2013年10月9日水曜日

略語


私は
言語にさほど興味がなかったので
全然詳しくないのだが
エラそうに言わせてもらうなら
俗に大人達がいう
"若者言葉は、わけがわからん。"
という言葉。
それは、若い人たちだけが理解できる新しい言語として
私は認めていいと思っている。


私が中学生くらいのときに、ギャル文字というのが流行った。

ぉレ£∋ぅ⊇〃±〃レヽма£(wikipediaより引用)

…読めますこれ?


おはようございます

らしいです。

ぉ レ£ ∋ ぅ ⊇〃 ±〃 レヽ ма £

お は  ヨ う   ご    ざ    い  ma す

ってことですね。
私の書き文字もよくギャル文字だと言われるのですが
ひとつの文字、たとえば「は」を「レ」と「£」で部位で区切って
あえて面倒くさい文字にしているのがギャル文字。

私の書き文字も、
文字と文字の間と、一つの字の部位間の隙間が同じなので
まるで一つの文字が二つに見えたり、二つの文字が一つに見えたりします。
正直、読み返したときに、
たまに自分でも読めないこと多いです。

若い人なら、頑張れば読めるんですが
年寄りだったら、まぁ絶対理解できないこの言葉。

あるコミュニティで発生して
そのコミュニティ内で特化して使われる言語なわけですね。
基本的にはルールを知らないと読む事ができない。


普通こういう文化は略字の方が多いと思うのですが
これは、逆に文字数増えてるがな。



インドネシアは、本当にめっちゃくちゃ略します。

例えば、メールなんかのやりとり。
今どこにいるの?はkamu di mana?なのですが
km dmn

dmn
まで略しちゃうことがほっとんど。

つまり母音を全部消しちゃうんですね。

terimakasih (ありがとう)は makasih(どうも〜)
からさらに
mksh
まで略せます。
突然メールで
mksh
って来たら、なんかの暗号が送られて来たかと思うよね。

というのも、インドネシアの文化は
短い会話を好む傾向があって
全然興味なくても、
どこいくの? とか どこいるの?っていう事を聞いてきます。
いわゆる、決まり文句っていうやつです。
絶対聞くのが分かっているからこそ
母音を略しても理解できるというわけ。

私はあんまりこの略し方が好きじゃないんですよね。
日本のギャル文字みたいな、愛を感じないんですよ。
ギャル文字は、馬鹿みたいだけど
私は愛をすごく感じるんですよね。

そこまで手間かけて、使いたいのか!と。
感動すらします。本当に。

ただの略語になっちゃうと
事務的に話されている気がして。
単にカロリー消費を控えたいだけな気がしてならない。
ネシアでは目上の人にメッセージするときでも、略語は結構使われます。
プルサ(いわゆる携帯電話のプリペイド)のコストをおさえるための一手段なのかもしれないけども。

すっげー昔に
「チョベリバ」
が流行った時がありましたよね…
もう死語だけど。
超ベリーバッド。
という
超もベリーも同じ意味だよ。とツッコンでやりたくなる変な言葉です。

もっと古いと、「モボ」とか「モガ」とかもありましたよね。
モダンボーイ。モダンガール。
なんなんだそれは!!!!!笑
日本人の、こういう言葉の遊び方、
私はすごく好きです。


略称じゃないけども
「ガラパゴスケータイ(フィーチャーフォン)」で知られる、ビジネス用語の「ガラパゴス化」という言葉。
日本が発祥らしいのですが、ホント言い得て妙。
こういう、言葉を組み合わせて考えるのって日本人得意なんだと思うな。
特に外国語に対して顕著に現れるんだろうか。
チョベリバ も モボ も ガラパゴス も 英語。

造語はアメリカ人の方が得意だと思うけど。



願わくば、私が20年、年をとった時に
「ったく、最近の若者は変な言葉使いやがって…」
と言いたいものです。

それは日本の若者に、若者達のための新しい言語が存在しているということだから。


最近、本当に
日本語の「あそび」の幅広さに気付いてすごく感心する。


インドネシア語は、地域ごとの言語(文字も違う)が魅力的な国だと思うのですが
何百とあるらしくて、スンダ語以外全く把握できていないので
この話はまたいつか。

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