!

0 件のコメント:

プライバシーポリシー